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[755] Pianohaus 2008/09/19 19:24

この間からパソコンの調子が悪くて今日は再インストールをしました。
久しぶりにこの掲示板を見るといつの間にか長文の書き込みがたくさんで、鍵盤の重さの話と私の掲示板のことも書いてあったので出てきました。
窓の梅さん始めまして、というかWさんでしょうか?
カワイのGPは鍵盤鉛調整の前に是非やらなくてはいけないのがダンパーレバーの鉛調整です。
カワイは鍵盤の鉛だけでなくダンパーレバーの鉛も多いので、ペダルを使った時と使わないときのタッチの差が気になりますし、鍵盤鉛だけをちょうどよく調整してもダンパーレバーの鉛の量が多いのでまだ重いような気がします。

[756] 窓の梅 2008/09/20 01:15

はじめまして。pianohausuさん 最初にW氏ではありません。

以前pianohausさんがRX-3のダンパーウェイトの調整を書いておられました。SKが出るまでカワイは何をやっていたのか?ということです。残念ながら、ボストンはかなり管理が悪く、中国製essexの方がウェイト管理が良いのにはちょっと愕然としています。

YAMAHAもネットをみると、ウェイト管理が悪いC3,C5が出回っているとのこと。鍵盤の木材の質が低下し、コンピューター管理の切り出しと錘位置管理では木材のムラというかバラ付きを収められていないようです。

最近のピアノは、ハンマーや響板、弦で差別化していますが、それ以前にウェイトの管理をきちんとして欲しいものだと思っています。

先日レイモンドなんとか氏がデザインした古いG2Bをみたら、ジャックのレギュレーティングボタンが木製レールにきれいに並んでいた。しかしウチのC1はアルミと木ネジの相性のせいか、歯並びが悪く、興ざめです。個人的にはまだスタインウェイやベーゼンに未練があるので一度は入手したいが、死ぬ前にはG2Bが欲しいなと思いました。

そのG2Bが修理されている工房にシュタイングレーバーの新品グランド2台、アップライト2台ありましたので弾かせてもらいました。アップライトの1台は連打性能を上げたアクション(SMF??)で、たしかにトリルは早い。

グランドはライブな部屋のせいもあるでしょうが、非常に音が大きいのにびっくりしました。こうも違うのか。ただし値段もスタインウェイに近いものでしたので、玄人受けかな、と思いました。新品シュタイングレーバーが並んでいるのは全国でここだけだとのこと。

pianohausさんのホームページはいつも覗いていますが、欲しいのは通し彫りの譜面台ですね。あれが黒の塗装でお手軽な値段だったらぜひ欲しいのですが、いくらくらいするんでしょうか、興味があります。

よろしければ、ぜひ全国の迷えるボストンユーザーのウェイトをpianohausさんに救っていただきたいと思っています。今後中国製の品質が向上すると、ボストンは消える運命なのかも知れない。。

[757] なぎママ 2008/09/20 08:12

>とくにボストンはプレミアムのカネをとっておきながらこんなにひどいのか、犯罪的だと思いませんか?

ほんと今回はそう思いました。
そもそもボストンを買ったのは、楽器店との付き合いで他で購入するわけにいかず、カワイでしか買えない状況でして、質の悪いGやRXを見てましたし、音も好きではなかったので、出たてのボストンにしたわけです。これはカワイに比べて音の立ち上がりもよくて音色も良くてこれならと思い買ったのですが。

最初の調律で、「スタインウェイと同じく良い状態で入ってるので、そんなに調整がいらないんです」といって調律の方が1時間程で調律を終えて帰っていき、その後私が弾いたら鍵盤は戻ってこないし、低音は異常にビーンと鳴り続けてるし・・・

私はいい加減な調律にも憤りを感じました。

その方にボストンの不満を言い続けていたのですが、そこまで言ってるのは私だけって言われました。他のユーザーの方は気に入って使っておられますよとの事でしたが・・・

ほんと?うちが悪い楽器に当たってしまったのかしら?やっぱり私の腕が悪いのかしら?と悩み続けてましたよ。

前に書き込んだのですが、低音が異常に伸びること・・
スパッと音を切りたくても、低音のある部分から音が伸びたまま。。。

カワイでない調律の方に一時来てもらって、治してもらったのですが、これ以上は構造上仕方がないですねと言われました。
左側に窓もあったため、それも影響してるかもという話でしたので、新築にした時に窓を外して、吸音材までつけましたが。耳に聞こえてくる残響が少しとれただけで、やっぱり伸びてます。

まあボストンのために色々やったのですが、原因をキチンと見つけられなかったのが悔しいです。

[758] piasky 2008/09/20 12:04

窓の梅さん。

うーん、、沢山の中からうまくコメントできるかどうか…。

まず、私の周りは本当にボストンの評判は良いです。

鍵盤重量について。鍵盤重量には当然、「摩擦力」も加わります。
http://www.piano-tokyo.jp/gp_action.html
↑この図で言うと、31、23、27、5、その他各フレンジ数箇所、など多数あります。

摩擦力による鍵盤重量のバラツキは、時間とともにどんどん変化いたします。

湿度による変化もそうですし、よく使う音域、使わない音域によって、どんどんばらついてきます。

有名ホールで十分にメンテしているピアノでさえ、ばらついておりますので、
年に1、2回の調律しかしない一般ユーザーのピアノはもっとです。

で、新品のピアノ(工場出荷前の出来ててのほやほや)は
この「摩擦力」の部分は、ほぼ揃っていますので、
この状態で鍵盤に埋め込む鉛の位置を特定します。

技量のある技術者はこの摩擦力のバラツキを短い時間で揃えたり、(鉛の位置変更ではなく「摩擦力」です)
また、演奏者にとって「バラツキが気にならないような調整」を施します。(ここが技量の差です。)

演奏家がピアニシモを出そうとしたときに、
50グラム(平均的な鍵盤重量)のタッチでピアニシモを弾くわけではないのです。
おおよそ150グラムくらいと言われています。早いパッセージでは200グラムを超えるでしょう。

実際に秤(料理用の計量秤で構いません)を鍵盤だと思ってピアニシモを弾いてみるとよいと思います。

ピアニシモを出そうとして、50グラムのタッチを使うから「音抜け」が起こるのです。

つづく…

[759] piasky 2008/09/20 12:04


…つづき

技量のある技術者は、
150グラムくらいのタッチで弾いたときに、
ピアニシモが出るような調整をするわけです。
(しかも、全鍵に渡って同じ音量でバランスよく。)

そのような調整をしたとき、
たとえレットオフが基準の倍あったとしても、「音抜け」は起きません。

鍵盤重量が同じ50グラムでも、
しっとりとした感じ、ぎくしゃくした感じ、
まっすぐ指を落としたときの感じ、斜めに指を落としたときの感じ、すべてを想定して調整します。

弾き手がピアニシモを出そうとしたときに、意図したピアニシモが出るように。

工場でのウェイトについての精度はどのメーカーも大体似たようなものだと思います。

実際に工場で個々のメーカーはどのくらいの精度で作業しているか?を見たわけではないので、想像です。
これは窓の梅さんもそうだと思います。
ボストンのウェイト調整の作業を実際に見たわけではないですよね?

メーカーによって違うのは、
アクションで使う材料の質とシーズニング期間だと思います。
例えば、
1年くらいアクションを寝かせて、その後にトルク(摩擦力)&鍵盤重量調整をするのと
1ヶ月でそれをするのとしないのでは大きく異なるでしょうね。

でも、総合的にみてヤマハは安定していると思いますよ。
経験の少ない技術者・怠慢技術者がメンテナンスしても、
クレームにならない安定したメーカーだと思います。
(ユーザーが初心者のうちは・・・ですけど。)

結論を申しますと、
「鍵盤の深さ、重さ、レットオフを含めた整調が完璧であっても、
弾きにくいピアノは沢山あります。」
そして、
「そして、それらが多少ばらついたままでも、弾きやすく調整することは可能です。」

トリルや早いパッセージを弾く時の感覚は違いますが、
鍵盤重量が60グラムを超えるピアノでもまったく問題なく調整できます。
(低音域などは大き目のハンマーで70グラムくらいあると、
それはそれで、ずっしりした良いピアニシモが出ます。)

ピアニシモが上手く出ないから、
弱いタッチで弾こうとする。だから音が抜けるし、揃わなくなるのです。

ボストンが悪いわけではありません。
いつものピアニシモのタッチで、ピアニシモがでるような調整をできる技術者を探すべきです。

[760] 窓の梅 2008/09/20 15:59

pianohausさんのおっしゃることは良く分かります。

鍵盤の深さ、重さ、レットオフを含めた整調が完璧であっても、
弾きにくいピアノは沢山あります。」

は事実だと思いますが、

他の条件が同じあれば、鍵盤の深さ、重さ、レットオフを含めた整調が
良い方がピアノの方が弾きやすい可能性が高い、そういうところがキチンとしているピアノ/調律は他も(出来うる範囲で)キチンとしている可能性が高いことは99%間違いが無いですね。

要するに、一事が万事的なことがあるからですね。pianohausさんが予備知識無しにもってこられたピアノであれば、まず鍵盤高さがそろっているか、あがきが揃っているか、アクションがおかしく無いか、ハンマーの形はどうか、ダンパーは止まるか(重くないか ;P)から見ると思うのですよ。ちょっとみ、そのあたりが揃ってなければ中身もそれなりであろう、と。

私の周りでボストンが良くない評判とは、

”スタインウェイが設計していると聞いていたので、並のC3やRXよりずいぶんいいと期待したが、値段ほど良くない。値段からすればSXか、あるいはRXの企画ものの方がマシではないか”

というものです。具体的にはカワイ直営店でボストン、RX、ディアパソン、skを引き比べてたら、多くの客がskを買ってしまう、次にRXの企画もの(チレザとか)を買ってしまう、ということです。

それにpianohausさんが思われる以上にカワイの直営店の技術が落ちているんじゃないでしょうか。たとえば、

なぎママさんが

>前に書き込んだのですが、低音が異常に伸びること・・
>スパッと音を切りたくても、低音のある部分から音が伸びたまま。。。カワイでない調律の方に一時来てもらって、治してもらったのですが、これ以上は構造上仕方がないですねと言われました。

要するに、技術の問題がひとつ。

それと、業界のしきたり、というかカワイの客が製品にクレームがあり見てくれと言われても、YAMAHAの調律師はカワイの新品ピアノには手をつけたくない、という業界、調律師のメンタリティーなど、製品保証の問題など、さまざまあります。やはり、カワイが売ったなら、ある程度は面倒をみるべきじゃないでしょうかね。

なぎママさんの話を聞けば、ダンパーのなじみが悪いか、
輸送中に弦に対する角度が変わったか、ダンパーロッドが
曲がったか、ロッドの固定ねじが緩かったか?フェルトが渋くダンパーが落ちていないのか、はたまた湿度のせいか、ダンパーウェイト
が足らないか、はたまたダンパーフェルトの形や加工が悪いのか、
そもそもそういう設計なのか、です。

しかし少なくとも、近代のピアノ(1900年製のピアノじゃないですから)なのに、ダンパーが止まらない客は納得しないと思いますよ。おそらく設計の問題では無く個体の問題だと思います。

個人的にはCやRXより5割高いピアノには、それなりの精度を求めるのがユーザーだと思うのですね。

これは、昔この板にありましたが木目を買ったがおもったより赤みがあった変えて欲しい、とかのクレームと、とまらないダンパー、大きな鍵盤重さのバラ付きはクレームの質が違うと思います。

私が見たあるボストンには、ボストンがこんなに安いのは、世界中で日本だけです、と書いてありました。(実はCもRXも日本では外国より安い)でも店長は売れないと言う。

もちろん、ボストンを買ってハッピーな客もいるでしょう。

可能性として、スタインウェイ正式代理店で買って、十分に納品前、そして設置後の調律をしてくれて、ハッピーな客がおられるであろう、ということは理解できます。

[761] 窓の梅 2008/09/20 16:32

>これは窓の梅さんもそうだと思います。
>ボストンのウェイト調整の作業を実際に見たわけではないですよね?

YAMAHAのある時期の鍵盤には裏に色の線が引いてあって、計算値にもとづいて鉛を埋めていたことは確かです。カワイについては、むしろpianohausさんからディアパソン関係者あたりに、こんど良かったら聞いてみてください。

確かに、鍵盤の重さは単純な重量バランス、ピンまわりの摩擦力の要素があるのですが、摩擦力は環境、使用の具合で刻一刻かわるでしょう。しかし重量に関してはハンマーでも交換しないかぎり大きくかわらない。

そして、現にスタインウェイはかなりひどいものでも重量はあっているわけです。

工業製品としてみれば、鍵盤は一枚の板から88本作るわけで、その板取り(木目、目のつまり具合)によって計算値からズレたピアノが出てくるのは当然だと思います。

それに対して、ウチでは低音、中音、次高音、高音がそれぞれ何gから何gの範囲に入っていれば合格と考えます。ただしその基準からはずれるものは、再調整しています、

というくらいの責任はボストンにあるんじゃないでしょうか?そんなに重さを計るの時間かかりますかね。私はそんなに時間がかからんです。というか、慣れれば、錘をのせた瞬間に、重力バランスが悪いのか、その鍵盤のアクションが渋いのか、ぐらいわかります。

当然pianohausさんもそうでしょうから、今回のpianohausさんのご意見にはちょっとがっかりですが、業界関係者としてそう意見されているものと理解しております。

というか、私の周りのYAMAHAはどれも鍵盤重さはまずまずの範囲にあります(低音でもダンパーを踏んで55gを超えた個体はみてない)。そしてスタインウェイの個体はどれも引き出すと、ああスタインウェイの鍵盤重さだな、と思います。skもどれも弾きだした瞬間に、カワイにしては本当に弾きやすい、スタインウェイ的だな、と思います。

これって、直感ですよね。スタインウェイの音とRXの音の差はありますが微妙で、聞き比べでだまされることがあっても、スタインウェイとRXの鍵盤の違いはあるていどのピアニストであれば即座にわかりますよね。

ですからボストンがスタインウェイの設計と強弁するなら、鍵盤重さのバラツキはおかしいぞ、と思います。

一番いいのは、なぎママさんのボストンを見てもらう機会があれば良かったのですけどね。pianohausさんが、こんなもんです、と言ってくだされば、なぎママさんも満足されたかと思います。

ただ、この掲示板の重みはものすごい影響力がありますから、pianohausさんの書き込みにも重みと責任が伴っているものと思います。少なくとも私はピアノの調律や修理でメシを食っていませんので。

[762] 窓の梅 2008/09/20 16:55

しつこいですが、普通の人がスタインウェイに期待するピアノ像ってなんでしょうか。

1)名だたるコンクールやホール、ピアニストの多くがスタインウェイを使っている、使ってきたから。

2)特に高音の音量が大きく遠鳴り、遠音が聞くから。これには、構造、カポ、アリコート、サウンドベル、響板のクラウン、ケース剛性、支柱剛性が高い、弦圧が適当、などあるでしょうね。その多くはスタインウェイの技術開発によることも事実。

3)鍵盤が軽く弾きやすい、アクションが安定している、調節の幅が大きいなど。スタインウェイで鍵盤が重いのを見た事がないのは確かです。

4)ケースや支柱が丈夫、アクションの固定(レールが金属・支柱)が良く、移動に耐える、湿度の影響をベヒやベーゼンより受け難い、多くの巨匠が世界中CDナンバーを持ち歩いて、ケースやフレームが割れなかったということも事実。

5)高い。新品で買った値段に近い値段で中古で売れるから資産価値がある。

などなどでしょう。個人的に窓の梅がボストンに期待するとしたら、

1)スタインウェイのようにケースや支柱、フレームがしっかりして響板のクラウンが長くもつ。

2)音はなんとなく似ていれば、深くは追わない。

3)やはりかろやかで均一な鍵盤とアクション。

4)何よりRXやCよりは、弾いて、聞いて、さわって、明らかに1から3が良さげな気がする。うまく弾けるような気がする。

5)値段はYAMAHAのSほど高いならむしろスタインウェイの中古を買うが、sk程度(5割マシ)なら喜んで買いたい。

そんなにピアノ業界の常識から狂っているのかなあ。自分の考えに自身が無くなってきた。もしボストンが鍵盤重量なんかCやRX並で良いとおっしゃるなら、私を含め多くの演奏者は、ボストンなんかに無駄金使うくらいなら、ラーメンをすすってもスタインウェイをぜったい買うと考えてしまうような気がします。

私って異常でしょうか?

[763] Pianohaus 2008/09/20 18:21

窓の梅さん、誤解があるようですが758と759の書き込みは私ではなく「piasky」さんです。
名前を確認してください。

[764] アラビアのオレンス 2008/09/20 18:31

>>762
>”スタインウェイが設計していると聞いていたので、並のC3やRXよりずいぶんいいと期待..
 このやうな理由でボストンに決めたボストンオーナーがいたとしたら驚きです。ボストンオーナのほとんどが私を含めてあの音に魅力を感じてボストンに決めたと思ひます。スタインウェーが設計したらしいからよいピアノでカワイが作つてゐるから安いと判断するやうな単細胞のピアノ弾きはわたしの人生で見たことありません。

> SXか、あるいはRXの企画ものの方がマシではないか”
 ピアノを比較する際に用途や好みを限定しないでこちらほうがマシとか判断できるひとはすごいです。私にはそのやうな能力がありません。

[765] 窓の梅 2008/09/20 19:52

>窓の梅さん、誤解があるようですが

すみません、まぎらわしくて間違えました。pianohausさんらしくない発言だと思い、すこし興奮してしまいました。みなさますみません。

piaskyさんのご意見はご意見として伺いますが、整調ができていないピアノでも弾きやすくできる、というのは調律の教科書では厳にやってはならない、と書いてある。まず鍵盤高さ、あがきから、と書いてあるんですよ。

>スタインウェーが設計したらしいからよいピアノでカワイが作つてゐるから安いと判断するやうな単細胞のピアノ弾きはわたしの人生で見たことありません。

私の周りには私を含めたくさんいますよ。個人的にはボストンに他を圧するような音質の特徴は無い!と思います。私のような単細胞もまた多いです。

こんかい、なぎママさんが混乱されたのは、たぶんにオレンスさんの良くわからないガイドが原因していると思いました。

だから、私はひとつづつ切り分けをしたい。どうしたら直るのか、どこが良くないのか、です。湿度、あがき、重量、レットオフ、ドロップ、その後がハンマー、響板、弦、弦圧、異音、雑音、ケース、支柱、部屋の音響、、、、と問題点を順番に切り分けるために書いている。

なぎママさんをはじめ、タッチで悩んでいる人に、本来はアレグロさんやpianohausさんに期待したい(がおみえになっていなかったので)、アプローチで解決を計っていただきたかったです。

音質については、ピアノ1台1台かなり違う。たとえば日本で生産量の70-80%を占めるほど量産されているすっぴんのC3であっても1台1台ちがう。もちろんハンマーでも大きくかわる。湿度でも。

だから、ボストンの音に魅せられて、と言うオレンスさんの意見は意見として承っていますが、スタインウェイはボストンをこう表現している。

スタインウェイのピアノは手作りの部分が多く、どうしても高い。だから、コンピューター解析や最新の生産方法を使ってアフォーダブルかつスタインウェイの特徴を良くそなえたミドルクラスのボストンを作ったのだ、と。

だから、ようするにオレンスさんは、そのような成り立ちを念頭において購入する人間みんなを単細胞と断言されるのですが、頭の片隅にスタインウェイの血を引く、というイメージがあったらいけないんですか。

今まで私ははっきり書きませんでしたが、掲示板が閉じる前にアンチオレンスとして書くためにでてました。オレンスさんの書き込みは初心者を混乱させる面が多々あります。

つづく

[766] 窓の梅 2008/09/20 19:53

つづき

ピアノの音には相対的な要素も多いですし、置く場所によっても違う。ガラスとコンクリでできた販売店でいい音がしても、自宅の部屋におけば当然音のバランスもことなります。

天井の高さでもかわるし、置き方、斜めにおくか、によっても定在波の出方がかわるし、演奏者の耳がどこにあるかでもかわる。ピアノを弾く人と、聞く人の音質が違うこともよくあります。

ピアノを弾く人にはフォアストリングの雑音もたくさん聞こえますが、ちょっと離れるとほとんどなくなります。

ボストンはスタインウェイの特徴として、長さの割に響板を左右に幅をもたせていますが、これは欧米のベビーグランドの多くでも行われていて、なんら新しい方法ではありません。

ようするに、ボストンに強い個性があるとは思っていない。スタインウェイが言う血筋ほど鍵盤が軽くないし、ピアノ全体が重く、アリコートの効きも若干高音がきらきらする程度という認識しかない。

先日弾いたシュタイングレーバーの、サイズから出る驚異の音量であるとか、ベーゼンとか、古いベヒの音とか、語るほどの個性は無いですよ。

ボストンには中音域の厚みを感じる個体もありましたが、さほどRXとかわらない個体もあった。アリコートの効果も、それが無いディアパソンよりはっきりしているが、skより響くかといわれればそうでも無い。アリコートのついたディアパソン風でもある(弦の張力が違うのに似てる面が多々ある??、ボストンとディアパソンにはサポートはじめ共通パーツも多い)

ボストンの音質について、また部屋との関係でブチブチ不満をオレンスさんは言ってきたので、個人的にはそれほどボストンに入れ揚げているとは思わず、なんでオレンスさんはピアノを買い換えないのかなあ、と思ってました。

個人的にはC3と同じ範疇だと思っている。つまり、ピアノの技術を磨く題材材料としては標準的なC3よりややデラックスで、ちょっとお高い分まで細かいところまで精度良く調整されている(そうあって欲しい)。が、恋に落ちるほど美人でも個性も無いが、一生仲良くいっしょに暮らせるかも知れない範疇、と思っています。いや、そうなって欲しいピアノです。

ピアノの世界は、スタインウェイの呪縛が強い。もちろん、他に多くの良いピアノがあって楽しい世界なのですが、スタインウェイの影響は常に無視できない。

パソコンのようにこの先進歩するものであれば、スタインウェイを過去として封じこめることができるが、スタインウェイが100年前に確立した制作方法、カポ、アリコート、など影響を無視できない。CFもEXも、裏の支柱の組からからして結局はDのコピーである。それどころか、ベヒをはじめ、ますます多くのスタインウェイ亜流が爆発的に増えている。

今は中国のピアノは欧米の中小メーカーから買った図面と技術で作っているものが増えるが、今後はスタインウェイのコピー(のYAMAHAのさらなるコピー)だらけになると思いますよ。そして品質もサミック程度にはなる、あるいはすでになっているものもある。

だから、故意にスタインウェイの影響を完全に排除してのピアノはなかなか難しいと思いますよ。個人的にはベーゼンやベヒ、ディアパソンも好きですけど。

[767] モデルK 2008/09/20 20:47

>>3)鍵盤が軽く弾きやすい、アクションが安定している、
>>調節の幅が大きいなど。
>>スタインウェイで鍵盤が重いのを見た事がないのは確かです。

M(ハンブルク)、K(ニューヨーク)を愛用してます。
Kの鍵盤は「とても重い」です。軽くするとソステヌート掛からなくなってしまいます。

[768] アラビアのオレンス 2008/09/20 21:25

みなさん、

テクニシャンのブログ:
 この BBS は本当に壱拾月でなくなるのでせうか。テクニシャンのブログの
アラビア賞第参位がなかなか心あたりがなゐし見つからないしで焦つてゐました。まだ決定ではなゐですが候補が見つかりました。

アラビア賞第弐位候補:
http://abe-piano.jugem.jp/?eid=256

 壱位や弐位の方々のブログにあるやうな圧倒的で他の追従を許さなゐおもしろさはありませんが音楽的感性に私が個人的に共感するところが多いです。本日初売の以下の書籍の紹介がありました。

「スタインウェイピアノのゆくえ」

もしかして関係者(業界の人)ですでに讀まれた方はゐますか。

[769] アラビアのオレンス 2008/09/20 21:38

みなさん、
 ご存じの方もおいででせうが、ヘンリー Z. スタインウェー氏が亡くなりました。

http://www.nytimes.com/2008/09/19/arts/music/19steinway.html

 中村菊子訳の Franz Mohr の本の後ろにある写真では百メートルを 19.5秒くらいで走れさうな若さでしたが、知らぬ間に 93才になられてゐました。ご冥福を祈ります。

[770] 窓の梅 2008/09/20 22:55

最後にオレンスさんに一言書いて置きます。私が駄文を長々と
書くきっかになったあなたのレスです。

>>722 なぎママさん、
> ボストンは考えた末、手放す事と..
 ご決断をめでたうご在ひます。最初に手を加へたテクニシャンが取り返し不能なほどの間違つた加工をしたのか、その後に登場したテクニシャンの力不足の故か判りませんがボストンの本来の姿にするまたはへんな姿のボストンを本来の姿に戻せるテクニシャンはめつたにゐないといふことの一つの証拠を見せていただきました。嬉しいことではありませんが、大変参考になりました。〕

参考になりました、ってなんですか。ボストンが真価を発揮できるようにきちんとしたアドバイスができなかったことをなんともおもっておられないのかな。

そんなにボストンを愛しておられるなら、何で

〔 ご決断をめでたうご在ひます。〕

なんてふざけた擬古典長の読み難い文章をかかれるのか。

なぎママさんはいろいろ苦心され、苦悩され、さらにかなりの費用的負担をされてYAMAHAにされようとする。私は基本的にもったいないと思っているから、駄文を書いている。だからこそ、具体的にどこが問題なのか、どうしたら、だれなら直せるか書いている。

あなたはおめでとうですか。適当な調律師に見せたらとか何のたしにもなりません。アドバイスするなら、すべて論理的、具体的でないと何の約にもたたない。

まあ、今後呼ばれない限り書きませんが、あなたの変な何の役にもたたない儀古典文章をどう思っているか、サイレントな読者、関係者がおられることを良く考えられたがいいですよ。

ある意味、あなたはボストンのひいきの引き倒しやっていることを自覚された方がいいと思いますよ。

[771] なぎママ 2008/09/20 22:58

>>piaskyさん、

すみません、小さな子供が弾く楽器ですのでピアニッシモ弾く場合やはり重くて深いというのはキツイと思います。

私も抜けてしまう事ありますが、「なにくそっ!」と思いながらでも練習しておりました。不満は抱えつつも、慣れてしまったというのもありました。お陰さまで他のピアノでは抜けないようになりまして、本番緊張しても音が浮かなかったり(自分は本当に緊張して自覚ないくらい)、抜ける事がないのは普段の楽器のおかげかもねと先生にも言われました。

おっしゃるように、技術者に頼んで直ったらボストンを手放してしまう事はなかったのですが、直らなかったので・・・
調律の技術は全く和分からなかったので、どこまで治るかも分かりませんでした。無知な私を今は反省しております。ここで初めて知る事も多くて勉強になります。

ただ、窓の梅さんのおっしゃるように鍵盤の重さのバラツキなど調整が出荷時にきちんと出来ていれば今よりずっと弾きやすくて、そこまで不満に思う事もなかったかもしれません。といいますか、普通出荷する際にやっているのが当たり前だと思ってましたので、してない楽器があると聞いてショックでした。

購入しなおした楽器大丈夫かな・・と不安になりました。選定した時は気にならなかったんですけど。バランスがとれているか一応気にして選定したつもりですが。

>>アラビアのオレンスさん、窓の梅さん、

私はボストンの響きは嫌いではないです。ただ、カワイでしか購入する事が出来なくて、RXよりマシだと思い購入したのも事実です。高かったし、他より良い楽器であって欲しいという願いもありました。
でもスタインウェイとは全然タッチも音色も違いますよね。

私は、スタインウェイ好きですよ。
やはり弾きやすいです。

スタインウェイを弾いた翌日にSKの試弾に行きました。
鍵盤の軽さはスタインウェイに似ています。

でもしっくりいかなかった。私があの軽さならもっと明るい音が出て欲しかったと思ったのはスタインウェイを弾いた翌日だったからかも。

>RXとさほど変わらない・・ディアパソン風でもある・・

最近のボストンですか?
うちのボストンはすごくなります。RX、ディアパソンとは全く違います。
とても鳴るので弾き応えもあり気持良いです。弾き心地も悪くはありませんが、ただ細やかな事が出てくると「くそーっ!」となるわけです。

[772] 窓の梅 2008/09/20 23:18

>Kの鍵盤は「とても重い」です。軽くするとソステヌート掛からなくなってしまいます。

鍵盤を軽くするとダンパーがあがらないということでしょうか。

個人的な理解では、Kはアクションの詳細をみたわけではありませんが、典型的なアクションであれば、ウイペンの後ろにスプーンがある。

鍵盤を押すとウイペンがあがり、その支点より後ろのスプーンが
ダンパーのレバーを押すので、ダンパーがあがる。

一方、足のペダルを上げると、通称天秤を経て、アクションの左奥のダンパーの偏芯した金属棒を回すことで、全部の鍵盤のダンパーがあがる。

ソステヌート付きの場合は、ダンパー機構の途中に一方向だけに首を振るトゲが出ている。ソステヌートペダルを押すと、ダンパー動作機構にでっぱりが出る。

押された鍵盤のダンパーのトゲが、ソステヌートペダルを押して出てくる突起にかかり、押されている鍵盤のダンパーだけがペダルを踏んだ間上がりっぱなしになる。

もちろん、そのときダンパーペダルを踏んだ場合、ダンパー機能のトゲは、上に曲がってソステヌートの突起をかわすので、じゃにならない、しかしトゲは下には曲がらないので、ソステヌートの効いた鍵盤だけはダンパーの上がりが残る、

ということです。釈迦に説法だと思いますが。

で、例によってスタインウェイは鍵盤重さに神経質にまで注意して作られているので、鍵盤錘が入っている。だから、アクションを上げると鍵盤がお辞儀をする。

アップライトの鍵盤の重さは、ダンパー機構にも関係する。通常よりソステヌート機構を組み込んだ分、ダンパー機構が複雑になって(おそらくトゲの動作分、長いストロークを要し、刺などのために部品が増えて重くなり(トゲにはセンターピンがあります)、スプーンの押す力=鍵盤重さが重くなる、ということでモデルKさん間違って無いでしょうか。

失礼しました。先の表現はスタインウェイのグランドは鍵盤が軽いものが大部分である、と書くべきであったかも知れません。

おそらく、スタインウェイとしても故意にそうしたのではなくて、ソステヌートを組み込むための苦渋の選択だったと思います。もっと洒落たメカもありえたでしょうが、長い歴史をもつKシリーズで問題なくソステヌートが安定動作していたので、よしとすべき設計なんでしょう。

[773] なぎママ 2008/09/20 23:31

>窓の梅さん、

コメントが少しの差でずれてしまったようです。
こんな無知な私にもなるべく分かりやすくご丁寧に書き込んでいただきありがとうございます。

そもそもここを見てボストンの良い書き込みがなくてショック受けました。
私も悩んでいたので、やっぱり・・・という感じで。

しかし、同じユーザーのアラビアのオレンスさんから色々話を伺っておりましてオレンスさんはボストンに不満を持っている感じはありませんでした。
なので私の楽器の状態がよくないという事実も分かりました。

うちのボストンは割と手をかけてきました。調律の方に2日連続で来ていただいた事もありますし、カワイの調律の方が引き揚げたあとすぐに来てもらって手直しした事もありました。それなのに直らないボストン・・・楽器に不満が出てきました。

もうボストンに振り回されるのも正直嫌でした。なので、楽器の買い替えは前から考えてましたし、書き込みもしてましたし、おそらくアラビアのオレンスさんも感じておられたと思います。

アラビアのオレンスさんも調律に関してご興味があり、お好きなようでしたがプロではない事も知っておりましたし、「おめでとうございます」というのも私がそういう気(楽器を買い換える)を持っていたのも勘付かれておられたかもしれません。

私も購入した後ですし、なんだかんだいっても仕方がないと思っただろうと思っておりましたからそんなに気にしてはおりません。

ここの書き込みで窓の梅さんに改善方法があったのではないかという事実を聞いて残念に思いましたが、もう割り切っております。しかし、改善方法を教えていただいて本当に感謝しております。これから持つ楽器もそういったトラブルがないとは限りません。だから今疑問に思った事を聞いておこうと思い書いております。

それにこれからボストンを買う方に間違った印象を私が与えてしまったかもしれませんし、もしボストンで私のようなトラブルを抱えた方がいらしたら参考にしていただけると思いますし。

アラビアのオレンスさんもそういった目でそうおっしゃっただけかもしれませんしね。

色んな方からご意見いただいておりますが、どれが正しいのが判断できません。ただ、こういう事もあるんだと心に留めて参考にさせていただいおります。しかし皆さまが親切にご意見くださるのが非常に嬉しく感謝しております。

[774] 窓の梅 2008/09/21 00:02

>とても鳴るので弾き応えもあり気持良いです。

ボストンが基本的にはRXよりポテンシャルがあることは確かです。しかしアクションの整調がその値段にユーザーが期待するには不十分な個体がある、ということです。

しかし、今度問題があったら、手順どおり簡単に問題をきりわけ、pianohausさんクラスの方(そんなに多くありませんが)、細かい調節をお願いすればいいのではないでしょうか。そうすれば、C3も少なくともアクションに関してはS4B並以上になることがかなり望めます。

さて良く鳴るピアノって何だろう。じつはいろいろ論文がありまして、どうも響板そのものの物性よりも、それぞれの音域に対する最適な弦圧(とアドミッタンス=位相成分を加味した抵抗の逆数=コンプライアンスに近い)の方が支配的だと言うのです。

ピアノ響板における弦圧とムクリ形状効果の解析
柘植敦司 1) 梅谷征雄 2)

内容梗概:有限要素法解析ソフト ANSYS を使って、駒・響棒を含む詳細な響板モデルを作成し解析を行った。さらに、弦からの圧力を考慮したモデルやムクリ形状を考慮したモデル、その両方を考慮したモデルを作成し解析を行い、弦圧やムクリ形状が響板振動に及ぼす影響を調べた。その結果、弦圧によって低周波数域における共振周波数が高くなり、ムクリ形状によって高周波数域における共振周波数が高くなることが確認できた。

この論文ではカワイの小型グランドを使って響板の振動モードを解析していますが、おもしろいのは響板に響棒、駒を加えるとモードがきれいになるということ。つまり、駒と響棒で響板の繊維方向の不均一が完全に均一になることです。

また弦圧の影響は高域より低域が支配的であるとかいろいろ面白いです。
スタインウェイ兄弟がレーザーも無い時代、どうやって最適な弦圧を得たのか、おそらく響板に粉を撒いてモード解析をしたのでしょうが、なかなか示唆に富む内容があります。

今の所のピアノ業界のコンセンサスはやはり最適な弦圧が重要ということです。おそらくチレサ響板の製品は、通常品より弦圧の調整が丁寧にされているのでよく響くのであって、響板の物性よりその影響の方が大きいようですよ。

かつて、タローネはヤマハの技術者に、低音ややわらかい材料で受け、高音は硬い材料でうけろと言ったそうです。なかなか含蓄がありますね。

[775] RX-user 2008/09/21 01:26

みなさまの書き込みを興味深く見ていました。

>>774 で取り上げられている論文ですが、
ttp://sitar.cs.inf.shizuoka.ac.jp/results/tuge3.pdf ですね。

>この論文ではカワイの小型グランドを使って響板の振動モードを解析していますが...
とお書きですが、誤りです。この論文では「小型GPを参考にモデルを作成した」のであって、実物を解析していません。

また、あくまで響板モデル(要素は弦圧・むくり等ですね)にて「ある固有の音域がどれだけ振動するか」という部分のシミュレーションであり、ピアノ全体の響きを論じているわけではなさそうです。

[776] なぎママ 2008/09/21 01:32

難しい専門用語は理解できませんが、低音と高音はよく響きます。それが気持ち良いという所もあります。ただ最近不満だったのは2点ハ音域あたりがならなくて物足りなかった。これも調律の方に言いましたが、もう一つ直りませんでした。不満言い出したら切り無いですね。改めてこんな不満があったなと思います。

今回の件で色々教えていただきましたので、おっしゃるように原因を切り分けて考えていけたらと思います。

今度紹介していただけそうな調律の方はpianohausさんクラスの方かもしれません。ちょっと期待してます。工房もお持ちだとか。ホームページも拝見させて頂きましたが、窓の海さんが書き込まれていたような作業の写真が沢山掲載されていて面白かったです。

[777] 窓の梅 2008/09/21 13:08

>ピアノ全体の響きを論じているわけではなさそうです。

その最初のほうに、私は

”さて良く鳴るピアノって何だろう。じつはいろいろ論文がありまして””今の所のピアノ業界のコンセンサスは”

と書いているのが読めませんでしたか。この論文はほんのひとつにすぎません。

モデルについても、私はアブストラクトを上げているのでシミュレーションであることは書いてある。

もちろん実際のピアノを使ったわけではありませんが、カワイの小型ピアノの基本データは河合楽器から出ているようです。

”謝辞
本研究を行なうにあたり、貴重な助言及び議論を頂いた(株)河合楽器製作所の皆様に深く感謝します。”

最後の響に関しての弦圧の話は、ピアノ業界の現時点でのコンセンサスということで書いてありません?

そもそも多元要素の無い時代から、振動モードの解析が行われています。またレーザー測定の前から、スピーカーの駆動力とコーンの関係、また人間の鼓膜でのデーター、など工学的に多くの研究があります。

ずいぶん上にも書いたのですが、基本的に弦の持つエネルギーは弦の重さ、周波数、振幅で定義できる。また駒から響板については、そのやわらかさ、コンプライアンスで定義できる。

しかし、ひとつの弦が出す周波数は基本波に多くの高調波がのっているので、エネルギー伝播には、その位相、周波数成分を考えなければいけないため、高周波で使われるアドミッタンスが使われている。

アドミッタンスというと難しそうですが、単純なばね係数の逆数を複素平面に展開したものと考えていいでしょう。高周波で使われます。

しかし基本は静的な条件と同じで、弦の出力インピーダンスと響板(駒)の入力インピーダンスが等しく、位相のズレが無く定在波がたたない条件が最大のエネルギー効率となる。音響エネルギーが最大になるわけですね。

弦圧については以前は4ー5kgかけていましたが、今は2kgあればいいと考え方が変わっています。高音はさらに少なめでもいいみたいですね。

弦圧はpianohausさんのところで販売されているようなゲージで弦圧を測定できる。簡単には、駒に長い定規をあてて弦の角度をはかればいい。

ですから、響板が落ちているかどうか、自宅でもできるんですよ。駒のところに定規をあてて、スピーキング側とバックストリング側(ヒッチもしくはアリコート)で、段差を計る。計算式はこの論文でも出ています。まあ段差がある、つまり弦より駒が高ければ弦圧はプラスです。

古いピアノの場合は(響板が乾いていれば場合)、マイナスでなければいい、1kg以上あればいいとも言われています(いろいろ異論はあるが)。もし自分のピアノの鳴りに疑念がある方、また響板が沈下しているのではと疑問のある人は、定規ひとつで確認できることです。

さて、今回小型ピアノが選ばれたのは、波長に比して響板のサイズが小さいので、シミュレーション上の誤差が少なくすむこと、小さなピアノではケース剛性が相対的に大きい(ちいさなピアノほど丈夫)、分割振動モードの数が減り計算量が減る事などだと思います。

ただし、この手のコンピューターを用いたシミュレーションは誤差も大きい。昔はピアノの響板に小麦粉を撒いて振動モードを可視化する(振動の節に小麦粉があつまり絵ができる)ことが行われてきいます。

スタインウェイのすごいことは、そういったデータをもとに100年前からケース剛性や振動モードの解析などを行った事です。たとえばサウンドベルも、そういったケースとフレームの振動モード解析からベストな位置と重さ、弦圧が決定されているのです。

同様にタローネなどは正しい結論をすでに知っていた、ということも書いています。弦圧の問題は、タローネの一言にすべてが語り尽くされているとも言えるのです。

[778] 窓の梅 2008/09/21 14:17

なぎママさん

>難しい専門用語は理解できませんが、低音と高音はよく響きます。それが気持ち良いという所もあります。

おそらく構造的に、また弦圧が適正であったのだと思います。弦圧をソ揃えるのは大変です。

ヤマハやカワイの量産型(C,RX)であれば、鉄フレームはバキュームプロセス後にNC旋盤で完全に平滑に仕上げられると思います。

響板も完全に平滑に大型カンナで仕上げられるようです。が、響いた数編がどのくらい中央より薄くされているかはわかりません。

ヤマハ、カワイのビデオを見る限り、響板は駒、駒ピンが仕上がった状態でケースに組み込まれ、その上面の位置精度がOKであれば、ピン板が鉄フレームに装着された状態で鉄フレームがおろされます。

つまり、弦圧は毎回はからずとも、フレーム、響板、ケースの精度が出た状態で組み合わされれば、ほぼ適正値になるという作り方ですね。響板、駒は高周波加熱で即座に接着されます。

一方、たとえばヤマハCF-IIIのフレームはウェットサンド製法という古典的な方法です。そして完全に平滑に仕上げまれますが、その後しばらくエージングさせています。その段階で鋳物の残留応力を吸収するわけです。

また、響板は手仕事で周辺が薄くカンナかけされます。また響棒、駒はニカワで接着され、クラウンを維持する形で竹の棒で抑えられて接着されます。

その後ケースに響板は置かれますが、一度フレームを載せ、弦圧を計って、響板、ケース、フレームを削って合わせます。それを何度か行い、最後に駒の上面の高さを削って駒ピンを打ち込み、ケースに接着、フレームが乗せられます。再度弦圧を計って、修正する。フレームのネジの締め具合、サウンドベルの締め具合も何度も調節するわけですね。

つまりCF-IIIやEXは完全にスタインウェイと同じ方法で手作りですが、量産品は組み立てた時点での寸法精度による弦圧しか見られていない。
響板やフレームのエージングも短いので、その後弦圧がさまざまに変化する。鳴りのよしあしは響板の物性も関係すると言われますが、弦圧のばらつきの影響の方が大きいようです。

ちなみに量産品はケースの曲線は自動プレスで作られますが、CFは手仕事のプレスで作られる。そのプレス機械もスタインウェイのコピーです。

つまり弦圧を合わせるにはフレームをのせてあわせて、おろして削り、と面倒な作業になるので、量産品では弦圧を計るより、寸法精度を上げておいて組み合わせるだけです。

>ただ最近不満だったのは2点ハ音域あたりがならなくて物足りなかった。

これは3つも説明がつきます。

ひとつは、この板でもでましたが弦の張力と弦の太さの選択で、その継ぎ目ができるわけですね。つまり、ピアノの長さ、音程、張力で弦のインハーモの出やすい継ぎ目付近があるということです。

2番目はフレームの構造ですね。たとえば中音域と次高音域の間には建てにフレームがあり、フレーム付近は当然応力、ピン味、響がことなります。何よりフレーム付近はフェルトやゴムが差し難い(笑)ので、調律がまあいいかな、というのもある。

3番目は二点ハあたりまでがアグラフです。アグラフは支点が明確になり、フォアストリングの雑音が減り澄んだ音になりますが、倍音成分が少なく、音量が小さくなります。

ボストンもおそらく次高音からフォアストリングのアリコートがつきますので、アリコートからの倍音(と雑音)が演奏者の耳元に聞こえます。アリコート部とアグラフ部では音量も音質もかなり変わります。

これを調律師に文句をいうと、次高音分のユニゾンをずらし気味にして鋭さを抑えてくれます。また、次高音部のはじめのフォアストリング弦何本かに細いフェルトを噛ませることがあります。今度ホールのフルコンを引く時に良く見ると、そうしてある個体があります。実は私もあるフルコンの真似をして3音のそうしています。

基本的に、ピアノの音質音量には何箇所か継ぎ目がありますが、完全にそれは取れませんので(差を目立たないようにすることはあるていど出来るが)、ピアノの個性ということです。

逆に言うと、特定のCDナンバーのピアノを調律師つきで連れあるけるホロビッツのような巨匠であれば、ピアノのそういった個性や特定の雑音、異音を効果的に使うことができるわけです。

[779] なぎママ 2008/09/21 16:21

>窓の梅さん、

継ぎ目で音が変化するのは分かりますが、あまりにもあまりにもでしたんで。調律の方もほんとですねと多少マシにはしてもらいましたが、でも完全ではありませんでした。おっしゃるように完全には直らないものだからかもしれませんね。

しかしマシにしてもらったのが弾いてるうちにまたならなくなってきました。

4声を弾いていたら、もっとソプラノ欲しいのに出てこない。しょうがないから他を下げるのですが、低音がよく響くものですから本当に差をつけないとバランスが悪くなる。

良い練習になりましたけど(笑)
しょうがないな〜と思って私はいつも練習しておりました。

只今C3が届きました。
タッチはとても良いです。キレイに揃ってます。良かった!
新品なので音はなりません。ボストンに比べるとほんとうに物足りないですけど、これから弾きこんでいきたいなと思います。

ただ音色の変化はボストンより分かりやすいです。

実はどう弾いてもなっているように聞こえるのがボストンでした。
なっているなかでもそういう音ではなくこういう音でと分別できる耳を持ってたらいいんですけど、うちの子供には難しいようで。

今日届いたCはとても変化が分かりすいので、私も子供に伝え安くなりました。

[780] 窓の梅 2008/09/21 20:11

>タッチはとても良いです。キレイに揃ってます。良かった!

良かったですね。C3の最大の美点は支柱、側板、フレームの剛性が高いことですね。

自動車と同じです。車体剛性があって、すべてのサスペンションの設計が生きるわけです。

ただしいわゆる標準品ですから、いろいろ良くできる余地があるということです。そのときに剛性が高いことが生きてくるのです。

個人的にはC3を長く実家で使ってきましたが、美点としてはキーベッドが縦方向の羽目板でできていることです。RX-3と比べるとその差がわかりますよ。

それではコンクールがんばってくださいね。

[781] なぎママ 2008/09/21 21:56

>窓の梅さん、

ありがとうございます!

おっしゃるような特徴も知らずに購入してしまいましたが、これから良い付き合いになるといいなと思っております。

コンクールの方も頑張りたいと思います。

[782] モデルK 2008/09/21 22:14

窓の梅さん、

アップライトのS&S(N.Y.)の鍵盤が重い理由については、
窓の梅さんの見解に同意します。ただ、ソステヌートのないモデル
ではどうだったのでしょうね? 重めの調整だったのか否か?
ところでヤマハのソステヌート付きモデルの鍵盤はごくふつうの軽さ
ですが、これは何故なんでしょう?

[783] アラビアのオレンス 2008/09/21 22:41

窓の梅さん、
>C3を長く実家で使ってきましたが、美点としてはキーベッドが縦方向の羽目板でできている..
 今の C3 のキーベッドもさうですか。

[784] 窓の梅 2008/09/21 23:57

>重めの調整だったのか否か?

個人的にはKを見た事がありますが、それにはソステヌートはついてなかったような。スタインウェイがアップライトでグランド並みのタッチや音質を実現するための努力はものすごいですね。

構造もケースの剛性が高く、フレームと支柱の結合も強力のようでした。それがグランド並の音量の秘密だと思います。ヤマハのアップライトのソステヌートも見た事が無いです。

というか、個人的にはグランドの呪縛が強いのですよ。実家のC3で長らく弾いてましたから、高級品でもアップライトに興味が湧かないのです。やはり最低C1以上なら我慢できますが、SU7は興味ないです。

たしかモデルKさんはピアノが本業に近いと思いますが、おそらくkを置くスペースであれば、S155cmやMは置けると思う(スペース的にも音量的にも近所迷惑の度合いでも)のですが、何かお考えがあるのでしょうね。あるいはもう一台あるのかな。

>今の C3 のキーベッドもさうですか。

C3XAは知りませんが、昨年モデルまではC3以上は羽目板です。C1,C2は数年前から一枚合板になっています。

Cシリーズ、世界的な伐採規制もありどんどん木材は悪くなる一方で、なぜかかたくなにキーベッドだけは合板で無いのが不思議です。

確かボストンもスタインウェイのS、Mも、エセックスも合板ですから。

ヤマハっていうと、アップライトペダルの天秤が鉄パイプであるとか、アップライトの筬の一部が鉄製であるとか、グランドのアクションレール類がアルミであるとか、ダンパー総上げの梁がアルミだとか、気にいらないのですが、なぜかグランドの筬とキーベッドだけが上等なのが不思議です。

みんな、いつC3のキーベッドが合板1枚になるのか、固唾をのんで見守っていると思います。(笑)

ところでオレンスさんはエセックスをごらんになりましたか?いろんなディテールがボストンよりスタインウェイに近いです。あるスタインウェイ正規代理店にあったエセックス155cmは整調がいきとどいていて、目をつぶるとSそっくりのタッチ(ボストンより軽いがちょっと浅い感じ)。もう一軒のエセックスはノルディスクカみたいに未調整な感じでした。

ようするにエッセクスも良い調律師がいる店から買えるなら最初からチョイス除外にはならない気がした。(木目が非常に安いかあ。といっても、みんなスタインウェイが欲しくなるでしょうね)。

私はスタインウェイからの呪縛から抜け出れない単細胞です。呪縛から抜け出るには、ベーゼンか、古いベヒ、古いエラール、ガボー、シュタイングレーバーあたりを入手するしかないですな。

[788] モデルK 2008/09/22 10:32

窓の梅さん、

ギリギリ、アップライトのみが置けそう、という状況のとき
K-52を購入しました。他のメーカーのものもいろいろと弾いて
みたのですが、圧倒的にS&Sでした。
今のところに越してきてから中古G2と共に過ごしてきましたが
現在はM(ハンブルク/1961年)です。MとKは同じ部屋に置いてあります。

[789] 窓の梅 2008/09/22 12:55

>在はM(ハンブルク/1961年)です。MとKは同じ部屋に置いてあります。

MとK、好敵手ですね。Sだと響板の大きさと重さでKに負けるような気がしますがSも響きますし。

さて、どちらがよろしいでしょうか。さて練習しようか、というときにどちらを選がれますか?タッチ、音質、音量興味ありますのでぜひ教えていただければ、と思います。

おそらくマンションでアップライトしかおけない状況の方もおられるでしょう、よろしくお願いします。

[790] 窓の梅 2008/09/22 15:09


話が飛びますが、pianohausさんの1908年製シュタイングレーバー(195cm)  音のカタログのドビュッシーは絶品だなあ。

私もヤマハの安物で弾いているんですが、通常アリコートのフォアからでる雑音が嫌いなもので、次高音、高音のフォアストリング露出部にはフェルトを置いているのですが、このドビュッシーにかんしては右手小指の音を効かせたいのではずしています。

この曲に関してはアリコートがあったほうがいいなあ、と思っていますがやはりピシーンと雑音が気になります。しかしこのドビュッシーはきれいに響いていますね。どなたが弾いているのかなあ。

個人的には例のフレームを貫通したアグラフ様のものが効いているのかあなあ、とかおもっていますが、なるほどピアノブックの1Aとはこんな音かと思っています。もちろん、ピアノブックの格付けにはいいたいこと多数ありますけどね。

[791] Pianohaus 2008/09/22 19:12

>しかしこのドビュッシーはきれいに響いていますね。どなたが弾いているのかなあ。

イエルク・デームスさんです。
デームスさんは、この時ベーゼンドルファーもあったのですがアンティークのシュタイングレーバーがたいそう気に入ったようでほとんどの曲をシュタイングレーバーで演奏しました。
ただ、メインにはベーゼンを使うつもりだったのでグレーバーは右側に置いて屋根蓋をはずし、かなり近い距離からライトがもろに当たっていたのでユニゾンが甘くなっていますが辛抱して聞いてください。
普段の調律はユニゾンもっときっちり決めます。

>通常アリコートのフォアからでる雑音が嫌いなもので、次高音、高音のフォアストリング露出部にはフェルトを置いているのでが・・・

ヤマハの次高音部のフロントアリコートの共鳴雑音は止めることができます。
私のHPの「部品と工具」のページで紹介していますが、ストリングカプラーを使って共鳴するフロントアリコートの音程を変えることで、ミュートしたときのような詰まった音にならずに鳴らすことができます。

[792] 窓の梅 2008/09/22 21:01

>、この時ベーゼンドルファーもあったのですがアンティークのシュタイングレーバーがたいそう気に入ったようでほとんどの曲をシュタイング

うっかりしてました。良く読んだら書いてありました。そこで調べたら巨匠であることはずかしながら知りました。さらに検索すると、クラシックピアノに造詣が深く、いろいろな機種を現在過去に所有や演奏されていることを知りました。その意味でもこのグレーバーが気にいられたということはものすごいことだと思います。

>ストリングカプラーを使って共鳴するフロントアリコートの音程

個人的にはフォアストリングのアリコート=雑音が不可避と思っていましたが、そうでも無いようですね。アリコートって必要悪なのかなあ。弦圧の調整にも使えるし。。。youtubeで最近流行のイタリアF社のピアノで、職人が独立式アリコートの駒を調節している動画がありました。

pianohausさんのピアノのリストアの写真は拡大して楽しんでいます。写真の端々に写っているクラシックピアノのディテールはとてもおもしろく、どこが国産と響の差がになるのか、興味深いです。

先日ミュージックギャラリーなる店でグレーバーの新品グランド試弾しましたが、さいしょに和音を弾いてあまりの音の大きさにサイズを確認した位です。

ところで、話がかわりますが素彫りの譜面台はいくらくらいするのかなぁ。ディアパソンやC3−XAにはケチくさい素彫りがついていますが、東洋ピアノには特別仕様でけっこう豪華なものがついているのを見た事があります。素彫りだとずいぶん音が違いますし、黒塗りピアノでも部屋が明るく華やかになります。

[793] 窓の梅 2008/09/22 21:25

>普段の調律はユニゾンもっときっちり決めます。

すみません、この際ぜひおききしたいことが。それは調律のストレッチのことです。

ヤマハは出荷時にA0をー15セント、C8を+25セントあたりにしているようですが、電子ピアノはゼロのものもあります。ドビュッシーのように低音の基音がけっこう重要な場合(たとえば沈める寺など)、ストレッチしすぎたピアノでは低域がけっこう汚い音になります。

同様に、たとえばベートーベンの悲壮第2楽章などは、ピアノの左半分で大半が終わってしまうので、同様に低音のストレッチが大きすぎると和音が汚いです。あのドビュッシーの場合は低音のストレッチはどのくらいとるもんでしょうか。

また、ベーゼンとグレーバーなど、インハーモニが異なるであろうピアノではストレッチはどうするのでしょうか。

ストレッチはいろいろな調律師に聞いても”秘密!!”と笑って教えてくれない(倍音で聞くので、それがどんな数字は意識していないという)いますが、ヤマハ、カワイに標準的な値があることは知っています。ちょっとヒントでもいただけたらと。

[794] モデルK 2008/09/22 22:37

>>789窓の梅さん、

MとK、
重さでは、K>M です。
というか、Kは305kg。Mは275kg、Oは280kgです。

S&Sのアップライトは受注といってもいいほど生産量が少なく、
選定して購入するのが難しい状況にあります。
拙宅の楽器の場合、アップvsグランドということの差よりも、
ニューヨークvsハンブルクの差のほうが大きいかもしれません。

また、
1961年のM vs 1986年のK という年代の差もあると思われます。

[795] Pianohaus 2008/09/22 23:59

透かし彫りの譜面台は原則としては業者の方や技術者の方に販売するつもりでHPに載せていたのですが、現実的にはマニアの方からの注文のほうが多いのが現実です。
こういった掲示板で価格を書くのはどうかなと思ったのですが、ひとつの情報ということで勘弁していただくと、黒色の艶出しの塗装済みの状態で模様にもよりますが本体が約6万円です。

譜面台を支えるデスクサポートの金具は別売りですが、ドイツ製のものは角度が一定で変えることができないので、最近ではヤマハにつける場合などはお客様のところから譜面台ごと持ち帰ってピッタリ合って角度も変えられる木製のサポートを製作し塗装して取り付けてからまた持って行って本体に取り付けたりしています。

遠方の場合には譜面台のアッセンブリごと送ってもらえば、透かし彫りの譜面台に取り付けなおして送り返すことは可能です。

[796] Pianohaus 2008/09/23 00:22

調律のストレッチの数値というのは、あまり考えたことがありません。
大きなピアノはストレッチが小さく、小さなピアノはストレッチが大きくなるようですが、調律は意識的にするのではなく良い響きと音色の場所に音を止めていった結果でしかないので数値をいくらにしようと考えながら調律しているわけではありません。
誤解を恐れずに書くとすれば極端な話、夏場の暑い時で眠くなってウトウトしながら、知らない間に1オクターブほど調律が進んでいるときもあります。
もちろん後で検査しますが・・・。

[798] 窓の梅 2008/09/23 08:39

>重さでは、K>M です。というか、Kは305kg。Mは275kg、Oは280kgです。

何となく分かりました。

>すかし彫りの譜面台は原則としては業者の方や技術者の方に販売するつもりでHPに載せていたのですが

ありがとうございます。このピアノに倦怠期が来たら是非欲しいですね。

>知らない間に1オクターブほど調律が進んでいるときもあります

ということはたとえばベーゼンとグラバーの連弾4hanndsでもさほどストレッチは意識しないということでしょうか。

以前電気屋にチューナーをもっていって、かたっぱしから電子ピアノのストレッチを見ましたが、シンセ屋のピアノはストレッチはゼロです。今は電子楽器が多いのでそういう設定なんでしょうね。楽器メーカーはわずかについているか、選べるようになっています。

インハーモニの点では小さいピアノほどストレッチが大きくなるはずですが、小さいピアノほど低音が乏しい上に弦がボンつく印象があり、ストレッチを大きく取ると低音の和音がぼやける印象があるので、個人的にはピアノが小さいからといって大きなストレッチは好きではありません。

[799] 窓の梅 2008/09/23 14:02

オレンスさんに一言

以前

ボストンオーナのほとんどが私を含めてあの音に魅力を感じてボストンに決めたと思ひます。スタインウェーが設計したらしいからよいピアノでカワイが作つてゐるから安いと判断するやうな単細胞のピアノ弾きはわたしの人生で見たことありません。

> SXか、あるいはRXの企画ものの方がマシではないか”
 ピアノを比較する際に用途や好みを限定しないでこちらほうがマシとか判断できるひとはすごいです。私にはそのやうな能力がありません。

とおっしゃっていましたが、過去のあなたの書き込みを発見しましたよ。

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 一昨年買い替えましたが、ヤマハとカワイでは迷いませんでした。
古いカワイの KG2C は 15万円で下取りしてもらえました。レンナーのハンマー
に交換しているとはいへ25年使った外観は傷だらけのカワイがこのような値段で引き取ってもらえたのには驚きました。新しく買ったのはボストンの GP178 です。他に候補に上がったのは GP193 カワイ SK-2,3 等です。Sk は娘に即時却下されてしまいました。Shigeru のローマ字が中学生には抵抗があったのかもしれません。スタインウェーが候補に挙がらなかった理由は予算以外にありません。ヤマハが候補に挙がらなかったのは音以外にありません。

=-------------------------------------------------------------

やはり、他人を単細胞とは呼べないんじゃないですかね。

個人的にはボストンはチューンすればスタインウェイ並みのアクションと音量になるんじゃないかと思います。アクションの整調、鍵盤錘、ダンパー錘、ハンマー。そして何とかしてケースと支柱の剛性を上げる補強。音質は、、、表現が難しいですが、バランスがよくて大きな音が鳴れば良しとすべきでしょうか。

そして、ボストンで一番いけないのは嘘。よく見たらカタログに鍵盤は個別に錘の調節をしていあるって書いてある(先日書いてないとしたのは誤りでした。)。まあ、ヤマハも線を引いてそれぞれ異なる場所に錘を埋めているので、個別に調節しているといえば、そうなんですけど。

[800] Pianohaus 2008/09/23 20:11

>ということはたとえばベーゼンとグラバーの連弾4hanndsでもさほどストレッチは意識しないということでしょうか

ベーゼンドルファーは178cmでシュタイングレーバーは195cmの物を使いましたがこれくらいの大きさの差ならば特別意識しなくても大丈夫だと思います。
コンサートグランドとベビーグランドで連弾するのならば、もう一人の人に一音ずつ音を出してもらってそれにあわせるなどの必要があるのでしょうが、現実的には2台使う場合は大きさもあまり違わないピアノでするのがふつうです。

[801] 窓の梅 2008/09/23 20:53

>ベーゼンドルファーは178cmでシュタイングレーバーは195cmの物を使いましたが

ありがとうございます。今後はあまりストレッチは気にしないことにします。思えば昔からアンサンブルでピアノとエレクトーン、合唱などいろいろ混ぜても不愉快では無いですからね。

[802] アラビアのオレンス 2008/09/23 22:23

>>799
>やはり、他人を単細胞とは呼べないんじゃないですかね
 意味不明です。回答を求めてゐるやうでしたらなぜ他人を単細胞と呼べないのかご説明ください。

[803] ケークウォーク 2008/09/23 23:37

774>>窓の梅さん

 >さて良くなる鳴るピアノってなんだろう
ということから、「ピアノ響板における弦圧とムクリ形状効果の解析」という論文を挙げてくださいました。頑張って読んでみた(笑)のですが素人の私にはよく理解できません。論文では、どういうピアノが良く鳴るピアノかということが私には読み取れないからです。
 結論として、ピアノ響板のモーダル解析の等高線図が色分けされて表示されています。さてこの等高線図がどういう形が、良くなるピアノなんでしょうか? 教えていただけると助かります。

777>>窓の梅さん

 >ただし、この手のコンピューターを用いたシミュレーションは誤差も大きい。昔はピアノの響板に小麦粉を撒いて振動モードを可視化する(振動の節に小麦粉があつまり絵ができる)ことが行われてきいます。

 >スタインウェイのすごいことは、そういったデータをもとに100年前からケース剛性や振動モードの解析などを行った事です。たとえばサウンドベルも、そういったケースとフレームの振動モード解析からベストな位置と重さ、弦圧が決定されているのです。

 スタンウェイは高速計算機や精密測定器が無かった100年前に、小麦粉を使用して振動解析を行いベストな、減圧など各種パラメーターの設定を行ったところが凄い、ということでしょうか。考えてみると今も100年前も小麦粉はありますし、小麦粉を使って100年たってもカワイは最適パラメータの設定ができなかったということでしょうか(カワイが100年前にあったかどうか知りませんが)。でも、根本のところはいかなる有効な測定方法、シミュレーションの方法があったとしても、良いピアノの音とはどういう状態を言うのか、という判断基準というか感性が開発者に備わっていないと、スタンウェイのコピーはできるかもしれませんが、今までのピアノを超えるピアノは開発できないような気がしますね(^_-)。

[804] 窓の梅 2008/09/24 08:53

>さてこの等高線図がどういう形が、良くなるピアノなんでしょうか? 教えていただけると助かります。

まず基本として
1)材質のヤング率が高いイコール音の伝達速度が速い、ということです。良質のスプルースは繊維方向800m/secです。ということは、たとえば100Hzでも波長が8mということです。この波長が大きいほど分割振動にならない。つまり100Hzで響板が一様に振動する、ということですね。

周波数が高くなると、節や腹がでますので響板のなかには同じ向きに動く部分と逆の方向に動く部分ができます。それらから出た音波は強めたり弱めたりします。

スピーカーもそうですが、ヤング率が高いほど高い周波数まで均一に振動し、特性や指向性の山谷ができにくいわけです。オーディオで一次ベリリウム(毒)やダイアモンドコーティングされたのがそういうことですね。

2)程度な内部損失。

金属は一般にヤング率が高いですが、振動が残ってしまいます。紙はちょうどいいところにあるので、いまだにスピーkーにつかわれていますね。

3)等方向性(均一性)たしかにスプルースは軽量のわりにヤング率が高く内部損失も適当ですが、繊維方向とその直角では倍以上速度が違います。そこで響棒を直角に接着しています。

この論文の重要なところは、響板に響棒を接着することで、すべての方向に低域で等価ヤング率を同じにしている。その場合、振動が同心円状になるということです。色はたしか振動の方向を示しています。

周波数が高くなると響板も分割振動を始めますので、赤いところが複数でてきます。しかしそのあたりから弦から直接、またフレームを介してケースか放射されるエネルギーも加わりますので、だいたい均一になるわけです。

つづく

[805] 窓の梅 2008/09/24 09:05

次に響板の加工ですね。まず天然乾燥がよい。次に人工乾燥は温度が低いほどよい。その理由は細胞構造が破壊されないこと、それにより、樹脂(松脂、テレペン類、フィトンチッドもこの類)が失われにくいことです。

いったん細胞構造が破壊されると樹脂が持続的に蒸散して失われるとのことです。逆にバイオリンはあるていど失われたほうがいいともいいますが。

次が加工です。さきほどのモード図のように振動させるためには周辺を等高線上の薄く削り、動きをよくする。ちょうどスピーカーのエッジのようなものでしょうか。ニスも松脂を含んだものがいいといわれています。

駒にもいろいろ工夫があります。響板のクラウンを維持する働きもありますが、駒は響き板のモードをひずませるので、駒を分割する、駒を橋げた上にする、切れ込みを入れるなどが行われています。

クラウンですが、ついていればいいが、過大でもいけないといわれています。

そして弦圧ですね。たとえ作られたときに適切でも響板は弦圧で下がってきますから、下がらないようなクラウンの作り方、材質の湿度や樹脂が失われないニスなどが重要になる。

そして支柱とケースですね。日本ではあまり有名ではありませんがメイソンアンドハムリンは米国では第二位のブランドですが、金属のターンバックルでケースを拘束しています。これにより、このメーカーの響板は沈みにくいことが経験的に知られています。

で、ボストンの問題はケース、支柱剛性が低いことですね。これはRX、SKの設計で重視されたおことですが、ボストンはKGの悪いところをひきずっていると思います。

ちょうどヤマハはタローネの指導でケース支柱の剛性が重要であることに気づき1960年代にそのコツをつかんでいます。ヤマハのGシリーズは途中で支柱は井桁から放射状に変わっています。カワイもそれを追っていますが、一歩ずつ遅れていると思います。もちろん、CS,GS,EXは剛性が十分確保されてますよ。わかっていてやらないのがカワイの悪いところです。

逆に言うと、ヤマハは大メーカーでも節操が無く、よいと思えばすぐ変えるところがあります。ただ、現在はいわゆる大量生産による品質維持や技術向上は限界に来ており、むしろ木材供給の問題、人件費、熟練職人の維持が問題になっていると思いますよ。

つづく

[807] 窓の梅 2008/09/24 11:51

>考えてみると今も100年前も小麦粉はありますし、小麦粉を使って100年たってもカワイは最適パラメータの設定ができなかったということでしょうか

そうです。従来からカワイのグランドKGは鍵盤が重い、音が重い、整調が悪い、鍵盤の木質が悪い、調律師なかせでした。構造もベヒの影響をつい最近までひきずっていました。

それが改善の気配を見せたのは2000年代のRXになってからですかね。抜本的に改善されたのはskからだとおもいますよ。その間、
何をしていたか?

実はカワイはわかっていた。だからこそ、GS,CAなどは結構丁寧につくってありますし鍵盤も適正です。しかし、これを量産品に反映する努力が足らなかった。

その点、ヤマハはよいと思ったら結構尻軽に改良しています。ただし、改良時にコストダウン策も同時に組み込まれるので、木材の払底にかかわる材質低下もあってトータルとしてよくはなっていませんけどね。

カワイって罪が重いです。アップライトもBLの後期から例のスティックうするプラスティックアクション始まっています。個人的にはまだそれは揺るせるんですが、このBL(とディアパソンの一部)、響きが悪いのです。

原因はいろいろありますが、このころのカワイの妻土台(下の足)が鉄板なんです。この足は、親板(側板)と底板をつなく音響的にも重要な部品があって、これでバック(支柱+響板+フレーム)を囲む4辺の板が切れいな箱としてつながる。

だからスタインウェイやべヒのアップライトは妻土台がバックや親板に強力に組み合わされて接着している。つまりピアノの箱全体が剛性を持つとともにグランドのように鳴る。しかしこのころのカワイのアップライトはその箱が途切れている。

もちろん、カワイはその後気づいて妻土台を木材に戻しましたが、それが後ろのバックまで届いていない。スタインウェイやベヒの多くは妻土台の後ろがバックに接着されている。

あとは合板の響板など、とにかくカワイのピアノは専門スジには問題作として写るわけです。だからこそ、ボストンといっても信用しない人がいるし、skになってみんな懸案が解決されてびっくりした、というとところです。

個人的にもカワイのピアノで買っていいな、と思うのはskとBL91系、ディアパソンの一部製品くらいでしょうか。

[808] 窓の梅 2008/09/24 12:04

>としても、良いピアノの音とはどういう状態を言うのか、という判断基準というか感性が開発者に備わっていないと、スタンウェイのコピーはできるかもしれませんが、今までのピアノを超えるピアノは開発できないような気がしますね(^_-)。

いやわかっていて、一般品をほったらかしにしてきた、というところです。ひとつには、カワイはヤマハみたいなしゃれた企業(バイク、スキー、家具、ゴルフ、スキー、リゾート)みたいになりたかったんでしょう。そこで、無駄なバブル投資を行って、楽器を改良する資金と意欲が払底したのだと思います。

そしてやっとskで仕切りなおしをした、ということです。もちろん技術陣はわかっていたが、生産現場を変えられなかったのでしょう。ご存知のようにカワイのフルコン+調律師はスタインウェイやヤマハとほぼ並ぶところにあるわけで、技術はある。しかし一般品にはそれが長らく反映されてこなかった、ということですね。

[809] 窓の梅 2008/09/24 13:08

>スタンウェイは高速計算機や精密測定器が無かった100年前に

まあ、複雑時計(トゥールビヨン、ミニッツリピーター)をブレゲが作成したのは1820年、アメリカで高品位なレールロードグレードの鉄道時計が量産されたのhが1890年代です。このころには1/100mm程度の精度の量産が可能になっていわけです。

建造物では自由の女神、ブルックリンブリッジなどは19世紀ですし、エンパイヤステートビルディングは1910年代の製品ですね。ようするにそのころには構造物の応力解析はかなり進んでいたわけです。

ですから、現在の技術が何でも優れているわけではなく、一般職人のスキルは当時より低下していると思いますよ。

だからこそ、小学校で習う釣り合いの計算すらできていない鍵盤錘の設計など、ピアノが楽器であるとの美名にかくれて、怠慢をこいていたメーカーがあるわけです。

振動の解析も現在では有限要素法などの設計が進んでいますが、その前からトーラスの解析方法はありました。おそらくスタインウェイの多くの特許も、そのころの創意工夫のある技術者によって短い時間に19世紀末に爆発的に進化し、その後100年間あまりピアノは変わっていないです。スタインウェイにしても、ニカワが一部接着剤になるとか、シュワンダー型のサポートがエルツ型になるとか、程度なことだと思います。

とにかく、昔の技術には端倪せざるものがありますし、現在の科学が進歩していると思っていると、カワイのように小学校でならう釣り合いの法則すら満足に実践できていない会社もあるわけです。

[810] 窓の梅 2008/09/24 13:39

そうそう、粉をまいて振動のモードを解析するというのは
今でも行われています。たとえばスピーカーとかでは

http://www.amonet.co.jp/tech/vib.html

見ていただくと、周波数が低くなるとやがて節の数が減って
きます。

この方法を使えば、たとえば響板に大きな音叉をたてて、分割
モードを可視化することはずいぶん前から行われています。
分割パターンをみれば、どこにヤング率の不均一があるか、
また駒や響棒がどのようにモードに影響しているか解析できる
わけです。

タローネは特に響板の振動に興味があり、その影響でヤマハの
初代CFには響棒がジグザグに入れてあります。これにより繊維と
繊維と直角の方向だけでなく、すべての方向に均一性を求めた
のだと思います。また駒の渡し方、響板のテーパリング(端を
薄く削る)ノウハウなど多くの研究が行われたのです。

現在のヤマハの技術的な集積は特に1960年代に著しく、
ピアノも1970年代に技術+木材の品質+生産技術のピークを
迎え、ヤマハは1980年をはさむ10年間に200万台以上の
ピアノ、つまりその10年間に100年間の生産量の1/3
を作っています。

その後はコストダウンの歴史ですね。響板については、欧米で
ガラス、金属、FRPなどいろいろ試してきましたが、ヤング率と
内部損失、重量、コストなどでまだスプルースを凌ぐものが
出てきませんでしたが、やっとここ10年くらい、カーボンファイバー
+アラミド繊維+樹脂で希望が出てきたということです。

その意味からも、一部中国で使われている合板のものも
さらによくなる可能性はありますので、単純にダメとは
いえないと思います。またピアノ工房がいやがるポリエステル
コーティングの響板にも一定のメリットがあるのかもしれません。

ところでチレザとアメリカのスプルース、エゾ松に音質の差が
あるのか?とは有名な議論ですが、多くの技術者は、同様の
加工を行い、弦圧が適正であれば、音質に与えるインパクトは
ハンマーより小さいという意見をもっているようです。

だから、チレザ仕様がほかより音がよかったとしたら、それは
加工や弦圧調整が若干丁寧なのであって、物性の差では無い
ようですよ。

[811] Qkbkddhc 2008/09/25 02:51

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[812] Ohqavxvo 2008/09/25 15:04

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[813] ケークウォーク 2008/09/25 23:42

>>804 窓の梅さん

>まず基本として
基本のところからもう、素人の私は付いていけません(笑)ので教えてください。
a) 波長が大きいほど分割振動にならない・・のはなぜですか?
b) 周波数が高くなると、節や腹がでます・・ということですが、周波数が低くても波動であれば節や腹がでるのではないですか?
c) 色はたしか振動の方向を示しています・・とおっしゃっていますが、私は振幅の大きさを色分けしていると思うのですが、どうなんでしょうか?

[814] 窓の梅 2008/09/26 00:56

お答えします
>a) 波長が大きいほど分割振動にならない・・のはなぜですか?

弦から駒へ、駒から響板へ振動が伝わります。振動は響板を伝わってケースに反射して戻ってきます。元の振動と返ってきた振動がちょうど強めあうと定在波がたちます。響板に粉を振るとこれが見えるわけですね。

響板は低域では全体が同じ方向に振動しています。また高域になると分割振動し、一部はたとえば上へ振動しているときに、別の所では下に振動しています。

この一様な振動から分割振動になるには、響板の上にのる波長が短いほど低い周波数で分割振動に移行します。逆に言うと、ヤング率が高い材料は音の速度が高い。音の波長は音の速度割ることの周波数ですから、ヤング率の高い周波数では波長が長くなる。

波長が長くなると、響板の端から端までが同じ向きに振動しやすい。だから低い周波数から高い周波数まで一様な振動が得られやすい。

分割振動が始まると、強度、指向性に山谷ができますが、これが悪いとは言えない。また独特な音色を作るわけです。

つづく

b) 周波数が高くなると、節や腹がでます・・ということですが、周波数が低くても波動であれば節や腹がでるのではないですか?
c) 色はたしか振動の方向を示しています・・とおっしゃっていますが、私は振幅の大きさを色分けしていると思うのですが、どうなんでしょうか

[815] 窓の梅 2008/09/26 01:01

b) 周波数が高くなると、節や腹がでます・・ということですが、周波数が低くても波動であれば節や腹がでるのではないですか?

もちろん、周波数が低くても節や腹はあります。しかしヤング率が高いと波長が長くなる。波長が長くなると、たとえば響板の幅140cmがその同じ運動をしているところにあたりやすい。たとえば100Hzの波長は空気中では3mですが、響板では8mになります。とすると、そこから1.4mを切り出した部分はより同じ運動をする確率が高くなる。

c) 色はたしか振動の方向を示しています・・とおっしゃっていますが、私は振幅の大きさを色分けしていると思うのですが、どうなんでしょうか

色の赤いほうは同じ方向に動いています。色の青いところは別の方向に動いています。色の濃さはその変位の大きさです。

だから、赤だけ、青だけ、というのは響板が分割振動していないことをしめします。

赤と青一個ずつだと、振動のモードが二個ある。赤2個、青2個だと振動のモード(種類)が4個ある。つまり4箇所で別々に動いていると考えてください。

なお、苦言を呈するわけではありませんが、もっと文献を真摯に読まれることをお勧めします。その後にご質問されたほうがいいですよ。

[816] アラビアのオレンス 2008/09/26 01:23

>>810 窓の梅さん、
>多くの技術者は、同様の
>加工を行い、弦圧が適正であれば、音質に与えるインパクトは
>ハンマーより小さいという意見をもっているようです。
 そのやうな意見をもつ技術者の人数をどのやうに数えましたか。その辺のへつぽこ技術者もパオロやデルも一人と数えたのですか。

[817] アラビアのオレンス 2008/09/26 01:58

>>807 窓の梅さん、
>とにかくカワイのピアノは専門スジには問題作として写るわけです..
 わたしはまだ窓の梅さんのプロファイリングが完了してゐません。どのやうなコミュニティで生活されてゐるかも判つてないため「専門スジ」がピアノ設計者、ピアノ販売者、ピアノメンテナンス屋またはピアノ業を対象とした株屋などのどれかが見当つきません。クラシックの演奏家や暴力団ではないやうな氣はします。どのやうな方々に問題(おそらく悪い意味の)として映つてゐるのですか。

[818] 窓の梅 2008/09/26 07:28

>へつぽこ技術者もパオロやデル、暴力団、単細胞。。。。

ついにお里が知れた、と言う感じだなあ。ここのみなさんも
つにあなたの真の姿をみて、愕然としているでしょう。
私はそんな言葉を使う方とは議論できません。。。。。

あなたは整調の悪いボストンに苦悩してついにC3に買い換えたユーザーに

おめでたう

とおっしゃるようなプロファイルの方とは議論する気には
なりません。ご自分で反証を集めたらどうですか。響板教
の神主でも連れてきてください。

[819] 窓の梅 2008/09/26 07:46

>>とにかくカワイのピアノは専門スジには問題作として写るわけです..

はっきり書きましょうか。

カワイのピアノ、特に180年代BLシリーズからですね、ウイペンがプラスティックになったのは。

まず調律師には、プラスティックウイペン=スティックは湿度の高い環境でスティックしやすいというのは常識です。

いったんスティックするとセンターピンの打ち変えをするなど大変な手間で、ユーザーにも迷惑をかけている。その後フェルトの防湿加工、背センターピンのサイズを小さくすることで、頻度は減っていますが、早期にガタがきあmす。

次にカワイが出していたCITYラインなるピアノは響板が水平だったりベニアだったり、鍵盤棚が鉄骨でケースの剛性が低いピアノで、修理や調律の熱意さえなえる代物です。

グランドについては、KGの音が重い、鍵盤が重い、整音しずらい、というのは常識です。音質はともかく、鍵盤が重いのは整調では直らず要するに鍵盤錘が適正でない。それを20年以上文句を言われながら直さなかったことですかね。そして、ボストンは1990年ごろもにKGをベースに設計されています。初代RX(1995)より古い。

カワイはEX,GS,CA以来支柱の強度を上げることに努力してきました。RXからかなり改善されていますが、ボストンはそれ以前の設計ですから。

今回もオレンスさんはなぎママさんのピアノについて、MPAがどうのこうの、とおっしゃっていますが、完全にピントはずれです。

ようするに、pianonausさんクラスの工房で錘の調節をすれば3日で解決しますが、MPAが束になっても重量バランスがよくなるはずもありません。

そういう間違ったアドバイスが結局ボストンのひいきの引き倒しになってボストンを苦しめる。

私であればKGでもボストンでも工房と協力して鍵盤錘を是正し、ハンマーに手を入れてもらって、支柱は私が補強します。それでものすごくいいピアノになると思うので、今回のことは非常に残念としか言えませんね。

オレンスさんはKGを使ってこられたそうですが、調律師からこのピアノは音も鍵盤も重いので有名、とは聞いたことが無いですかね?無いとすればちょっと驚きです。

[820] 窓の梅 2008/09/26 08:20

KGについてオレンスさんにお聞きしたい。

オレンスさんは

「古いカワイの KG2C は 15万円で下取りしてもらえました。レンナーのハンマーに交換しているとはいへ」

と書いておられますが、

1)ハンマーを交換した理由。ピアノ科音大生かレスナーのようにハンマーが摩耗したということですか。それとも音質やアクションに問題なり不満があったのでしょうか。

2)どこの工房で交換されたのでしょうか。そのときハンマーの重さに応じて鍵盤錘を調節されたのでしょうか

3)ハンマーウッドのテールの加工はどうされましたか。

4)下記の言葉は、このころのKGが鍵盤が重いことが問題にされていることをご自分で認めて居るんじゃないですか。

-----------------------------------------------------

[127]アラビアのオレンス 07/02/11 12:27 *pJtDrkJ14p.*2UHiNM3g8H
>>126 ネコ一番さん、
>あれは吹き替えですか‥
 あれが吹き替えか否か知りませんが吹き替えでやるなら、ダンパペダルを踏んだままにしてダンパの重さ分を引いて軽くするとかピアノを 20度前後傾けてハンマの重さの垂直成分を減らす等で実際より軽く見せる方法があります。本格的にやるには、特別に軽いハンマアセンブリ(シャンク付き)に交換する方法もあります。

 普通のピアノ(Boston を含め)には重さを変えるメカニズムは含まれていません。マグネットで重さを変えるとかレバレッジ(てこの支点の位置)を変えるとかのメカニズムをもつていて可変を実現しているものはあるやうです。普通のピアノで重さを変えるには鉛の量を変えるか異なる重さのハンマヘッドに交換しか無いはずです。pianohuse さんが以前書いていましたが、KG や RX はダンパの鉛が多めなので取り去って軽くすることが可能ですが Boston では始めから軽いのでこれ以上とり去りやうがありません。
 キータッチについて調律師に何らかの要求をする際、言われた点だけなおし他の点を維持したままの調整が可能かをきく必要があります。さもないと、たとへば、重さを軽くするため、深さを変えたりします。このやうな要求の連続で調整が規格とは大きくかけ離れたところにいつてしまつているピアノが沢山あるやうにおもゐます。八甲田山で神田隊がほんの 1.5km 四方内で迷走している姿が目に浮かびます。
 うちの Boston では、私のやうなろくに稽古しないものでも、人さし指のみのグリサンドは可能ですがテレビ女優でも可能かは疑問です。

--------------------------------ーーー

ところで私の知る限り、グリッサンドできないピアノなんかありません。やり方の問題です。ただし調律師はグリッサンドを好みません。私もある日それを習ってから目が覚めましたけど。

笑い話としてある調律師は、上がる方向にグリッサンドしたら、その回数だけ後で下る方向にしておいてください。そうしないと鍵盤が寄ります(笑)

[821] 窓の梅 2008/09/26 08:30

欧米では古いピアノがあること、暖房が強いこともあって、響板が割れる、落ちることは多いので、日本より響板を交換することが多いです。

それがどのくらい音質に影響するのか?は、適切に交換され弦圧が適切であれば、古い割れた、落ちた響板よりは遙かにオリジナル近いとされています。ですから、響板をきちんとした工房で変えて有れば評価は下がりません。

ピン板については、うまくやらないと音質に影響があると言われています。

ピン板の固定方法はさまざまですが、古い作り方、たとえば支柱に響板をのせ、側板にへこみをつけて一体でつくるような場合は、それこそ側板に孔をあけないとピン板がはまらないものもあります。

多くは譜面台の木材(二重になっている)ところに水アルコールを流して膠をゆるくしてとりますが、スタインウェイなどは前框にもダボで繋がっているので、前框ごとはずすことになります。

とはいえ、最近のヤマハ、カワイはピン板をフレームが抱える形で設置し、譜面代の板で抑え、最後に前框をはめていますので、比較的交換はしやすいようですよ。

またピン板を変えると(同時に弦も変えることになる。)、ピアノが落ち着くのに数年を要すると言います。ただしピンズルのピアノは演奏不能ですから、これまた適切な工房で交換されておれば、評価は上がりこそすれ、下がることは無いです。

まあ私が書いてもオレンスさんは納得しないでしょうから、pianohusさんにお聞きになるのがいいでしょうね。

[822] 窓の梅 2008/09/26 08:50

蛇足ですが、私はカワイがキライじゃなくて、カワイが怠慢であったことを責めています。

個人的にはEXの下部構造はひょっとしたらCF-IIIに勝っているのではと思います。

今度EXをみかけられらたら、支柱の入れ方をのぞいてみてください。感激すると思いますよ。過去、GSやCAにもすばらしいものがあります。支柱の設計剛性(紙の上では)はヤマハを上回っていると思いますよ。

もちろんCFもすばらしいです。本当の手作り。響棒や駒の接着は膠をつけて竹の棒を天井との間に渡して接着する。ひょっとしたらスタインウェイよりもさらに原始的というか古い方法で作られていることにちょっとびっくりします。

でもこの作り方は古いバイオリンやギターと同じ作り方でもありますね。

[823] Kbzrgnqz 2008/09/26 10:21

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[824] RX-user 2008/09/26 14:49

窓の梅さん、レス番号を省略しますが、気になった箇所があるので解説をお願いしてもよろしいですか?

>カワイって罪が重いです。アップライトもBLの後期から例のスティックうするプラスティックアクション始まっています。個人的にはまだそれは揺るせるんですが、このBL(とディアパソンの一部)、響きが悪いのです。

BLで響きが悪いとは??
昔、プラアクションのBL12やBL31、BL51をそれぞれ弾きましたが、アップライトとしては大変良い音を鳴らしていましたよ。タッチは仰るようにあまり良くありませんでしたが。スティックは経験が無いので分かりません。家にあったBLはしなかったもので。

>この論文の重要なところは、響板に響棒を接着することで、すべての方向に低域で等価ヤング率を同じにしている。

そういうモデルを使ってシミュレートしている、という事で、現実にそれを使っているとは読めませんが...。

>ところで私の知る限り、グリッサンドできないピアノなんかありません。

出来ないピアノは無いと思いますね、確かに。ただ、経験上スピードや力のかけ具合で
使い物にならないグリッサンドしかできないピアノは多くあると思います(^_^;;
グリッサンドをいやがる調律師さんなんかいるんでしょうかね?
それだと、ffで弾くな、とか、ソフトペダルを使うな、とか、そういう人もいそうですね。

[825] 窓の梅 2008/09/26 18:03

>そういうモデルを使ってシミュレートしている、という事で、現実にそれを使っているとは読めませんが...。

このデータは、以前から響板に響棒と駒を装着した状態で低域の共進
周波数foにおいてほぼきれいなモードになることはすでにわかっています。

もし信じないなら、あなたのピアノに粉を巻いて、低音を弾いてみませんか。きれいなモードが見えますよ。

これは工学的には、すでに知られている事実をシミュレートして、そのシミュレーションが妥当であることを検証したわけで、知れたことなんですよ。実に見事だと思いませんか。

>使い物にならないグリッサンドしかできないピアノは多くあると思います

それはずばりKGでしょうね。鍵盤の重いピアノでグリサンドにはコツがあります。試してみてください。

1)意外と黒鍵よりを弾く。
2)右に行くときは指をぴったしつけて、親指を人差し指の
裏あたりにつけて、浅く流す。
3)左に行くときは、親指の裏に人差し指、中指をぴったしつけて
黒鍵のすぐ前を弾く。

私もこれを習ったときに、なぜ梃子の原理で損するのに、と思ったのですが、場所をいろいろ試してみてください。確かに黒鍵のすぐまえが痛くない。おそらく、わずかに浅いので、爪の根元があたらないからだと思います。

でもでも、、、です。スタインウェイは指一本でできるんですよね。。。。。。。。。ヤマハは2、3本。KGだと手全体でなでないいけない感じ。5gの差が大きい。

BLにはいろいろなバージョンがあります。最初のBLは名機k-20に近く重厚なピアノでしたが、後期のものはプアです。問題はディアパソンまでつられてプアになっていることですね。ディアパソンはすぐに妻土台を木材に戻しました。まずいとおもったんでしょうね。しかし、カワイはかなり後まで鉄板です。

世の中に妻土台が鉄板というピアノは世界中無いと思いますよ。おおむね、ピアノの価格は妻土台の幅(木材の大きさ)に比例しています。

[826] 窓の梅 2008/09/26 18:47

>グリッサンドをいやがる調律師さんなんかいるんでしょうかね?

信用しないなら、こんど調律するときに聞いてみてください。

DebussyとかListzにあるんですよね。Totentanzとか激しくあります。Debussyとかサンサーンスだとかわいらしいのですが、Listzはグリグリこれでもか、とありますね。

>ffで弾くな、とか、ソフトペダルを使うな、とか、そういう人もいそうですね。

そんな調律師はいないと思いますが、次回調律の時にご自分で聞いたらどうですか。

>昔、プラアクションのBL12やBL31、BL51をそれぞれ弾きましたが、アップライトとしては大変良い音を鳴らしていましたよ。

ならどうしてカワイは金属の妻土台をやめたんでしょうね。これも調律の時に聞いてみてください。ついでにskやボストン、kgを調律師がどう思っているか、何でも聞いてみるといいですよ。

[827] 窓の梅 2008/09/26 20:17

グリッサンドのところで大事なことを忘れてました。

グリッサンドは爪で弾くものです。爪でひかないときれいな音は
出ません。痛いし、皮がむけます。

まあ試してみてください。これを習うまでグリッサンドは恐怖
(曲を避けていた)ですが、これだと数往復なんでもないです。

黒鍵よりというのは、黒鍵の前の面を触れるぐらいです。そうすると
爪だけにあたるもが味噌です。

[828] Jkjvnvhc 2008/09/26 21:50

<a href=" http://blogs.ign.com/JerryKoin/2008/09/24/102235/ ">Nudetube</a> 0241 <a href=" http://blogs.ign.com/JerryKoin/2008/09/24/102230/ ">Freetube</a> %]]

[829] RX-user 2008/09/26 22:06

なるほどなるほど

指摘の主旨がうまく伝わっていないようです。残念です。事実と論文がごっちゃになってませんか?論文の意図をキチンと把握して厳密に使わないと誤解を与えますよ。

>何でも聞いてみるといいですよ。

申し訳ありませんが、ご自分でお訊きください。

[830] ケークウォーク 2008/09/27 00:16

>>814 窓の梅さん

質問a,b,cにお答え頂きありがとうございました。

>なお、苦言を呈するわけではありませんが、もっと文献を真摯に読まれることをお勧めします。その後にご質問されたほうがいいですよ。

上記の質問は、文献に説明されていないことをあえてお聞きしました。ですが、文献を引用してユニークな説明をしていただき、楽しめました。 重ねてありがとうございます。

[831] Jcogdnai 2008/09/27 01:03

good material thanks <a href=" http://blogs.ign.com/JerryKoin/2008/09/24/102239/ ">Free Nudetube</a> %]] <a href=" http://blogs.ign.com/JerryKoin/2008/09/24/102237/ ">Zootube</a> 630648

[832] がっじーら 2008/09/27 10:59

最近のカワイ(RX2含め)は、
あまり良くない(たぶんかなり安い)フロントブッシングクロスを使ってるなと感じます。
フロントピンを磨き倒してコーティングしても、
鍵盤をナナメに押すと抵抗が出て重くなります。
たぶん、ブッシングクロスを良いものに張り替えれば直ると考えます。

[833] モデルK 2008/09/27 20:01

【gliss.について】

愛器ニューヨークS&SのK(註)でさえ、指1本のgliss.はまったく
問題ありません。しかし完全5度でのgliss.はちょっとたいへんです。
もちろんMなら完全5度どころか三和音をつかんだままのgliss.も可能
です。


(Kでは、たとえばショパンエチュードの10-4をふつうに弾き通すこと
さえ困難な操作性です)

[834] 窓の梅 2008/09/28 00:17

>Kでは、たとえばショパンエチュードの10-4をふつうに弾き通すこと
さえ困難な操作性です

まだKのソステヌートがどういう機構がどのように実装されているか見えませんが、デメリットが予想されますね。

http://www.piano-tokyo.jp/up_action.html

Kさんには不必要な説明かと思いますが、アップライトでは鍵盤じゃなくてウイペンの支点(ピン)より奥にスプーンがあって、それが縦に並んでいるダンパーアームの下端を奥に押す。ダンパーアームの中央に支点がああるので、それでダンパーが手前に動いて弦から離れるわけです。総上げのときは、この絵には断面が見えているダンパーロッドが全部のダンパーレバー下端を奥に押します。

しかし、ダンパーレバーのストロークは小さい。弦、ウイペン、ハンマーにかこまれた小さな領域にダンパーが限られるので、どうしてもダンパーの切れが悪いのがアップライトの欠点です。

一方グランドは基本的に鍵盤の端が直接もしくはスプーンでダンパーロッドを持ち上げる。その途中にトゲがあり、ソステヌートペダルを踏むと、ソステヌートロッドが回転し、水平方向にでっぱりが出る。トゲはでっぱりに対し、下から上には自由に動くが、上から下にはでっぱりにひっかかって降りてこない。

グランドではダンパーが単純な上下運動でストロークもあるのでソステヌート機構を組み込んでも、ソステヌートペダルを踏まない限り、何の接触も影響も無い。重量もその分だけ錘を減らせばトータルでのデメリットが無い。

アップライトにもソステヌート機構を仕込むには、大きくストロークし、そこに片方だけに首を振るトゲを仕込む部分が必要がある。

しかし、ダンパーレバーの後ろは弦、上は支点、前はダンパーレバー(総上げ)、前下にはウイペンがあって、ウイペンのスプーンより上にソステヌートを仕込む場所が無い。

とすると、ダンパーレバーの下端を下方に延長し、その下端にトゲ(手前にはお辞儀するが奥向きにはお辞儀しない)を置くことになる。

そして、そのトゲに下方からからむ突起を持つソステヌートロッドをトゲの下に左右に渡し、それがソステヌートペダルで回転するようになっている。

そして、普段はダンパーレバ下端下向きのトゲにはソステヌートレバーはからまない。しかしペダルを踏むとレバーが回転して出っ張りが上向きに出現する。

ダンパーレバ下端のトゲはダンパーを踏んで奥に動くときは、出っ張りに大して首を振るので抵抗にならないが、戻るときはでっぱりに妨げられて戻れない。おそらくKもそういう機構でしょう。

そうすると、ダンパーレバーの下端が長くなると重量が増えますので、ダンパーを弦から離すのに鍵盤からの力が要る。さらに普段ダンパーを弦に押し付けているダンパースプリングを強くせざるを得ない。

そうすると、どうしても鍵盤が重くなる。

これを解決するには、ソステヌート機構を廃する。つまりダンパーレバー下端を削り落とし、スプリングを弱くするということで、ちょっと元には戻せないので手をつけにくい(止音が悪くなるかも)。

というところでどうでしょう>k氏

[835] Rrtvkpya 2008/09/28 05:12

Gloomy tales

[836] 窓の梅 2008/09/28 10:05

>たぶん、ブッシングクロスを良いものに張り替えれば直ると考えます。

なんか、カワイに対する鬱積したものが噴出していますね。ついでにもうひとつ書いておこう。

以前あるホールに中型ピアノGSが調子悪いということで放置されていた。みるとカワイのGSだった。GSと言えばカワイの誇るコンサートピアノの系譜なんだけど、満足にアルペジオが弾けない。

大屋根をあけて見ると、なんとハンマーが波打っている、というかハンマーのフランジがスティックしている。製造番号からすると80年後期だから、そんなに古くも無いが。

低音のところからサポートをみると、なんとシュワンダーだ。ヤマハは70年はじめにはエルツになっているのに、まだシュワンダーなのにびっくり。

管理者に聞くと、アクションにプラスティックがあってしょっちゅうスティックするので放置とのこと。修理にはアクション総交換で高くなるので交換の予定が無いとのこと。ヤマハのC7があるので出番が無いという。

私にはよくわからんのだなあ。アクションにプラスティックを使うことの是非は議論しないがスティックの頻度は高い。そんなにハイテク?安物材料を使うのになぜこの年代でシュワンダーなんだろう?GSとは一応KGとは違って手作りで作っているピアノなのに、なんでこうちぐはぐなんだろう。

まあ、よくわからん会社です。もっと驚いたことには、ディアパソンにも80年代後半にこのプラスティックのハンマーフランジがあり、よくスティックすると言う。問題は、ディアパソンのアクションはかなり前からエルツになっていて、さいわいサポートは交換しなくてよいと言う。

悲しい話だと思いませんか。GSはフルコンに準じて一応カワイで手作りの製品です。ヤマハで言えばS400とかにあたるのかな。

それが放置プレー。しかも同時代のディアパソンはすでにエルツなのに、GSはシュワンダーのまま。シュワンダーが悪いとはいいませんよ、家庭用なら。しかしコンサートピアノでは連打に弱いシュワンダーを80年代後半にもまだGSに使っている理由がわからん。さらに、各下(KGよりは格上)のディアパソンよりサポートの質が落ちるとは。。。。

これでもオレンスさん、調律師筋ではカワイのピアノ、特にグランドが嫌われていることを否定されるんですかね。まあ、嫌われているというのは言い過ぎかもしれません。上に書いたように、理解しがたい、のがただしいかな。

そもそも、過去の書き込みをみると、オレンスさんKGが重いことにいろいろ苦労されて、ハンマーまで交換されていて、娘さんが重いピアノをうんぬん、と書いてあるじゃないですか。やはり自分が書いたことと合わないことをかかれても、カワイのグランドと同じように一貫してませんよ。

はなしは飛びますが、今のskはよくなっていると思います。これだけは書いておかないとフェアじゃないから。

それから、オレンスさんの、ピアノは買ったときから老化し、決してよくならない。よくなるとしたら腕のよい調律師が手を入れた分だけ、というのも常識に反します。これはまた適当な時期で。

[837] ケークウォーク 2008/09/28 14:06

>>832 がっじーらさん

>フロントピンを磨き倒してコーティングしても、
 一般的には鹿革でごしごしやると思うのですが(うちに来る技術者にお願いして、作業の一部を体験させてもらった事があります。気さくな方で、素人でも出来そうな作業は興味を持ってあれこれ聞くとやらせてくれます(笑))、更にコンパウンドなどで磨いて表面を仕上げるのでしょうか?
コーティングは、どのような物を使用するのでしょうか?
教えてください(^_-)。

[838] アラビアのオレンス 2008/09/28 20:06

みなさん、
 このスレッドでは私の記憶では今年の春ころ調律太郎といふハンドルのかたがあるテクニシャンの仕事に対して怪しげな評価を、彼個人の意見としてでなく、「だれもがそのように思う..」と風説の流布にあたるポストをされた事件がありました。しかしそれ以前にはそのような事件は私の感覚や記憶ではなかつたと思ひます。
 窓の梅といふハンドルのかたが合理的な根拠のないポストをしてゐます。とくにあたかも統計から得られた情報であるかのごときものです。自身の願望、自身の想像、自身で目撃した事実、ソースを明らかにしての他から得た情報をポストすることは自由ですが風説の流布は犯罪です。
 風説の流布に対抗するために我々はつい風説の流布を犯してしまうことがありますが皆さんにおいては十分そのやうなことが無いやう希望します。

例1:「カワイのMPAを過度に期待するのは間違いだと思います。」これは発言者の願望または想像ですから問題ありません。

例2:「ボストンは消える運命なのかも知れない。。」これも発言者の願望か想像ですから問題ありません。しかし「実は私の周りでもボストンの評判は前から悪かったのです。」はやや問題あります。「私の周り」といわれても匿名でしかもどこに住んでいてどのやうにピアノに関わつてゐる人か判らないからです。あわてものが「そーなんだ、ボストンって駄目なんだ」と受け取ることを狙つてゐる悪質な表現です。
 上記の発言に「私の周りは本当にボストンの評判は良いです。」で対抗する場合には対抗者のいるコミュニティーが発言者が居るコミュニティより質のうえで優れていないと効果がありませんし、決着をつけるには互いにコミュニティーを明かすひつようがあります。どのような事実に基づく評判かを明かさない場合には 風説の流布的説 vs 風説の流布的説 になつてしまひます。

例3:
 「ある著名な演奏家が .. と云つてゐた。」や「ある有名な教授が .. した。」は風説の流布ではまつたくありませんが具体的に誰かを述べずして意味のない発言です。ただ發言者の願望がそれと同じてある旨は読者には伝わります。事実だと信じてしまう読者は何パーセントくらでせうか。

窓の梅さん、
 警察に捕つたりカワイに訴えれたりしない範囲でどうぞ十分にお楽しみ下さい。

[839] 元コラ 2008/09/28 22:26

こんばんわ、スレ建人の元コラです。

このところ、ウォッチしつつ、もうここも終わりなんだからまぁ良いか、と言う思いがあり出遅れてしまいました。申し訳ありません。
もともと、TheBBSが近く閉鎖への結論に至った大きな理由は、ある程度以上の目的を持ったコミュニティーの意図的な操作、誘導などの悪質な違反行為が、頻発したからと理解しています。このスレ建人程度の僕の場合にも、拙Blogなどを通じて少なからずそのような問題を秘めた行為があり、何度か自主閉鎖も検討しましたので、その苦労は良く理解しているつもりです。ですので、たとえこのままこのスレッドが(TheBBSの閉鎖と共に)自然消滅するとしても、これら意図が存在する行為は許すべきではない、と思い直しました。

既にアラビアのオレンスさんが指摘されてますが、匿名性の高いコミュニティーで有る限り、読者の受け取り方や、読後の心情などを充分考慮した上で、発言していただきますよう、お願いします。ご存じの通り、あたかも自らの意見の信憑性を増すかの様な...風説の流布にあたる行為は犯罪です...軽い認識の元に、それら行為に至りませぬよう、重ねてお願い致します。
また、一方的な大量意見、長文発言のポストは、謹んで頂きますようお願い致します。自らの行為の継続において、必須と思われる同行為につきましては、無料Blogなど他手段を駆使し、本スレッドに大きな影響の無い方法での実現をご検討ください。

本スレッドが、TheBBSの閉鎖と共に自然消滅するまで、どなたも傷つけられる事無く、どなたからも惜しまれつつ、無事に終える事ができますよう、祈っております。(;´_`;)

PS.先日まで、スパムポストの削除依頼を数日に一度程度行っておりましたが、ここも近く閉鎖を控えるに当たって、運営スタッフの担当作業量が増加している物と予想し、あえて明らかならスパムについては、削除依頼を行っておりません。ご了承ください。

[840] 窓の梅 2008/09/28 22:47

>」窓の梅といふハンドルのかたが合理的な根拠のないポストをしてゐます。>」

オレンスさん、妄想入ってませんか。以前から、オレンスさんはピアノには熟成が無い、どんどん古く悪くなるだけとか言ってますけど妄想じゃないですかね。だれも同意してませんdせいた。

ボストンの評判ですか?私のまわりを信用しないなら、米国での値段から行きましょうか有名なピアノブックからの引用です。

http://www.bluebookofpianos.com/boston.htm

GP-l56
GP-163
GP-178
GP-193
GP-215
18,000
21,450
25,000
31,000
40,000
次にヤマハc3 以下値段は黒です
C1
C2
C3
S4B
C5
C6
S6B
C7
18,400
24,000
35,800
62,200
38,600
42,800
70,400
48,600
あれ、ボストン178cmはc3より1万ドルも安いんだ。カワイはどうでしょう。
RX-1
RX-2
RX-3
RX-5
RX-6
RX-7
22,000
25,000
32,000
36,500
40,400
47,000
RXってCよりわずかに安いけどボストンより高いんだ.
つづく

[841] 窓の梅 2008/09/28 22:48

つぎ、skいきます。

SK2
SK3
SK5
SK6
5K7
37,600
45,800
50,100
58,500
62,500
sk高いですね。じゃあ、essexはどうだろう。
EGP-155
EGP-161
EGP-173
EGP-183
11.800
13,200
15,200
15,600
やはり安いですね。サイズで比べると、sk>>c>rx>boston>essexになっている。

実はbostonは以前はcととんとんだったんですが、需要と供給の関係でこうなりました。私はあまり上のデータは書きたくなかったんです。がオレンスさんの妄想につきあうには、お金で示すのがいいかと。確かに1990年に設計されたボストンの品質はKGよりは優れていた。しかRXは1995年で2000年に設計更新されている。skはそれと同時に出現した。つまり今のrxskは2000ごろの設計なんですね。

もうこれ以上オレンスさんを悩ませたくないんですが、妄想の中でお暮らしになっているからずばりお金の評価で行きます.

もうオレンスさん、妄想はいいかげんにしませんか。ボストンの評価って国内外でこんなものです。いまは.

[842] 窓の梅 2008/09/28 22:54

元コラさんへ

オレンスさんのおっしゃる

へつぽこ技術者もパオロやデル、暴力団、単細胞。。。。

って表現はいいんですか。ダブルスタンダードは良くないですよ。

[843] アラビアのオレンス 2008/09/29 00:05

>>840 窓の梅さん、
>有名なピアノブックからの引用です..
 The Piano Book といふ書籍と Bluebook of Pianos といふ web頁は異なるものです。
 ちなみに The Piano Book, 2007-2008 Annual Suppliment to では Bluebook of Pianos と異なる値が Price のカラムに示されています。この本ではこのカラムの意味が Price とは書かれてゐますが評価であるとは書かれていません。他からの引用をされる際にはできる限り正確にお願いします。
 

[844] 窓の梅 2008/09/29 00:29

めずらしくオレンスさんの指摘が正しいです。

確かにBLUEBOOK OF PIANOS

です。

評価はいろいろでしょうが、私も周りの評価は断然sk>>>>ボストンです。ディアパソンが好きとおっしゃる方はいましたが、ちょっとディアパソンの音は系統が違うようです。

オレンスさんの書き込みでも、ヤマハは音で対象外、スタインウェイは高すぎて対象外、skはまんざらでも無いが娘さんがローマ字ロゴが嫌いで対象外、と書いてあったと記憶しますが、オレンスさんの周りではボストン>>>skなんですか。何人ぐらいそういう方がおられますか。私の方が、オレンスさんの周りの評判というものを聞きたいです。

[845] 窓の梅 2008/09/29 08:38

[8]アラビアのオレンス 05/09/23 20:05 *pJtDrkJ14p.*1tp7
やはり、新しい、または整音直後が一番硬化の具合が均等であり、エイジングが必要といふ説は怪しいです。
[18]アラビアのオレンス 05/09/24 23:42 *pJtDrkJ14p.*7dB.FZJSyj
十年(廉価版ピアノはこれくらいでせうか)以上自然乾燥したあとに工場内でさらに人工乾燥させた木材が一般家屋内に 2-3年おかれ、その間の 1/10 くらいの期間振動を体験させたくらいで人の耳に違いが認識できるほどの変化があるとは思へません。
[24]アラビアのオレンス 05/09/25 18:33 *pJtDrkJ14p.*7dB.FZJSyj
フリーメイソンのクレモナ支部のわが町の響板素材を守る班に科学者たちは研究活動を妨害されているのではないかとさへ思います。
[51]アラビアのオレンス 05/10/10 13:48 *pJtDrkJ14p.*FKMG
響板は交換しないほうがよいとまたは時とともに成熟すると客に(嘘を)説明するのに己の腕不足を隠すという切実な理由があるとは、人を疑ってばかりいるわたしでも、気付きませんでした。
[404]アラビアのオレンス 08/01/12 18:43 *pJtDrkJ14p.*JqWKRFYU51
 もし音色や感触に不満がなければカワイ SK2 が、私が想像するに、寸法やご予算の制限に従うなら最適かと思ひます。

アレグロさんはこう言っています。

[56]アレグロ 05/10/13 01:12 D0BMyQB96Y
1910年のピアノを今、新品時の状態にすることは不可能なのです。ザイラーが修復によって新品時のザイラーに生まれ変わったかもしれませんし、別の性格が備わったかもしれませんが、それは誰も知る由もありません。しかし根本的な設計の違いがありますから、リビルドしてもスタインウェイはスタインウェイの、メイソンはメイソンの性格が残っていることは感じられるはずです。

[63]元コラ 05/10/15 01:05 *wLGtrTDetk9*WLHJZ
ピアノって、響板が直接振動するだけに、心臓部であり個性の源の様に感じるわけですが、実際のところ音色を決定する要素の、何割かしか担っていないのでは無いか、と言う事です。根拠は無いのですが、どちらかと言うと、基本設計の違いの方が、音色に大きく影響している、と考えるほうが良いのだろう、と思い始めているんです。最近、ピアノの構造や設計などについて、少しずつ調べていて、感じている事です。

要するにオレンスさんには賛同していないのですよ。また、クラシックのシュタイングレーバーをリストアしてすばらしい音を披露してくれているpianohausさんにも失礼じゃないですかね。これこそ風雪の流布で流布でしょう。カワイのグランドについては、

[693]Pianohaus 06/05/30 01:38 .T
鉛の調整が全てでは無く整調もかなり直しましたが、鍵盤の鉛調整
と共にダンパーレバーの鉛調整もカワイには必要です。
[476]Pianohaus 06/02/13 20:47 .T3..0oc2g
私の所のカワイは出荷の段階でならしの基準位置が1mm高かったので1mm下げました。また、あがきも深かったのですがこれらの調整でもタッチはかなり変わります。
[472]Pianohaus 06/02/13 12:03 .T3..0oc2g
カワイのグランドは大体タッチが重くて音がこもっていますが、下取りしたピアノには大きなサイズのレンナーハンマーに交換されていたのでさらに普通よりも重くなっていました。
[19]Pianohaus 06/10/12 07:03 lfV98vJ2x1
カワイのGPで止音不良の場合は、ダンパーガイドレールのブッシングクロスが原因でスティック(動きが鈍い)するケースが多いようです。一旦ダンパーを抜いてガイドブッシングクロスに直径2mmの真鍮丸棒で作ったブッシングアイロンを当ててやると直ると思います。

最後にオレンスさんからの一言。

[404]アラビアのオレンス 08/01/12 18:43 *pJtDrkJ14p.*JqWK
ボストンを買った場合、その楽器店からは S&S やカワイの MPA などのレベルのテクニシャンを付けてくれさうですか。そうでない場合にはボストンを買うのは冒険だと私は思ひます。 もし音色や感触に不満がなければカワイ SK2 が、私が想像するに、寸法やご予算の制限に従うなら最適かと思ひます。

[846] おやおや 2008/09/29 13:14

今までにない、下品な発言が増えましたね。

スポンサーから一言。

[847] 窓の梅 2008/09/29 19:20

>Price とは書かれてゐますが評価であるとは書かれていません。

まあ、考えてみてください。米国では精度が高くコストパフォーマンスが高く、日本よりももっと長い使用期間を念頭において値段がきまります。過去のトラブル発生件数から、日本のピアノが日本より高い新品価格で売れるわけですね。これは自動車に似ているとも言える。

そして、スタインウェイの中古が日本より潤沢にある、ということですね。ですから、ボストンの当初の値段はオーバープライスと判断され、現在の新品価格の評価に落ち着いたわけです。ようするに、ヤマハ、カワイのすぐ上には程度が落ちるスタインウェイの中古が迫っている、というかほぼ同じ値段ですね。程度が落ちるものもたとえば5000ドルかければそうとういい程度にもなる。

つまり米国ではスタインウェイの中古がかなり程度の悪い2万ドル代から新品同様のもの、また歴史的に現在よりも良かったものは現在の新品より高い評価があるわけです。そして、製品は日本より長く、そして頻繁に流通している。

その点、日本のボストンにはいわゆる鳥無き里のこうもり的なニュアンスが無いとは言えません。ですから高止まりしているわけです。

もちろん、私はボストンの価値を貶める気はありません。明らかに設計された時点でkgより上です。もし鍵盤荷重やハンマーなどが念入りになされれば、skに近いところまでいけるポテンシャルはあります。RXとの優劣は設計時期が違いますので微妙ですが。

だからこそ、ボストンを売ることにしたとおっしゃる方がおられれば、だれもボストンが気いられるようにアドバイスしてさしあげられなかったのか、非常に残念なんですね。だからのこのこ出てきた。

このスレは歴史にのこるわけです。そこで常識に反することが流布されたままでは困る。プロの調律師には言い難いこともあるでしょう。だから代弁しているんです。

だからこそ出てきた。この板にはかつて調律師やプロピアニストの方も多く出入りしておられましたが、出てこられなくなった理由の一つには特定の方の妄想があったからだと思いますよ。ご自分ではボストンを買うのは冒険である、といいながら、私のボストンの評価が風評の流布とかおっしゃる。自分ではボストンよりskを薦めるとおっしゃいながら、私を単細胞とおっしゃる。困ったものです。

[848] 窓の梅 2008/09/29 20:49

ボストン、評判でググったら、スタインウェイ正規代理店のウェブが
ありました。

http://steinway.exblog.jp/d2008-08-03

スタインウェイがデザインし設計したピアノですから大きな可能性、潜在能力を持っていますが、これまではなかなか本領を発揮できない事情にありました。スタインウェイ特約店で高度な調整を施されたボストンピアノのすばらしさが、全国のピアノ関係者に浸透し始めております。

正直な代理店ですね。やはり特約店で高度な調整がいる、ということです。個人的には鍵盤荷重の問題は個々のユーザーが単三電池で確認すればいいわけで、いい個体があったら正直な店からなら買ってもいいかと思います。

[849] 元コラ 2008/09/29 22:36

業務連絡です。

申し訳ありませんでした...
ポスト直前に、アラビアのオレンスさんの発言に気が付いたので、安易に「既にアラビアのオレンスさんが指摘されてますが、」との表現を使用してしまい、あたかも一個人の意見に対する賛同するかのような内容になってしまいましたが、特にそのような意図はありません。ご参加の皆さんに、誤解を生じましたことを、お詫び申し上げます。

僕は特定な個人(ハンドル)の発言を否定も肯定も致しません。要するに、どなたが不当で、どなたが正当である、と言う事を言いたい訳ではなく、皆さんそれぞれの善意による解釈の上で、本スレッドの健全な運用にご協力頂きたい、とお願いしているに過ぎません。僕にはそれ以上の権利は有りませんし、ご存じの通りシステム上も個々の発言の削除権も持っていません...有るとしても、このスレッドの閉鎖権限だけです。まぁ、それすらパスワードが不確かで、怪しいですが...(;´_`;)

と言う面では、今回の僕の発言は、以前にアップした、>>462 (http://play-4.bbs.thebbs.jp/1159105493/462p) と同じ内容で良かったのですが、同一内容のポストを避ける為、今回の様な内容になってしまった事を、ここにお断りしておきます。

ですので、同じく本業務連絡への返答はご遠慮ください。本スレッドの健全な運用のため、よろしくご協力お願いいたします。

[850] アラビアのオレンス 2008/09/29 23:36

>>847
> ..そこで常識に反することが流布されたままでは困る。
 常識とは異なる考えをもつているからこそ意見を述べることが可能なのです。常識と同じ考えであることを確かめあう目的でこのスレッドを訪れた方がさぞ驚くこととは薄々感じてゐました。個人の考へを一人分の意見として述べるのは正統な行為です。

>プロの調律師には言い難いこともあるでしょう。だから代弁しているんです。
 プロの調律師から委任されて代弁してゐるのですか。それでしたらその証拠をみせてください。さもなければ以後このやうな一人の發現者があたかもそれ以上の人数の発言とおもわせるやうなポストをお控えください。

[851] 窓の梅 2008/09/30 00:44

このあたり、

--------------------------------------------------------
[24]アラビアのオレンス 05/09/25 18:33 *pJtDrkJ14p.*7dB.FZJSyj
フリーメイソンのクレモナ支部のわが町の響板素材を守る班に科学者たちは研究活動を妨害されているのではないかとさへ思います。
[51]アラビアのオレンス 05/10/10 13:48 *pJtDrkJ14p.*FKMG
響板は交換しないほうがよいとまたは時とともに成熟すると客に(嘘を)説明するのに己の腕不足を隠すという切実な理由があるとは、人を疑ってばかりいるわたしでも、気付きませんでした。--------------------------------------------------------

大丈夫ですかね。フリーメーソンとか妄想じゃないですか。

何度も書きますが、響板は適切な弦圧があって割れが高度でなければOKなんです。スタインウェイ社は少々割れててもかまわない、とまで書いている。ちょっと響板に対するとらわれが過ぎるような。

スタインウェイにいわせれば、響板は音量には大きな影響があるが、響板は空気とのインピーダンスマッチングをとって音を単に増幅するためにあるそうですよ。音質を決めるのに響板は主役じゃないんです。

http://www.steinway.com/technical/soundboard.shtml

Thus, within a small fraction of a second any motions of the strings are transmitted through the bridges to the soundboard, which as it were, accepts them, and faithfully reproduces them over its entire surface. These tiny but intensely complex motions, originating at the strings, are transmitted to the large body of air surrounding the front and back surfaces of the soundboard, thereby setting up powerful sound waves which immediately register on the ear-drums of all within hearing.

It should be remembered, however, that it is the strings, and not the soundboard, that originate, by their vibratory motions after they have been struck, the sound which the soundboard amplifies.

in fact, as the structure of the soundboard remains solid, with ribs and bridges adhering correctly to the surface of the soundboard, and with the entire periphery rigidly fastened into the frame of the piano, the question of cracks is utterly unimportant.

I have gone into this matter at some length because the public, and some piano men, are misinformed on the subject. To correct the difficulties that arise out of public misunderstanding of this matter has been the object of this article.

[852] 窓の梅 2008/09/30 08:54

フリーメイソンのクレモナ支部のわが町の響板素材を守る班に科学者たちは研究活動を妨害されているのではないかとさへ思います。

フリーメーソンが妨害しているという根拠は??????

響板は交換しないほうがよいとまたは時とともに成熟すると客に(嘘を)説明するのに己の腕不足を隠すという切実な理由があるとは、人を疑ってばかりいるわたしでも、気付きませんでした。

どこにこんな業者がどのくらいの数がいるんですか?根拠は???????

新しい、または整音直後が一番硬化の具合が均等であり、エイジングが必要といふ説は怪しいです。自然乾燥したあとに工場内でさらに人工乾燥させた木材が一般家屋内に 2-3年おかれ、その間の 1/10 くらいの期間振動を体験させたくらいで人の耳に違いが認識できるほどの変化があるとは思へません。

根拠は?????

まあ、フリーメイソンとかちょっと、妄想が入っていませんか?

[853] 窓の梅 2008/09/30 12:31

製品が作られて、いつごろの音がいいか、というのには諸説がありますが、どうせオレンスさんが根拠がとかいいますので、とある調律師の説をあげておきますね。

もともと響板の音は中低音が主で、次第に中高音になると弦から直接の放射、ケース、支柱からの放射が有力になる。中低音は弦圧を適度にかけるのが良く、中高音は軽め1-1.5kgが良い。

当初2,3年は弦がのびる。その後弦は弾性域にあるが、20−30年たつと金属疲労し、一部が塑性域に入り音質が低下する。ただし日本の仏壇アップライトは弾性域の時代に調律が下がって張力が下がったまま放置された場合は錆びをおとすだけで使えることもある。

当初響板は10%位まで水分が落とされるが、その後周囲の湿度と平衡状態になる。湿度が増えるとのびてクラウンが保持されやすいが、たとえばアップライトのように裏だけに綿埃があってそっちが湿度を吸うと、バイメタルのように湿度があっても響板の裏がのびてクラウンが落ちることもある。

高い温度(キルン)で人工乾燥すると、細胞構造が壊れて水分だけでなく樹脂分(松ヤニのようなもの)が揮発して逃げてやすくなり、板はやせて堅くなる。そうなると縮んで割れが出ることがあるが、割れがヘアラインであれば膠か接着剤で可。割れに幅があれば表から埋木、高度であれば交換する。ニスは松ヤニ成分が多いものを使う(レンナー?ヤーン?のニス)。

古くなってもクラウンがある程度あって割れが軽度であれば響板を変える必要は無い。その場合、響板が堅くなり(アドミッタンスが減り)、内部損失が減ってくる。しかし、そんな場合はわずかな弦圧(1kg)程度でも非常に鳴りが良いので、枯れたいい音になる場合もある。枯れた良い音、長いサステインが両立しているアンティークの絶品もある。

高音に関しては新品からアンティークになるまであまり弦圧をかけない。十分な高音にはなによりケースや支柱の剛性、強度が必要である。日本のピアノはどれもベヒシュタインのコピーだが、ヤマハの古いgやkgはベヒシュタインの支柱やケースをコピーしたものの、木材がラワンなどで軟らかく、まったく同じ寸法と製法で作っても中高音の音量が乏しい。ヤマハはcのころcfにならい、カワイはrxからEXにならって剛性があがっておりいい音になった。ヤマハはともかく、カワイの最近の数年は改善が著しい。

などなどです。どうせオレンスさんは根拠が、とか言うんだろうなあ。あくまでも一つの説です。人間も老化、円熟は紙一重なんで、ピアノも新しい方がいいが、古くても良いもの多い。ただし、新品購入直後がいい、とはどんな調律師も言いませんよ。まあ3−15年くらいがおいしいんじゃないですか。

[854] モデルK 2008/09/30 23:25

ヤマハ系の音楽教室の楽器に触れる機会が多いのですが、
3本ペダルになってからのGシリーズに好感を持つことが多いです。

また、公共施設の練習室などでは、昭和30年代のアップライトが
設置されている、ということもあるのですが、これがなかなかに良い感じだったりします。

[855] 窓の梅 2008/10/01 00:40

>3本ペダルになってからのGシリーズに好感を持つことが多いです。

Gシリーズといっても非常に長い歴史があり、いくつかの系統にわかれますね。

一番古い系統はベヒシュタインのコピーの系統です。アリコートがありません。見分け方ですが、支柱が平行に近い系統です。鳴りは中低音が豊かですが高音が弱い。進化論的にはカワイのナンバーもの、KGに近いですね。

次に古い系統はベヒのコピーにちょっとスタインウェイがキメラ状に入っています。アリコートがついています。音質はちょっとちぐはぐな印象があります。後ろにEがつくころかな。進化論的にはボストンに近いです。

もっとも最近の系統は、70年代からで実質Cシリーズと同じですが、アリコートがありません。支柱は放射状3本、剛性を高めるためにかまぼこ板が大きいのが特徴です。進化論的にはRXに近いですか。

面白いのは、最新のCが出た後のGは、(ヒッチピンと駒の間があいている。本来アリコートがあったため)、アリコートの有無をCとの差別化に使っていました。。。。。ところが、時々気まぐれにGシリーズながらアリコート付きになっているものがある。

特にG1、G2は長らくC1、C2なるピアノが無かったのでずっとアリコート付きでしたがC1、C2が出た後(90年代になってから)、しばらくしてからアリコートが消失しています。

>昭和30年代のアップライトとが設置されている、ということもあるのですが、

そのころのヤマハはまだベヒシュタインの影響が残っており、木材もよかったのだと思います。UシリーズはUGまでベヒシュタインのコピーの影響が強く、UHあたりから仮想コピー先がグロトリアンになり、UX以降は間違いなくグロトリアンのコピーになっています。

なぜアップライトもスタインウェイコピーにならなかったか、これは推測ですが、スタインウェイのアップライトは過剰品質(グランドを立ててアップライトのアクションをつけた雰囲気)なので、遠いいとこのグロトリアンをマークしたんじゃないですかね。

要するに、グランドはベヒコピーからスタインウェイコピーへ、アップライトはベヒのコピーからグロトリアンのコピーへ、という流れですね、ヤマハの場合。

[856] 窓の梅 2008/10/01 00:48

>>昭和30年代のアップライトとが設置されている、ということもあるのですが、

カワイの場合、BLまではベヒコピーの影響が強いと思います。しかしBLの中期からはプラスティックアクションになっていますし、妻土台が鉄板(ボックス状)になる。BL後期になると妻土台が表の部分だけで、奥は単なるL字アングルになる。したがって、後期のBLは親板と底板の結合が非常に弱い。系統としては8がつくもの(共鳴用の弦が2本多い)を最後として、カワイはコストダウンとコンソールデザインに走り、その後は特に言うべきモデルはありません。

[857] モデルK 2008/10/01 11:29

Gシリーズのアリコートの有無についての感想を
少し書きます。記憶をたどるかぎり、1と2のサイズでアリコート
の無い楽器を弾いたことがありません。G2では2本ペダル、アリコートありの中古を拙宅でも使用していたことがあります。いずれにしても
1と2は、良い楽器と感ずるものがとても多いですね。
G5(3本ペダル)のアリコートなしの楽器(80年代半ば製造?)で、
とても魅力のある楽器にあたったことがあります。
これは高音が鳴らないという特質がピュア音質としてプラスのほうに
働いていたと思います。とても管理状態の良い楽器でしたから、
それで好印象を持っただけなのかもしれませんが。

ヤマハのアップライトはX支柱時代のものに惹かれることが多いです。
これって、グロトリアンに倣ったものですよね?

[858] 窓の梅 2008/10/01 14:27

今はヤマハの標準サイズはc3になっていますが、長らく60年代までG2だったのですね。有名なレイモンド氏のデザインのG2Bも169cmです。このサイズは欧州のベヒなどの165-176cm級がモデルだったのでしょう。

G2はアリコートありとのことで、G2Eでしょうか。これは先のベヒピーの時代のサイズ169cmのままで、スタインウェイを参考として(+タローネ)で支柱、側板などを強化しアリコートを装備したもので、名機と言われています。一見現在のcに似ていますが、低音、中音域のダンパーが支柱の前についているのが特徴です。これはディアパソン、
カワイとも共通しますね。

おそらくG5でアリコートが無いのはC5がメジャーになったころの無理やりアリコートの有無でGとCを作り分けていた時期のものだと思います。
アリコートが無いので高音は雑音が少なく穏やかですが、スタインウェイ並に支柱と側板が強化され、サイズが大きくなっていますね。私もアリコート(前)はフェルトで殺しています。

cが主流になったころから、音大生のピアノはG2からC3の188cm級になっています。おそらくこれはスタインウェイAの影響じゃないでしょうかね。

スタインウェイに言わせれば、S,M.Oが個人用、ABCDはホール用、Aはそのなかで小ホール、大邸宅のオーナーもしくはコンサーバートリー(音大教材)と定義されていますので、ちょっと日本の風潮は(利益もあって)大きいほどいい、に傾きすぎかも知れません。ショパンコンクール入賞者などでも日本人でご自宅はやはりc3、s4b、c5程度です
のでそれでいいんじゃないでしょうか。

ヤマハ的にはのだめの漫画でのだめが弾いているのはc3G3、ドラマ番はチッペンデールのc2、千秋はs4Bらしいです。のだめや千秋はこれでラフマニノフピーコン、リスト鬼火、ラベル鏡の練習をこなしてますから、ヤマハもそんなサイズで十分でないかと考えているふしがある。ちょっと最近はサイズて気にはバブルじゃないですかね。もっとものだめのチッペンc2は高価なピアノでc5の値段しますけど。

>ヤマハのアップライトはX支柱時代のものに惹かれることが多いです。

このころから日本で作るとコスト割れになっていたようです。もうヤマハはアップライトを売りたくないんですよ。そこでA1やZ1を作ったのですが、いかんせん狭い日本では売れない。買うひとはcシリーズを買うわけで、家が狭いがお金のある人たちは今は欧州のアップライトを選ぶようですよ。

[859] 窓の梅 2008/10/01 18:57

そうそう、モデルKさん、最近のカワイSK3 対 C3XAの取り組み
はすごいですよ。

SKは前にもまして良くなっています。カワイはここのところ支柱の縦方向の強化に非常に熱心で、オーバーサイズの支柱を使ってきています。対してヤマハは横方向ですね。後ろ框と呼ばれる放射状支柱を受ける横メンバーをXAシリーズで強化してきました。

SKはあくまでスタインウェイを上回る軽快さを追っています。車で言えばBMWです。今回ヤマハは今までのスタインウェイコピーとはちょっと方向性を変えて、古いベヒが持っていた剛性感を追っています。昔のベンツですか。

どちらも、カタログにはハンマーとか弦とか響板がどうの、こうのといいろいろ歌っていますが、結局車と同じで、土台がしっかりしていないと、いろいろな小細工の効果が安定しないということですね。

モデルkさんクラスであれば、SK6とC6XAの弾き比べになるのかな、試弾されることをおすすめします。車でいけばセドリッククラウンあたりから、レクサスクラスになっています。ちょっと前のC3LAなんかとはC3XAは支柱構造から違うまったく別物ですよ。C3LAはチレザRX-3ですが、XAはがっぷりSKクラスを狙っています。

[860] モデルK 2008/10/01 22:13

コンサートピアニストは、
自宅のピアノにはあまり拘らない、という人も多いですね。
私は音楽を生業としていますが、専攻は作曲でした。
作曲家といえるほどの創作活動はしていませんが、
伴奏や教室の仕事で玉石混交(?)の楽器に触れ、
まさしく「楽器としてのピアノ」に興味を持つようになりました。
C3LAはしょっちゅう弾いているので、今度XAを試してみます。
音大生ピアノは、下宿生は「2」、自宅生は「3」が標準という認識
でした。私は「C5」でしたが「5」や「7」の人もけっこういたし、
アップライト派もいました。S&Sの「S」をもとめる人たちが出始めて
いました。

[861] 窓の梅 2008/10/01 23:38

>私は「C5」でしたが「5」や「7」の人もけっこういたし、
アップライト派もいました。S&Sの「S」をもとめる人たちが出始めて
いました。

今はとにかくC3というユーザーが多いとのことで、ヤマハが作るグランドの実に70%が素のC3だと言います。以前youtubeでフジ子へミングさんが、児童施設のアップライトでカンパネラを弾いておられたのですが、意外にピアノが限界で無理はしている印象は無かった。そういえばカンパネラは跳びますがメフィストやトーテンほど連打は無いからかなあ。

>C3LAはしょっちゅう弾いているので、今度XAを試してみます。

かなり方向性が違います。C3LAはC3の特別仕様という感じで少しSK風でしたが、XAは骨格が太い感じで、ヤマハは和声感が良いいと言っていますが、私には過去ヤマハになかったずぶとさ安定感を感じました。

資料の隅々に末永く響板のクラウンを維持するうんぬんとあります。以前からカワイEXは支柱の上下断面を大きくし、後框+鍵盤棚の大きさにしています。縦方向の剛性を上げるためですね。

今回ヤマハは後ろ框を強化し、放射状支柱からのストレスで後ろ框が座屈しないように強化しています。これも同様に縦方向の剛性をあげ、ケースが左右方向に膨らんでクラウンが落ちることを防ぐ設計のようです。この剛性が、すべての音域で安定感とムラの無さにつながっているような。ただ私が弾いた個体は新品ほやほやで、弾きながらユニゾンがズレていく?ような状態でしたが。

今までヤマハ、カワイは安くて精度の良いS&Sのコピーという感じでしたが、ヤマハはSKとは違う方向性を探しているようですよ。イメージとしてはベヒの音質でS&Sの音量を実現する、みたいな。

[862] ROMの一人より 2008/10/02 17:06

私は「窓の梅」さんを応援します。退出する必要などさらさらないと考えます。

で、このBBSが続いている内に是非書いていただきたいのですが、上に少し書かれていました「欧州のアップライト」について、
その長所と短所を客観的に整理して教えてください。
アップライトは演奏性でグランドに劣る、とかそういったありきたりのことではなく、
あるピアノを買おうとするとき、そして実際に買ってからのメンテナンスなどについて
メーカー別・機種別の留意点が知りたいです。
メーカー別「べからず集」などというのはもっとも関心があります。高価なピアノと3世代にわたって長くつきあってゆきたいと考えていますので。

[863] 窓の梅 2008/10/02 19:42

>その長所と短所を客観的に整理して教えてください。

残念ながら、ご注文に答えるだけの十分な知識があるかどうか。
欧州のアップライトと言っても、アンティークと最近の製品とわけなければいけないと思います。

アンティークだとやはり筆頭はベヒの8というものでしょう。このピアノを見ると、なぜ国産のピアノはどれもこれも良く似ているのか、わかると思います。

また欧州でもやはりベヒの影響は非常に強いですね。もちろんスタインウェイは別格の品質ですが、値段も別格ですね。

当然どのピアノも古いので、信頼できる店から買う必要があるでしょう。ということは値段もサービスも高いということです。

新しいピアノもやはりベヒ、スタインウェイ、グロトリアン、シュタイングレーバーあたりが別格で、シンメル、ザウターをはじめ、多数の銘柄がありますが、その他の多くのブランドを含め、中国、韓国せ生産されているものもありますので、やはり上記のアンティークを売っている店であるていど勉強して、理論武装する必要があると思いますよ。

ここまでは月並みな話です。ここからが本音です。アップライトにはグランドよりも家具インテリアの意味合いが強いですね。となると、結局はご家族(奥様、お子様)が好む色合い、木目、タッチ、音になると思います。

この場合、好みの問題が大きくなりますので、選択は奥様、お子様の意見が優先しますよね。いや、優先したほうが平和です。

どんなに、ご主人がグロトリアンのメカの優秀性を唱えても、奥様が明るい木目や白いロココが欲しいとおっしゃれば、絶対争ってはいけませんよ。結局は長い時間家にいる人間が勝ちです。

ただし、トンデモ無いものを”これでなきゃいやだ”と言わせないためにも、普段からピアノの歴史などの教育を行い、またある程度、ピアノの格付け、値段などをアンティークの在庫や経験の多い店でそれとなく学習をした上で、おしゃれなピアノを置いている店に行くのがいいと思います。

いいですか、順番は汚らしいアンティーク屋が先で、おしゃれなヨーロッパピアノ屋が後です。順番を間違えるとたいへんなことになるかも。

最後に再度強調しておりますが、アップライトの選択は奥さん子供の攻略が一番の難事業です。それに比べれば、ピアノなんか、本当に粗悪なものでなければいいのかも知れないと思います。音量やタッチの優劣を別にすれば、湿度の安定性、調律の安定性など、国産の中古の方が無難です。国産中古の木目にはけっこうおしゃれなものがあります。内部は木目のものは黒より若干高級ですからね。

もし奥様や子供さんがソナタを弾けるなら、さっくりグランドに行ったほうが結局安いかも知れません。多くの欧州アップライトの値段でC3かSkが買えるので。

ただし、グランドも結局は奥様の教育が一番かも知れません。恥を晒すようですが、私は実家で母が使っていたC3を貰い受けることになっていましたが、奥様の反対で泣く泣く処分しました。理由は、ピアノを置く部屋に黒いC3を持ってくると、奥様のネコ足木目家具など、インテリアの調和を乱すという理由です。

その後数年の説得を経てグランドを買いましたが、サイズは奥様の賛同を受けるために目的のものより2サイズダウンの妥協を余儀なくされました。ちなみに奥様のお使いになる楽器は私のピアノの何倍も高いです。

[864] 窓の梅 2008/10/02 19:44

蛇足として笑い話ですが、奥様の楽器は弓だけで私のピアノの倍します。
ある意味、現在の国産中古アップライトの値段はすべて破格であり、グランドも米国、英国の半額です。カワイ、ヤマハは国内価格を米国並にあげようと一生懸命ですが、過去自分たちが作った品質が良い中古のため、成功していません。

[865] 或る阿呆 2008/10/02 22:10

窓の梅さん
面白く拝見させていただいてます。一つご存知だったら教えていただきたいのですが、スタインウェイのBモデルでトレブルベルの近くに框、というんですか?それにほぼ垂直に1,5cm*2cmくらいの、金槌で叩いたら折れそうな棒が高音側の支柱を繋ぐように設置されています。これの役割をご存知だったら教えて欲しいです。支柱に比べてあまりに華奢な構造なので不思議に思いました。

[866] ROMの一人より 2008/10/03 00:03

窓の梅さん、早速の助言をありがとうございます。
私の尋ね方がおおざっぱすぎたようですので、もう少し焦点を絞って書きます。もしご負担でなければご教示ください。
私(たち)が関心を持っているのは、いわゆる「3B」(ベーゼン、ベヒ、ブリュートナー)のアップライトです。
ベーゼンは130センチクラス1機種しかありませんが、他の2社は、より小さなクラスもあります。
で、欧州アップライトのみで(グランドとの対比抜きで)考えた場合に、130センチクラスと、120センチクラスでは、
たんに大きさが小さい=音量が小さい、以上に音楽的にがっかりするような短所があるのでしょうか?
自宅用のピアノにホールを震えさせるような音量はまったく求めていませんので、弾き手の気持ちに応える表現力がありさえすればいいのです。
この点で、国産ピアノには物足りなさを感じ、欧州ピアノに走っているのですが・・・。
湿度管理などの気難しさについては、長年弦楽器を弾いてきて、ネックの角度や弦高などの調整で気を遣ってきたので、無神経ではない方だと思い、特に不安はありません。
個人的に、あちこちの貸しスタジオでC3を弾く機会は多いのですが、なんというか、ユニクロの服みたいで、確かに良い楽器だと思うのですが、音楽的な思い入れの対象にはなり難いのです。

[867] 窓の梅 2008/10/03 00:11

>スタインウェイのBモデルでトレブルベルの近くに框、というんですか?それにほぼ垂直に1,5cm*2cmくらいの、金槌で叩いたら折れそうな棒が

このサウンドベルから上に生えている縦棒ですか?

http://www1.odn.ne.jp/~cbz49420/s-bell.jpg

これは、ちょうど高音部のアリコートあたりのフレームにつながっています。その働きは2つ。

一つ目は高音部の弦圧を調節するためです。これについては、ヤマハがそのコピーについて、説明しています。

http://www.yamaha.co.jp/news/2005/05091301.html

高音部の弦が駒を押さえつける力を調節する「鎧の腕」と呼ばれる鋳鉄製の部品を装備するなど、『NewCF IIIS』の設計思想を随所にとりいれることで、コンサートグランドピアノの音質・表現力に迫るクォリティを実現しています。

ようするに、グランドでは長い弦を持つ中低音が響板を押す力は非常に強く、また響板のアドミッタンスも大きい(やわらかい)、また振幅も大きいので、弦圧は2-4kg位かかります。

一方高音は響板が硬く(アドミッタンスが小さい)、弦のエネルギーもベビーと弦が1番手くらいしか太くないので大差ない。弦圧が高すぎるとエネルギーをロスして高音が小さくなる。そこで、この棒で高音の弦圧を緩和調節して、ちょうど良い鳴りにする働き、がひとつ。

棒がきゃしゃなのは、あまり力がいらない、共振周波数を逃がす、適度なしなりがある、などなど、何らかの理由があると思います。ちなみにヤマハのはもうちょっと太いです。

もうひとつは、サウンドベルはちょうど観客側の凹付近にあります。フレームからの振動を積極的に厚い側板に伝え、これを観客側に放出する働きがあるといいます。

小さく側板が薄いS,M,L,Oについていないのは、バランス的に高音が買っていること、側板が薄く良く音を放射するためでしょう。ABCDに
ついているのは、相対的に不足する高音をぶ厚い側板を振動させるためについていると思われます。

似たものがヤマハCFにもカワイEXにもついていますよ。

[868] モデルK 2008/10/03 00:12

窓の梅さんの見解と異なることも考えられますが....

>>862
スタインウェイ、ベーゼン、ベヒ、グロトリアンのアップライトの
フラッグシップは(現行品も含め)すべて超一流だと思います(ベーゼンは1機種のみ)。メンテについても、ふつうに湿度管理さえできれば何の問題もないはずです。
音色に限れば、我が愛器「ニューヨークのK」は別格です。

>>865
音を増幅させるために必要なパーツらしいです。

[869] 窓の梅 2008/10/03 00:29

>ベーゼンは130センチクラス1機種しかありませんが、

ベーゼンのアップライトは珍品でまず出会えないと思います。私は見た事がありません。

>、130センチクラスと、120センチクラスでは、たんに大きさが小さい=音量が小さい、以上に音楽的にがっかりするような短所があるのでしょうか?

まず弦の長さが130cmの方が若干長い。若干ですよ。理由は後で示します。

適当な絵があるかなあ。これが120cmクラスU1の弦ですね

http://www.rakuten.ne.jp/gold/voitech/products/4082038/01s.jpg

これが130cm U3クラスの弦ですね。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/voitech/products/4582013/01s.jpg

ちょっとわかりにくいかな、120cmの方が低音弦が寝ている。つまり斜めにして長さを稼いでいるので、たしか弦の長さはほとんど同じです。弦の番手(太さ)も確か同じです。だから、弦自体には大きな差は無い.

問題は駒の位置ですね。低音でスピーキングレングス(有効な弦、上のベアリングから駒まで)の長さを長くとりたいのですが、そうすると駒が響板の下端近くに来てしまいます。

そこで、低音の駒の上に三角形の板がありますね、これが通称ブリッジと言われるもので、駒は下にあるが、その振動を響板のなるべく上側に伝えるしろものです。

ここで示した写真はヤマハがグロトリアンを参考にし始めたころのUなので、駒が古いドイツピアノみたいに直線的に回帰してますが、U3の方が駒の位置が高いのがわかりますかね。

ようするに、響板の端から振動しやすい中央よりに130cmは駒を置く余裕がある、ということです。120cmクラスだと、弦を寝かせて長さを稼ぎますが、どうしても駒の位置が響き板の端にきやすい。そこで130cmクラスよりおおきなブリッジ(三角)で響き板の中央付近に振動を伝えるようにしているが、若干分が悪い、また響板の面積も若干小さい、ということになります。

つづく

[870] 窓の梅 2008/10/03 00:46

つづき、

じゃあ、U1はつねにU3より劣るか、と言えばヤマハに関してはそうですが、メーカーによってはU1でも立派に音が鳴るものがある。

それは、やはりケースの剛性ですね。この写真はpiapitさんのですが

http://www.piapit.com/tenji/stein1895/134.jpg

古いスタインウェイの前足(妻土台)と横板(親板)と底板の絡みを示しています。

まず親板が厚いですね。またバック(響板と支柱)、親板、底板が非常に強固に結合しているのが分かります.

同じ部品がカワイだとグローさんの絵ですが、

http://www.geocities.jp/y34127/BL-31/image759.jpg

です。なんと見えているところは鉄板の箱ですが、親板と底板を結合しているのは貧弱な鉄のL字ですよ。

そのL字は

http://www.geocities.jp/y34127/BL-31/image763.jpg

の写真左上の親板の白いところ(ペンキが塗ってないところ)
だけでつながっている。また、ピアピットさんの絵ですが、ベヒ8だと

http://www.piapit.com/tenji02/bechstein/93.jpg

ですね。やはり太い妻土台がバックまで届いていて、底板は妻土台
の溝にはまります。妻土台はニカワとネジで親板に止まっている。

ようするに、バックを囲む親板、底板が妻土台を角として強固にバックと結合して硬い箱になっている、ということです。また下前板も国産だとただはまっているだけですが、欧州のピアノは振動が伝わるようになっている。

要するに、ピアノ全体が強固な箱になっていると、箱全体が強力に鳴るわけで、それが良いピアノが小さかろうが大きかろうが音が大きい理由です。ちょっとカワイの鉄板は悲劇的ですね。

逆に言うと、たとえばカワイでも、これらの板の結合分を三角断面の木で接着してしまえば、少なくとも響は少しは良くなるはずです。

[871] 窓の梅 2008/10/03 01:13

>音色に限れば、我が愛器「ニューヨークのK」は別格です。

別格ですね。過剰品質、ある意味やりすぎですよね。ヤマハがグランドはスタインウェイをコピーしていますが、アップライトはグロトリアンをコピーしたのは、スタインウェイをコピーするとコストがペイしないからだと思います。

何より、スタインウェイの作りだと日本家屋の床が抜けますよね。また腕木や妻土台などがニカワで接着されていますので解体できない。公団住宅には搬入できません。

もちろん、欧州のピアノにいいのがありますが、日本にもあります。

ベヒ8のデッドコピーに近いのは、まずオオハシ、シュベスターですが、どちらも数が少なく高いです。

ねらい目はアトラスですね。トニカも同じつくりで大橋氏の設計です。最近の製品までかなりベヒ8に近いです。

もちろんディアパソンも初期のものほどベヒに近いですが、1975年ごろより品質の悪いカワイ部品が流入して品質が低下し1995年ごろから品質が回帰しています。

アポロも初期のものほどベヒに近いですが、その後はおしゃれになっています。

ヤマハも戦前はベヒのデッドコピーですが、戦後は生産性のためにかなり独自になっています。

カワイは。カワイはですね。K20までベヒに近いですが、BL以後は語ることばが無い。唯一の救いは、BL80,90番代に共鳴弦が2本ついた製品がありますが、その後は日本の大手でもっともひどいアップライトを量産してきたんじゃないかな。アトラスやアポロはおろか、名も聞いた事が無いピアノ以下ですよね。もちろん、フローラ、ビクター、ブラザー、、プルツナー、シューバイツアー、クロチェルなどより遥かに劣る作りです。

[872] 窓の梅 2008/10/03 01:40

あれーグローさんの絵が瞬時に消えた。

いろんな人がみているんですね、ここは。

[873] 窓の梅 2008/10/03 10:24

最近のベヒを、ゆめまくらさんのページを参考に見てみましょう

まず安物ベヒ

http://www.utamakura.co.jp/piano/tenji/bechcippenn/bechcippen-004.jpg

これはフレームの形が1970年代のヤマハ

http://www.rakuten.ne.jp/gold/voitech/products/2030475/01s.jpg

とよく似ています。要するにベヒ8の生産性を上げるとこんなになる、ということです。ただしヤマハに比べ駒の位置が高く、弦をめいっぱい使う努力が足らない。ただし、ヤマハより響き板の右下(除響板)をはっきりさせています。また妻土台の木もしっかり奥まで入っていますね。

妻土台や腕木(でっぱった鍵盤をささえる木)が太く、奥までいってますので、指先にピアノの振動がじんじん伝わってきて気持ちがいいと思います。

ベヒの上級に比べるとアラが目立ちますが、ツボはおさえてあってたぶん気持ちいいと思いますよ。

[874] 窓の梅 2008/10/03 10:30

次は最近人気のペテロフ

http://www.utamakura.co.jp/piano/tenji/petrof118d1/hp%200052.jpg

まず響板が白いのがわかります。まだ東ヨーロッパにはいい木があるようです。ただし色はニスでちがいますので、樹脂が少ないニスなのかもしれません。

駒の位置はかなり低いですね。かなりオーバーサイズのブリッジで響板に接続しています。弦をいっぱいに使おうとする意志が感じられます。金属フレームも端から端まであって、これもフレームの振動をバックにしっかりつたえること、また剛性を支柱とともに伝える設計なのでしょう。

除響板ははっきりせず、ピュアな低音より音量を稼ぐ設計だと思います。

それでいて、キャビネットの作るは少しアールデコが入っていて(角が丸い)人気があるのが良くわかります。

[875] 窓の梅 2008/10/03 10:42

次が問題のグロトリアンですね。

やはりスタインウェイの一族、血筋は根性が並たいていでは無い。その血筋はドイツにあってもニューヨークに居ても、行くところまで行くしか無い。その成果はそれおぞれ欧州ではタイガー戦車みたいに、また米国では空母エンタープライズみたにな作りにまで逝ってしまっている。一族が早死にしたハズです。

まず

http://www.utamakura.co.jp/piano/tenji/gro130/gro130-009.jpg

ですが、響板に注目してください。角が丸いです。そして右下は明確な除響板になっています。

駒を中心に響き板が振動しますので、駒と平行で無い響板の角で定在波が反射し、駒と違う角度で戻ってくると、干渉します。つまり周波数にでこぼこができる。音量や複雑な音を求める場合は気にしないですが、スタインウェイやグロトリアン、そしてタローネはこれを気にして、丸い響き板を何度も試しています。

そして支柱

http://www.utamakura.co.jp/piano/tenji/gro130/gro130-016.jpg

もう言葉がみつかりませんね。剛性の塊です。また右上の除響板も大きいです。

ポリシーとしては除響板を使ってクリアな音にする。響板の面積を損する部分は弦を重く、張力をあげて音量を補う、という方針ですね。

しかし、これを公庫基準で建てた日本の家屋に置くと、間違いなく床が抜けますね。

[876] 或る阿呆 2008/10/04 00:01

>>867 窓の梅さん
サウンドベルの作用がすごく良く理解できました。要するに、ボルトを引っ張ると、鋳鉄フレームがお辞儀をして、弦の駒に対する角度が変わって、圧力が変化するということですね。ところで、棒と言ったのはこのボルトのことではなく、細長い木の棒が、そのサウンドベルがあるあたりに響板の下に鍵盤から見て奥行き方向に50cmくらいの長さで伸びています。ちょうど障子の桟くらいの太さです。
それともうひとつ、デュプレックススケールの手前側はハンブルクスタインウェイでもフエルトでダンプしたほうが良いのですか?ご意見お聞かせください。

[877] 窓の梅 2008/10/04 00:30

>デュプレックススケールの手前側はハンブルクスタインウェイでもフエルトでダンプしたほうが良いのですか?ご意見お聞かせください。

私のはヤマハですので、ちょっとS&Sのは自信がないですが、次高音部の左から5音位を幅1cmのフェルトでフォアのぎざぎざの寸前をダンプしています。これはとあるフルコンでそうしてあったのを真似したのです。にそれより下の中音部はアグラフですが次高音部からアリコートになって音質が激変するのを緩和する処置です。

他はカポとアリコートのぎざぎざの間の弦の上にフェルト4cmx20cmくらいのフェルトを次高音と高音に置いています。普段は置きっぱなしですが、曲によってはずすこともあります。アリコートは右手小指の旋律を効かしたいときに有効なので、常時ダンプしているわけではありません。フォアストリングから演奏者に聞こえるキシンキシンという音と、聴衆に聞こえる音にはかなり差があるようです。

たまに他のアリコートの無いピアノを聞くと、アリコートの雑音が耳についてイヤになりますが、無いとさみしいし。基本的に狭目の部屋ではアリコートは不要で、ホールでこそ威力を発揮するものじゃないでしょうかね。

そういえばpianohausさんはアリコートを効かしたまま雑音を減らすクリップがあるとかおっしゃっておられましたが、実物は見たことは無いです。

[878] 窓の梅 2008/10/04 00:48

>細長い木の棒が、そのサウンドベルがあるあたりに響板の下に鍵盤から見て奥行き方向に50cmくらいの長さで伸びています。

あまりBは見た事が無いので想像ですが、ヤマハにもあるこれですか?

http://www.piapit.com/kurin02/c5002/40.jpg

これは放射状の支柱の間の補強じゃないですかね。板が支柱に比べヤワなのは、支柱は弦によって縮む応力がかかるので丈夫に作る必要があるが、この梁は放射状の支柱が広がる(ピアノの幅が広がる)のを防ぐために引っ張りの力が加わるので薄い板でいんじゃないかな。

スタインウェイ以外でもサイズが5以上のヤマハもカワイもついています。スタインウェイのマネだと思います。確かヤマハのCFでもこの板とサウンドベルが結合されていたと思います。

[879] 窓の梅 2008/10/04 01:13

構造的に面白いのはメイスンアンドハムリンでしょうね。

このページ
http://www.masonhamlin.com/pianos/details.aspx?id=65180

に6方に伸びるターンバックルが見えると思います。これでピアノの幅が弦の張力で広がるのを抑えています。

ここのメーカーは念がいっていて、アップライトも裏の支柱の真中を左端の支柱から右端の支柱まで途中の支柱を貫いてターンバックルが串刺しになっています。

木のピアノにターンバックルというのがちょっと抵抗あるんですが、確かにメイスンアンドハムリンのピアノは響板が落ちない事が広く認められています。

プレハブ住宅を見ていただくと解る通り、柱や梁は軽量鉄鋼でもHもしくはC断面で丈夫なものが必要ですが、斜めの梁は細い鉄骨のターンバックルしかない。圧縮を受けるものには太い構造が必要ですが、張力だけの場合は細い鉄鋼でokなんですね。

もうひとつ、fazioliの支柱

http://www.fazioli.co.jp/manufacture/images/manu_ph04.jpg

も、側板と結合する部分がオーバーサイズになっていますね。これはカワイのEXにちょっと似ています.

ようするに、ピアノの響を良くし、長く響板沈下を防ぐにはボディー剛性が大事なのであって、その上で初めて多くのパーツが長く安定してうまく働く、ということです。ですから、C3XAでも響板とか弦とか言っていますが、私は構造が効いていると思う。

結局自動車と同じですね。ボディー剛性が無いとサスは正しく働かないということです。

[880] 窓の梅 2008/10/04 01:25

そういえば、fazioloの製造のビデオがあります。

http://www.fazioli.co.jp/manufacture/prvideo.html

これを見れば、響板教の方々も、響板は主役でないことがわかるんじゃ
ないですかね。

[881] Dabehcki 2008/10/04 22:38

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[882] Egochxhp 2008/10/05 03:29

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[883] モデルK 2008/10/05 21:00

まえに、Kの重量を305kgと書きましたが.....

ニューヨークのK-52は、273kgのようです。
高さ132cm、幅154cm、奥行き67cm。
ハンブルクのK-132が、305kg。
高さ132cm、幅152.5cm、奥行き68cm。

木材の乾燥率の差ですかねぇ?

[884] wfhnpyuj 2008/10/06 07:37

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[885] Bmlbaxuu 2008/10/06 14:59

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[886] ROMの一人より 2008/10/06 23:29

窓の梅さん、色々教えてくださってありがとうございます。

ちょっと方向を変えて質問があるのですが、もし音大で成績優秀者レベルのピアニストがいるとして、
事前の情報を何も与えないで、ヨーロッパのトップレベルのアップライトと国産の標準的グランドの両方を弾いてもらった場合、
明らかにグランドの方に支持が集まるのでしょうか?
つまり、アップライトの方は、「結構いい音してるじゃん、でも、こんなんじゃ自分のめざす音楽表現に応えてくれないよ」
といった結論になってしまうのでしょうか?
窓の梅さんのこれまでの書き込みからはそのような印象を受けるのですが。私は、個人的には、国産SU7でも、
ありきたりの(調整が十分でない)C3よりも魅力的に感じるのですが。

[887] 窓の梅 2008/10/07 01:01

>音大で成績優秀者レベルのピアニストがいるとして、事前の情報を何も与えないで、ヨーロッパのトップレベルのアップライトと国産の標準的グランドの両方を弾いてもらった場合、明らかにグランドの方に支持が集まるのでしょうか?

あくまでも個人的な意見ですが、可能性として

1)ベヒスタイン8やスタインウェイK、シュタイングレーバー、もしくはグロトリアンの程度の良いものであれば、結構いけるねぇ、と言うでしょうね。

2)しかし、そのような程度の良いアップライトは200万超じゃないでしょうか。

3)一方、400万以上でスタインウェイ0ないしA、あるいはベーゼンや古いベヒ(新しいベヒは落第)の188cmクラスが見えてきます。

4)国産であれば、S400、S4A、S4Bの新品クラスが400万、程度のいい中古が200万超で見えてきます。

5)その下のクラスであれば、今ならカワイのskやヤマハのC3-XAが新品250万です。

したがって、たとえば都心のマンションで防音室が2畳しか入らないという特殊事情があればアップライトも選択に入ると思います。

しかし、3。5畳以上の防音室なり部屋の防音処理があれば、費用的に安い方からC3XA、6XA、SK3-6、S4B、6B、S$SのA、ベーゼンの188cmが候補に上がるんじゃないですかね。

以前も書きましたが、国際コンクール入賞者も家ではC3,S4B、C5クラス、S$Sの人が大半です。もちろん大きいに越したことは無いのですが、以前ハープシコードやピアノフォルテの音を聞いた事があるので、少なくともベートーベンの熱情もそもそもべビーグランドに毛布を詰めた程度の音量が前提だったんですよね。

もちろん、モデルKさんのご意見は違うかも知れません。

ただし、もし演奏会でメフィストワルツ、トーテンダンス、夜のガスパールのスカルボ、リストの超技巧、ショパンのエチュード4、大洋あたりを弾くための練習ではアップライトの限界が来ると思います。

でも、以前も書いたけどフジ子さんはアップライトでカンパネラを例の調子(かなりうろん)で弾いていたので、いったん弾きこなしたピアノイスとがアップライトで演奏不能では無いでしょうが、練習にはグランドの方が弾きやすいのじゃないかな。

>国産SU7でも、ありきたりの(調整が十分でない)C3よりも魅力的に感じるのですが。

以前書いたことあるのですが、国産のアップライトはやっぱりダメですね。何がダメかというと、要するに狭い住宅にも搬入できるように、解体しやすいように設計されている。剛性が不足し、音量も不足している。これはSU7クラスも同じでうs。

おそらく、腕木、袖下柱、妻土台、底板をニカワで完全に貼り付け、親板を2重にし、後ろの支柱に横に補強材もしくはターンバックルで締めあがれば近い音量にまであがるかも知れません。

どうしてもユーザーは、やれレンナー、アベル、ロイヤルジョージ、チレザ、ルーマニア、レスロー、デーゲン、、、、、ですが、結局音質もあるけど、プロは音量勝負という気がする。音量、調律の安定性、和声の美しさ、ムラの無い音量って、ようするにケースとバックの剛性+ハンマー整音が死命を決すると思います。

個人的には手元にアップライトが無いのですが、一台ニカワ接着スペシャルのために材質の良い個体(アトラス、古いディアパソンあたりが題材にいいか?)欲しいと思っていますが、奥さんから殺されると思います。

[888] 窓の梅 2008/10/07 01:32

>ヨーロッパのトップレベルのアップライトと国産の標準的グランド

蛇足ですが、ヤマハもカワイもアップライトはベヒのコンサート8のコピーから始まっている。その作りを、大橋やイースタイン、アトラスなど最後まで踏襲していた。

しかし決定的に違うのは”木”でしょう。

ヤマハが過去FCで酷評を受け、CFプロジェクトを開始するにあたって当然S&Sを完全にバラし、海外から弦やハンマー、響板などを輸入し、くS&Sとまったく同じ製法で作ったが、音量が出なかった。

まったく同じ接着剤、ボルト(支柱をボルトで固定しているメーカーは今も昔も多数あります。カワイも)で組んだにもかかわらず、なぜかS&Sより剛性が低い。

その理由は木材ですね。当時のS&Sは楓をはじめ堅木を多用していたので、ヤマハが持っていた材料ではまったく同じ寸法で製法でつくっても剛性がでなかった。

そこで堅木の代わりに手に入る木材と蟻組みとオーバーサイズの材料、補強材を使う流れがヤマハにもカワイにも始まった。そこでヤマハもカワイもレンナー、アベル、ロイヤルジョージ、チレザ、ルーマニア、レスロー、デーゲンといった部品の問題では無いのだ、ケース剛性が音量の差の原因だと気づいたわけです。

メーカーにしてみれば、特別仕様は利益が大きい。そこではチレザなどブランドが聞くが、材料の物性の差より厚さ、テーパー、ニス、接着剤、クラウン、駒、響棒、弦圧、そして何より湿度の影響の方がはるかに大きい。

しかし、チレザ仕様の方が売れる。もしたとえばRX-3を数台ならべて選定したときのバラツキに比べ、もしチレザ仕様がダントツ良く鳴る、としたら、おそらく組み立て、弦圧調整が丁寧だったと考えるのが普通ですね。

そうそう、カワイEXのオーバーサイズの支柱はこのピレコのマイクの設置法を説明したビデオがわかりやすいと思います。

http://www.kawai.co.jp/pireco/record/index.html

[889] 窓の梅 2008/10/07 01:46

再度蛇足ですが、ビデオはGSかCAです。これは支柱が絞られてから側板に結合されています。EXはさらにジョイントが側板に喰いこんで強固になっています。そのため、側板の下面まで支柱が連続したように見えます。組み方が違いますが、側板との結合部の仕上がりはfazioloも非常に似ています。fazioloは側板に切れ込みを作らずに結合しているようです。

[890] Ryyzilgn 2008/10/07 02:47

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[891] モデルK 2008/10/07 23:14

>>886

>>私は、個人的には、国産SU7でも、
>>ありきたりの(調整が十分でない)C3よりも魅力的に感じるので
>>すが。

私の場合、
C3は、毎週何度も弾いて何十年ですが、
SU7は、1回試弾したのみです。
ヤマハのアップライトの最上位機種(U7、UX5シリーズ)を弾いた
経験も、ぜんぶで20回もないと思います。
このような状況のなか、C3とSU7を比較してみたところで、
どうしようもないのですが、C3よりもSU7のほうが魅力的と感じる
可能性はあっても不思議ではありません。

ピアノ専攻の音楽学生たちにとって、
学校ではS&Sのグランドが標準ですから、
↑についてはどうでもよいことかもしれませんね。

[892] ROMの一人より 2008/10/07 23:32

窓の梅さん、ありがとうございます。

ところで、家で練習で弾くピアノにそんなに「音量」って必要ですか?
貸しスタジオの6畳ぐらいの部屋で180〜200センチのグランドを弾いていると
うるさすぎて、耳が変に(もっと言えば気がおかしく)なりそうになるんですが・・・。
サロングランド並みの表現力があって、ガツンと弾いても、音色は変わるが
心電図に異常がでるような大きな音は鳴らないピアノが欲しいなと
個人的には思っています。
よく(個人向け)ピアノの試弾会でこれでもかというくらいにフォルテを試している人がいますが、
私にはちょっと理解できません。
ピアニシモが確実に・バランスよく弾けさえすれば、絶対的な音量は不問、というか、
ヤマハの普及型アップライトでも大音量すぎると思っていたぐらいなのです。
こういう考え方は、ピアノを学んでいる方々の間では少数派なのでしょうか。

[893] 窓の梅 2008/10/07 23:51

>ところで、家で練習で弾くピアノにそんなに「音量」って必要ですか?

まあ、面白い問いだと思います。

私も答えを書いていますよ。ベートーベンまではピアノフォルテ
ですから、ベビーグランドに毛布を詰めたような音です。ちょっと
その音量の熱情は想像しがたいですが、そんなものです。

私が言っているのは、ダイナミックレンジという考え方です。

アップライトだと、鍵盤を叩き、ハンマーが動くまで、調節
個所は事実一箇所しかない。ジャックレギュレイティング
ボタンです。これでレットオフをあわせる。他は、強いて
上げると打弦距離ですか。しかしこれは46-47mmとグランドも
アップライトも同じです。

一方、グランドは、まずジャックレギュレイティングボタンは
アップライトと同じですが、同時にレピティションレバーの
高さを決めるドロップ、ジャックの前後位置でナックルへの
入力とジャックの抜けやすさをコントロールできますし、
ジャックとレピレバーの役割を調節するレヒのボタン、また
連打速度=ジャックの戻り強度を調節するスプリングがある。

つまり、グランドにはアップライトにないネジ+スプリングが
3箇所ある。もちろん、アップライトにはフランジコードと
ブライドルテープはありますが、調節はほとんど効きません。

それは何かと言えば、いかにpppppからfffffまで出すために
あるわけです。一方、アップライトはジャックがバットを
たたく部分形状+ジャックレギュレイティングボタンでその
楽器の連打性能が決まってしまうわけです。

したがってppppの部分、連打での部分の差はいかんともつめ
にくい。その上で音量=響の良い部分が上積みされてグランドの
ダイナミックレンジの大きさが生きるわけです。

ただ、何度も書きますが、あるレベルに達したピアニストがアップ
ライトで演奏しても何ら困ることは無い。単にダイナミックレンジ
が狭く、連打が弱いなあ、と感じるだけで、演奏不能ということ
では無い。それなりにうまく弾けると思います。

たとえば、普段RX-7にのっているドライバーがアテンザに乗れば
差を感じるでしょうが、それなりに能力を限界まで駆使して走り
きることはできるのと同じです。

しかし、そのレベルに達する仮定で、ピアニストはグランドの性能
をフルに使い切る訓練が必要で、それには当然グランドが必要で
あろう、ということです。

個人的には小さくてもグランドの方がいいです。みんな音大生は
部屋にc3クラスを置いているので、それこそのだめのように
狭い思いをしていると思いますが、一日中弾いているのでテレビも
無いアパートでも不自由ないかもしれませんね。たしかのだめの
部屋にはテレビはなかったような。

[894] ケークウォーク 2008/10/07 23:54

>>886 ROMの一人よりさん
 >866弾き手に応える表現力・・・という所から注目して見ていました。私はC3Bで育ち、現在はベヒ8のユーザーです。アップライトとグランドの違いに関してですが、ROMの一人よりさんは音楽性にかなり注目されていることから、指の心地よさ、価格?よりも音楽を優先されるものと思います。音楽を楽しむ為にピアノを弾くのですからそれは当然ですよね(笑)。それでしたら、ご自身の信じる道で、迷い無く予定のアップライトにされたら如何でしょうか? グランドとアップライトの違和感は、要はどちらに軸足を置いているかによる、感覚の違い程度に割り切れるものと私は思います。レッスンでベヒのグランド(B、M/P)を弾いて、自宅に戻ってベヒ8を弾いて、レッスンで学んだタッチや音色の変化も再現できますし、勿論その逆もOKです。

 以前、モデルKさんがクラヴィンスのピアノを紹介されていました。
http://members.at.infoseek.co.jp/calaf/klavins.htm
 「アップライトのフルコン」というものが存在していました。実はこのピアノ、オーディオマニアには以前より広く知られていたものです。このピアノ録音を再生して、凄く聞こえれば凄い?オーディオセット、変に聞こえれば、ヘンなオーディオセット??といわれて、ドキドキしながら再生したものです(笑)。アクションはレンナーらしいのですが、様々なアーティストによるクラヴィンスの演奏が録音されています。このホームページを見ると、シンフォニックエチュードやら超絶技巧練習曲など様々です。私も全部聴いたわけではないですが、アップライトのフルコンでもグランドと遜色なくこれらの曲を弾きこなせる、という例かとも思います。

 それからベヒで言うと、118,124,130とありますが、その順で音色数が増え、それと共にコントロールも難しくなります。コントロールの難しさというのは、ちょっと気を抜くと、汚い音が出やすいという所です。その反面、コントロールに慣れればより美しく多彩な音色を引き出すことが出来ます。 しかしそれぞれのサイズで良くまとまっているというか、それぞれ良い個性をもっているので、最も相性の良いモデルを試弾されて選べば良いのではないでしょうか(ベヒにする場合は)。

 私はベーゼン、ブリュートナーは触れたことはありませんが、ROMの一人よりさんがあえてスタンウェイを外されている所も非常に興味があります。スタンウェイとベヒを比べてみても、どちらも良いところがあり、またその良さを引き出す弾き方が随分違うと思います。スタンウェイを弾きなれている方が、その弾き方でベヒを弾くと、「何これ?」となるし、その逆もあります。
 私が初めてベヒを弾いたとき「何これ?」(無愛想で気難しい)というのが素直の印象でした。しかし、ベヒを使ったベヒ弾きのピアニストによるレッスンを受け、いわゆるベヒの弾き方を習い、それからベヒの良さを深く実感できるようになりました。ということで、ご自身で納得するまで、試弾されお決めになると宜しいかと思います。

>>887 窓の梅さん
 >ショパンのエチュード4、大洋あたりを弾くための練習ではアップライトの限界が来ると思います。
 大洋→OP25-12のことと思いますが、この曲は好きで時々弾いています。ベヒ8で弾く限り特に限界という感じはしませんが、この曲に関して、窓の梅さんはどのような限界が訪れると思いますか? とても興味がありますので教えてください。

[895] 窓の梅 2008/10/08 00:20

>ピアニシモが確実に・バランスよく弾けさえすれば、絶対的な音量は不問、というか、
またまた蛇足ですが、ヤマハのピアノのタイプ、サイズに対する
考え方は、のだめ、に現れていると思います。とくに実写版の
ドラマですね。

のだめと千秋の部屋のピアノはおそらく漫画とアニメではC3を想定
していると思います。

しかし、ドラマではのだめのはC2チッペンになってますね。これは
C3が入らないほど狭いのか、(そもそも音大生用の防音がされた
マンションはC3を想定していると思いますが)、女性ということ
で木目のチッペンになったのかも知れません。

千秋もC3でよいのでしょうが、金持ちということでS4Bになったと
思われます。

問題は、のだめの実家のピアノですね。アニメではアップライト
でした。譜面台の形状から、ソステヌートをもつYUAあたりかな、
と思いました。しかし、ドラマではサイズ的にはC1だと思い
ます。

筋書きでは、のだめは小学生3ー4年でショパンエチュード#4を
ものすごい速度で弾いてますね。武蔵野のピアノ科が想定
されていますので、おそらくヤマハがピアノを提供するにあたって、
音大生が受験まで使ったピアノがアップライトというのは、小学生
でエチュードをあの速度で弾いたのだめには考えにくい。最低C1
でないとおかしい、と考えたんじゃないか、と思います。おそらく
エチュード#4をリヒテル並の速度で弾くにはアップライトでは
むつかしかろうと思います。

[896] アラビアのオレンス 2008/10/08 00:26

>>893 窓の梅さん、
>みんな音大生は
> 部屋にc3クラスを置いている..
 どのやうな調査の結果ですか。

[897] アラビアのオレンス 2008/10/08 00:31

>>895 窓の梅さん、
> 武蔵野のピアノ科が想定
 日本にピアノ科がある音大つてありますか。

[898] アラビアのオレンス 2008/10/08 00:41

>>853 窓の梅さん、
>当初2,3年は弦がのびる。
 弦がのびるといふ説をとなへるテクニシャンがこの世に居ることは薄々感づいていますが 2, 3年で伸びが止まるといふ説は初耳です。なぜとまるのですか。仮に伸びると仮定すると永遠にのび続けなくては変です。

[899] ROMの一人より 2008/10/08 01:00

モデルKさん、窓の梅さん、ケークウォークさん、ありがとうございます。モデルKさんとは投稿がほぼ同時でお礼が遅くなりました。

最終的には自分自身の身体感覚を頼りにして決断をするのだと思いますが、窓の梅さんの構造に関する解説はたいへん参考になります。
毎回詳しく説明していただいてありがとうございます。
モデルKさん、ピアノ専攻の音楽学生の現状について情報をありがとうございます。私は、学生の演奏を聞く機会はあっても、
学校の中に入っていくような身分ではないので、参考になりました。
コンクールにエントリーするような腕に覚えのある学生ピアニストの中には、ピアノと対話するように弾くタイプと、
ガチンコ勝負のように弾くタイプがあるような気が以前からしているのですが、
後者のタイプの方は、窓の梅さんのいう「ダイナミックレンジ」の上限まで使い切るためにガンガン弾いているのかなぁ、などと思いました。
ケークウォークさん、私がスタインウェイを候補に上げていないのは、ヨーロッパのアップライトピアノの音を聞く機会には恵まれているけれど、
スタインウェイのアップライトを聞く機会にはこれまで恵まれてこなかったという単純な理由からです。
ですから、グランドの弾き心地や出音から推測するほかないのですが、あえて誤解をおそれず書けば「爆音系」の印象があり、
音大の先生が2台のピアノでデュオ演奏するのを聞いたとき、まるで限界がないかのようにどこまでも強いフォルテに応えてゆく
(しかも、音がぜんぜん破綻しない)光景に、ある意味で深く感動し、ある意味で自分の求めている楽器ではないと思ったのです。
しかし、弾き手と個体によっては、とてもやさしい音色のするスタインウェイがあることも知っています。
アップライトはどうなのでしょう? 基本的にグランドと同じ傾向の音であると推測しても問題ないでしょうか?

それにしても、もうこれだけ書いたら「ROM」を自称するのは矛盾するなー。

[900] 窓の梅 2008/10/08 01:01

>この曲に関して、窓の梅さんはどのような限界が訪れると思いますか? とても興味がありますので教えてください。

確かにそう突っ込まれると、ベヒ8が手元に無い以上、またどの程度の
速度で弾かれるか、想定によるでしょうね。

その点は、モデルKさんと同じで、断言する材料はありません。

私もカワイのアップライトのあとが長らくc3でしたので、アップ
ライトの悪印象のかなりが鍵盤も音もペダルも重くレスポンスも重い
カワイから開放された喜び(もっと早くc3で弾きたかった)
という印象が大きいのかもしれません。

また、並のアップライトでは必ずしも鍵盤重さが調節されていま
せんので、ちょっと弾き出しただけで天井の低さを実感します。
しかし、ケークウォークさんのベヒを弾いたわけではありません
から、完璧に整調されたアップライトを弾けば私の考えも変わるかも知れません。

ですから、大洋でどうなる想定か、と問われれば一般的なアップライト
では指が早く動かない印象、指についてこない印象を想定している、とのお答えになるでしょうか。

その原因はあるいはアップライトの原理では無くて、通常アップ
ライトではグランドほど念入りに鍵盤重さや整調がなされていないこと
によるのかも知れません。

SU7などは店頭での印象に限られますが、響板のサイズ、
ほぼC2と同じ大きさですか、それに比べると、過去のYU3クラスと
比べ音量は大差無く、ちょっとがっかりした記憶があります。

値段もSU7はC3より高いですので、SU7を選ぶという気には
なりませんでしたね。実際C1C2すら置けない住宅状況というのは
都心でも無いかぎり想定にありませんから。

そして、普通のユーザがケークウォークさんが持っておられる程度
がよいと想像されるアップライトに出会う確率は限りなく低いと思います。

日本にはc3はおそらく数十万台あると思いますが、ベヒ8が
どのくらいあるのか。S&Sのkがどのくらいあるのか。したがって
常識的にはグランドがベターでしょう、との話になります。

もちろん、弾いて気持ちがよく、目的の曲が十分弾ければ、宗旨換えするのにやぶさかではございません。

[901] 窓の梅 2008/10/08 01:12

>> 部屋にc3クラスを置いている..
 どのやうな調査の結果ですか。

そういうもんですから。娘さんに聞いたらどうですか。

> 日本にピアノ科がある音大つてありますか。

器楽科鍵盤専攻とかとかビルトーソとか具体的に書けという
んですかね。いちゃもんですか。

>弦がのびるといふ説をとなへるテクニシャンがこの世に居ることは薄々感づいていますが 2, 3年で伸びが止まるといふ説は初耳です。

は????見苦しいのでやめたらどうですか。初耳?常識を知らない?

もちろん、弦が伸びると言う意味には、単に弦が伸びるだけでなく、
ヒッチ、ベアリング、カポ、チューニングピンの形になじむという意味、ケースが弦の張力にたいして変形がおちつく、という意味もあるでしょう。

今後オレンスさんの妄想にはお付き合いできません。あなたの認識が
常識はずれなんですよ。

[902] アラビアのオレンス 2008/10/08 01:21

>>901 窓の梅さん、
>今後オレンスさんの妄想にはお付き合いできません
 このスレッドに参加された動機はなんですか。

[903] 窓の梅 2008/10/08 01:34

>ROMの一人よりさん

思うに、私はROMの一人よりさんの質問を十分理解していなかったのかも
知れませんね。一般的な話をしていたのだと思います。これはケーク
ウォークさんがおっしゃるように、自分の期待できる音楽性がその
ピアノにあれば、グランド、アップライトなんてどうでもいい。

ひとつは、私はピアノに対して冷めているんです。今弾いている
ものも、あるいはC3でもS&Sでも、道具というか教材としか見ていない。
もう少しうまくなりたいが、体も衰えもあって、アクションには
ムラが無いのを期待したい。音は、、、異音や我慢できない共鳴
音がなければいいか、という程度です。

ついの住処、というか最終的に心中するようなピアノはまだ
かたまっていないのですが、漠然としては時代遅れのような
音、ベーゼンが近いですかね。その点はすでに気に入った
ベヒをお持ちのケークウォークさんがうらやましいです。

個人的には、今無味無臭のカローラのようなピアノなので、
アップライトにも興味がある。というのは、グランドも
同じ型番をならべて選定しても一台一台音が違うわけですが、
アップライトの音の個体の音の違いはグランドよりはるかに
大きいと思います。特に、響板が後ろを向いているので、
ケースからの音が主になるせいか、ケースの特性で
個性が非常に激しくありますね。

ROMの一人よりさんも、ご自分の好みでお選びになるのがいいかと
思います。上で雑音、異音が、と書きましたが、巨匠で特定のピアノを
持ち歩いて方々は固有の個体の雑音まで込みこみで演奏されていまし
たから、これも好き好きだと思います。

[904] モデルK 2008/10/08 10:49

>>896
C3の販売台数が圧倒的に多いのだとしたら、
公共施設や学校へ納入される標準ピアノだからなのかな、と思って
いました。←ウラは取っていません。
標準的な音大生ピアノがC3(クラス)という調査結果があるのなら、
ぜひ見てみたいです。
C2〜C5(クラス)の合計でならかなりの高率に達するのか...?

>>897
何故かピアノ専攻出身の方々に、
ピアノ科出身と経歴を書くケースが目立つように感じます。

[906] モデルK 2008/10/08 17:02

>>899

私はS&Sこそ、ppの美しい楽器だと感じています。
ショパンのクライマックスの部分を弾くときも、
拙宅ではmfくらいの意識で弾いています。
ホールのピアノでは伴奏の仕事しかしたことがありませんが、
ffで押し込むのは大合唱団との合わせのときくらいです。

[907] 窓の梅 2008/10/08 17:07

>C3の販売台数が圧倒的に多いのだとしたら、

ヤマハのグランドの出荷の70%以上が素のC3だとヤマハ社員から
聞いています。

もっとも60年代はピアノ科(しつこい人がいますので、器楽科
鍵盤なんとか専攻としますか)の標準的なピアノはG2だった
そうですが、68年ごろに初代C3が出ていますが、G2、G3も
cシリーズに準じた二代目になっています。78年ごろCが
2代目に進化したころからC3が中心になっていますね。

これはおそらくS$SのAがいわゆるコンサーバトリーモデルとして
多く使われている影響じゃないでしょうか。

>何故かピアノ専攻出身の方々に、
ピアノ科出身と経歴を書くケースが目立つように感じます。

私も音大ピアノ科という言い方に何の違和感ありません。

大学でピアノを習っていると聞けば、音大のピアノ科なのか、
副科としてのピアノなのか、あるいは教育学部の音楽教育科
(あるいは小中学校教員養成課程音楽科選修とか分野とか)
なのか、あるいは普通の教諭の採用試験の課題としてピアノが
必要なので習っているのか、などと考えますね。

ところで のだめ でも千秋はのだめをピアノ科の後輩と他人に
紹介するシーンがあります。私はなんら違和感を感じませんでし
たが、こんな些細なことに違和感を感じる人がいるとは
思いませんでした。ちょっと違う宇宙に住んでおられるのかな。

[908] 窓の梅 2008/10/08 17:11

ちなみに、Googleで

音大 ピアノ科

で検索すると36万件以上ヒットします。オレンスさん、だいじょうぶ
ですか?

[910] モデルK 2008/10/08 19:54

>>907
山野楽器に↓のようなページがありました。
http://www.yamano-music.co.jp/docs/hard/ginza6f/gp_yamaha.jsp
現在は少し率が落ちているのでしょうか。
それでも50%は多いですね。
そういえば7年くらい前に「2」サイズの中古を求めようとしたとき、
「3」よりも人気があり、すぐには出ないかも、
と店の人に言われたのを思い出しました。

>>これはおそらくS$SのAがいわゆるコンサーバトリーモデルとして
>>多く使われている影響じゃないでしょうか。

日本でこのことを意識しているようには思えませんが、
断言する自信はありません。
音楽学校時代のレッスンルームのS&SはOが標準だったように記憶
しています。ヤマハはC5が標準でした(たぶん)。
曖昧で申し訳ありません。

【ピアノ科】という表記についてもう一度....
ピアノ専攻は、所属学科の中でも圧倒的に定員が多く、
習慣的に科と呼んできたのでしょう。しかし、作曲科や声楽科とは
異なり、器楽(学)科や演奏学科に所属しているのが一般的であり、
おそらく国内にはピアノ科を持つ学校はないと思われます。
私が他人様のプロフィール原稿を校正する場合、
演奏会用のものは「ピアノ科」となっていても直しませんが、
音楽教室など教育機関用のものは直します。
かならずしも公式名称を全部表記しなくとも、たとえば、
○△音楽大学器楽科(ピアノ専攻)卒、のように。

[911] ROMの一人より 2008/10/08 20:09

モデルKさん
>私はS&Sこそ、ppの美しい楽器だと感じています。

私には、スタインウェイピアノに関する知識や、実際にさわった経験が圧倒的に不足していますので、
ご教示に学び、スタインウェイのppの美しさをきちんと理解できるまで体験を積んでゆきたいと思います。
べつに、アンチ・スタインウェイではありませんので。

窓の梅さんも、どんどん追加のご教示をありがとうございます。私の能力の限界から、ひとつひとつ的確にレスポンスできませんが、
いま実感がわかないことも、今後の課題として心に留めておこうと思います。

[912] 窓の梅 2008/10/08 21:08

>それでも50%は多いですね。

モデルKさんレベルの方が、C3が標準として普及しているのに、違和感を
もたれてるのも不思議ではありませんね。日本人は七五三でも成人式でも、ランドセルでも同じものを求めますからね。

ある意味、C3を買い与えるというのは、親(出資者)から見ればランドセルを買ってやる程度の意味しか無いのだと思います。C3が決して中庸を得たピアノとは思わない(高音がうるさい)のですが、非常に不適切であるとも思いません。当然2でも5でもかまわないと思います。

>そういえば7年くらい前に「2」サイズの中古を求めようとしたとき、
「3」よりも人気があり、すぐには出ないかも、と店の人に言われたのを思い出しました。

そうみたいですね。理由はC1C2はC3より絶対数が少ない。小さいので上級アマチュアやレスナーの家に入り込むとなかなか出てこない、と。中古の値段もC3くらべさして安く無い、とも。

メーカーも部品数や作る手間、調律の手間はC3と同じですから、コスト的には旨味が無い。一方、C3LAやC3XAはおいしいのじゃないでしょうか。

>おそらく国内にはピアノ科を持つ学校はないと思われます。

かなり正式な文章にそうかかれている、とすればモデルkさんがおられた芸大じゃないですかね。芸大は

器楽科ピアノ ?????

が正式ですね。専攻とは書いてない。まあ芸大は音大で無いとすれば、無いといえば無いしあると言えばある。あまり生産的な議論じゃないなあ。

[913] モデルK 2008/10/08 22:49

>>894
>>以前、モデルKさんがクラヴィンスのピアノを紹介されていました。

CDを2枚持っています。
「凄い音」ではなく「端正な音」ですよね。
「古風な音」なのかも。

[914] 窓の梅 2008/10/08 23:33

>「凄い音」ではなく「端正な音」ですよね。

確かに低音は出ていますが、思ったほどでは無いですね。それは
音響学的に設計が正しくない、、のですよ。これは。

実際には響板の周りに、響板の表からと、裏からの音(位相が逆)の
音がうちけさないように、バッフルが必要なんです。もし
バッフルをつければ、それこそ雷のような音がするはずです
けど、ちょっと残念ですね。

[915] 窓の梅 2008/10/09 00:24

蛇足かも知れませんが、KLAVINSの後ろ面は開放されています。またピアノの側板の高さは1mありませんので、これでは低音は出ません。

この形態は、側板が低いので平面バッフルに相当します。
この場合、詳細は省きますが、最低必要なバッフルの最低半径Lは(
丸いスピーカーとして計算しますと)

L=4250/下限周波数   単位cm

となります。ピアノのC0はHzですので、L=132cm

と求められます。つまり、このピアノに132cmの耳のようなついたてをつけなければいけないことになります。もちろん、これは最低で、望ましいサイズを設計します。

もし、32Hzの音を雷のように最大限のピークをもって来るには、
半波長の半径のバッフルが必要です。ちょうど、バッフルに沿って
半波長送れて位相が揃ったところで表に出るようにすればいいのです。

その場合、32Hzの波長は約は1060cm、その半波長は約5mですね。
ですから、ピアノの両側に約5mのついたてをたてれば、おそらく
雷が鳴るような低音、おそらく最大級のパイプオルガンに匹敵した
音響が実現できたはずですね。

このあたり、音響の常識なのですが、KLAVINSのピアノがなぜそう
なっていないかは不思議です。あくまでもピアノの形態(側板)を
もったまた銅の巻き線を使わない、という設計かも知れませんね。
単に低音を求めるのであればまずい設計です。

[917] 株暴落記念 2008/10/09 07:15

集合住宅にも入れられるサイズで、
将来結婚転勤でどこに引っ越しても大抵持って行ける等、
C3くらいまでが普及しやすい条件を多く持っています。

ほとんどのエレベーターに乗る。
折れ曲がり階段を通って上げられる。
屋内の狭い廊下の横の部屋に入れられる。
外からクレーンで吊り上げて窓やベランダから入れれば可ですが、
昔はクレーンを扱えるピアノ運送業者がとても少なかったと思います。
トラックに横に乗らないC5以上は運送料が倍になる。

収められないかもしれない大きさのC5より売る方も売りやすいし、
単駒にオーバーハングがあるとかサイズに収める工夫をしてでも
メーカー側は沢山作れて量産メリットが出るし、
いきおいC3サイズに力が入るということじゃないかと考えます。

[918] 窓の梅 2008/10/09 18:32

>ほとんどのエレベーターに乗る。

C3がエレベーターのある殆どのマンションや公営住宅で
搬入可能、というのは理由があるんですね。

日本ではお葬式の棺が運べないとまずい、という理由によります。
したがって狭いエレベーターでも、エレベーターのコンクリの
空間は大きめにとってある。エレベーターの突き当たりの部分は
出っ張りの分だけ収容するように出来ていることが多いといいます。

でもC1やC2はまず入る。おおきなアップライトが入らないところ
(解体すれば入りますが、業者によりますし解体料金3万円申し
受けます)でも、なぜか小さなグランドはすんなり入りますね。

ただ、C1C2はいったん収まると、なかなか出物が無いそうです。

[920] 初回から 2008/10/10 08:29

ヤマハには厳しくて
カワイに優しいスレでしたね
窓さんのおかげで
公平になったと思うのは自分だけ?

[921] 窓の梅 2008/10/10 13:47

>公平になったと思うのは自分だけ?

2000年からのSKや今年からのRXはかなり良くなっているんじゃ
ないですか。

しかしカワイという会社は良くわかりません。カワイがスタインウェイ
を研究して作ったピアノは70年にGS、81年にEX、85年にCAですね。これらの中古の値段は同年代のCより高いところで安定しています。

しかし、KGはおそまつな状態で20年も放置され、RXになったのが
95年。2000年にRXがSK誕生とともにマイナーチェンジされ、その後も
チープのまま放置、2005年くらいからやっとRXがCクラスに近い
ところまで来ている。

なんでKGが放置されてきたのか?なんで80年代後半までシュワンダー
だったのか。よくわかりません。可能性としては、フルコン、GS,CA
は優秀なグループが製作し、そのノウハウが一般品におりてきて
いない。もうひとつは、バブル(健康食品やらリゾートやら)の
あと始末で改良するお金がなかったか、でしょうね。

つまり、トップクラスの技術はありながら、一般品にその恩恵が
きていなかったということだと思うのですね。その原因はおそらく
シゲル氏でしょう。

[922] 株大暴落記念 2008/10/10 18:47

ヤマハGPの製造開始年です。
G1 1988.4 〜
C1 1994.10 〜
G2 1954 〜
C2 1994.10 〜
G3 1954 〜
C3 1967.10 〜

G1は20年を経てボチボチ出始める頃合いですが、
C1・C2は14年しか経っていないので
中古市場に潤沢に出てくるのは5〜6年以上先のことでしょう。

YもKも多品種化してますので
これからは機種特定だと出回るのも少量になります。

[924] 窓の梅 2008/10/10 21:12

>C1・C2は14年しか経っていないので
中古市場に潤沢に出てくるのは5〜6年以上先のことでしょう。

株大暴落記念さんの読みは鋭いですね。

以前はピアノはだいたい15年、最近では20年すぎで
でてくる。その理由は晩婚化です。今後はもっと出回る
のが遅くなるかも。

つまり、嫁に連れて行くにはリニューアル、住宅事情などで
連れていけなければ処分、というわけです。親が弾ければ
たぶん処分しないとおもいますがね。なぜか年をとると、
こどもがつけた傷は消したくなくなる。

[925] 株大暴落記念 2008/10/10 21:26

カワイが範としていたベヒシュタインも永らくシュワンダーでした。
シュワンダーはヘルツより絶対能力が若干劣るとはいへ、
調整しやすいため状態を維持しやすいというメリットがあります。
調整の狂ったヘルツを弾き続けるより、
調整されたシュワンダーを弾く方がマシです。
量産品向けとしては今でもシュワンダーの存在を否定出来ないと思います。
KG−Cシリーズには創業者河合小市設計のウイペンが採用されていました。
このウイペンは生産性を重視し慣性モーメントが全く考慮されていませんが、
婿養子のシゲル氏としてはとても手をつけることはできなかったことでしょう。
しかし、生産100万台を機に小市の遺産からの脱却に取り組みはじめます。
KG−Dシリーズ(シュワンダー採用)を併売し、さらにGSシリーズを追加していきました。
ヘルツになったのはボストンOEM受注によりノウハウを得たことで
意識改革が起きたのだろうと想像します。
河合GPの設計はボストン扱い以降大きく変化が見られ、しばらく迷走状態に陥ります。
RXに至って概ねコンセプトが固まってきたのではないでしょうか。
しかし、直近5年についてはさわる機会が無くて私にはわかりません。

[926] ケークウォーク 2008/10/10 23:39

>>899 ROMの一人よりさん
 スタンウェイに対するROMの一人よりさんの感覚を伝えてくださり、ありがとうございます。確かに破綻しにくい所が好まれている所以と私も思う所があります。おっしゃるように、スタンウェイのグランド同様、アップライトにも「体育会系」から「癒し系」まで色々な固体があるように思います。特にヴィンテージのものは、長年異なる環境で育てられたせいか、各々個性が違っていますので、びっくりしますね。先日、60'sのZを弾く機会があり、これがまた凄く良くて、低音がマシュマロのように柔らかく、中高音がきらめく眩さで、思わず家に連れて帰りたくなりました(笑)。スタンウェイは安心して身を任せられるような、頼り甲斐のあるお人です。一方、ベヒですが「カメレオン系」ですよね(笑)。

>>900 窓の梅さん
 私のピアノがかつてU1からC3Bへ換わったとき、窓の梅さんと似た感覚でした。ヤマハ関係者の方からは、アップライトは入門者用、ショパンのワルツからはグランドでないと難しくなってくる、と言われたことをまさに実感しました。U1で早く弾こうとすると、つんのめったような、ひっかかるような、物理的な限界?を感じましたが(大洋は多分無理でしょう)、それと比べるとC3Bは、よく指についてくる、難なく早く引ける、という感じでした。それでC3Bとベヒのアップライトを比べるとどうかというと、ベヒの方がずっと軽やかで弾きやすいです。指1本でグリッサンドは可能で、Pでも弾けますね。C3Bでは指1本はかなり苦しく、無理に引くとfになってしまいました。これが私のピアノ固有の問題だったのか? あるいはヤマハの販売戦略?(アップライト→グランドへの買換え需要狙い)だったのか定かではありません(笑)。是非、実際にお試しください(^_-)。

>>913 モデルKさん
 このピアノ録音を再生して、凄く聞こえれば凄い?…なんて、冷静に考えるとおかしなものですよね?このピアノの実際の音を聴いたことも無いのに、凄いのだか、凄くないのだか、再生装置を決め付けるわけですから(笑)。なにか当時の異常な興奮振りを想い出しました。友人のKEFのスピーカーで聞かせてもらった時に、確かに古風なピアノフォルテのような感じもありました。当時の自分のスピーカーはBRAUNで、全然再生には向いていなかったような気がしました。それにしても、クラヴィンスの備えるアップライトのアクションのポテンシャルの高さというものを感じずにはいられませんね。

[927] 窓の梅 2008/10/11 02:01

>是非、実際にお試しください(^_-)。>

思えば私はベヒ8をちゃんと試したことが無いのに、ちょっと書きすぎたかも知れません。先日ベヒ118とシュタイングレーバー138cmアップライト、そして特殊アクション(磁石)のシュタイングレーバー130cmプロを引き比べたことがあります。

138cmアップライトはS&Sのkとタメの響との売り文句でしたが、確かに絶対音量はかなりのもの。特殊アクションはトリルを試すと、通常のアップライトとグランドの間ほどあります。

シュタイングレーバーが持っている特殊アップライトアクションは2種類あって、ひとつはジャックとバットに磁石を仕込んだもので、ジャックが早くバットに引き寄せられる、というもの。私が弾いたのはコレですね。

もうひとつは、ウイペンのバックチェックから上方にサポートが伸び、それがてこを介してハンマーシャンクを保持する、というものです。打鍵後わずかにウイペンが下がると、てこでシャンクを高い位置に保持し、ジャックが戻る隙間を作る、というかなりダブルエスケープに近いものです。しかしこれは実物を弾いたことがありません。

残念ながらベヒ118の印象はサイズ差もありますがぶっとんでしまいました。そのとなりにペテロフのアップライトもありましたが、これも印象がぶっとんでしまいました。シュタイングレーバーがピアノブックで上位にあるのか解りました。

本当のことを言うと、その後弾いたシュタイングレーバーの165cmグランドの音量に再度大びっくりで、アップライトの驚きの半分が飛んでました。今ドイツで独立系の小さな会社で新機軸を実現しているシュタイングレーバーはあなどりがたいものがあります。

[928] 窓の梅 2008/10/11 02:34

>河合GPの設計はボストン扱い以降大きく変化が見られ、
>しばらく迷走状態に陥ります。

結局ボストンで学んだスタインウェイのトリックを実現できたのはSk以降ですね。その差はなにか。

これは意見が分かれると思いますが、テールの幅を大きくとったことで剛性のバランスが良くないのじゃないかと思います。S&SもEssexもボストンほどテール幅が無い。

確かに響板の面積分だけ中低音が豊かかもしれないが、S&S一族がその特徴としているフレームからケースに高音を響かせる性質は殆ど無い。むしろRXより弱い位である、とするとやはりケース剛性の不足が考えられますね。

まあ、チレザやらルーマニアとかいいますが、響板をはつって、ルーマニア響板を駒の精度に注意して張れば、やはりS&SからはS&Sの音しかしないわけで、S&Sからベーゼンやペテロフの音が聞こえてくるわけではないですから、結局ケースの影響は甚大です。

>量産品向けとしては今でもシュワンダーの存在を否定出来ないと思います。

と言っても、やはりスプリングはダブルの方がレピティションレバーを高く保ちジャックの戻りを促進する働きは強いと思います。pianohausさんの1908年シュタイングレーバーのダブルスプリングウイペン

http://www.niji.jp/home/shirakawa-pianos/graeber_25.jpg

をみると、100年前にダブルスプリングの優位性をシュタイングレーバーはすでに実現しているようなので、形式としてはエルツの方がすぐれているでしょう。

もちろん、個人的にはウイペンの形式の差が家庭用ピアノではよほどの難曲でも無い限り大きな影響は無いでしょうね。しかし、セミコンGSがシュワンダーだったのにはびっくりしました。(同時にハンマーフランジがプラスティックでスティックしていたのにもびっくりしました)。

[929] 窓の梅 2008/10/11 16:01

ケークウォーク さん

>U1で早く弾こうとすると、つんのめったような、ひっかかるような、物理的な限界?を感じましたが(大洋は多分無理でしょう)、それと比べるとC3Bは、よく指についてくる、難なく早く引ける、という感じでした。それでC3Bとベヒのアップライトを比べるとどうかというと、ベヒの方がずっと軽やかで弾きやすいです。

過去自分で書いた事に矛盾するようですが、U1クラスでも限界までアクションを鍛えることができるそうです。

以前日本のアップライトの響が悪いのは、構造的な問題(解体搬入できるようにする)ことなどの要因もひとつあるとかきました。もうひとつはマフラーの問題です。狭くて家が立てこんだ日本では弱音マフラーが不可欠ですが、これが性能を落とす原因のひとつ。いずれも悲しい日本の事情ですね。

http://www.piano-clinic.net/action-top.html

でも見ながら読んでください。アップライトの場合はジャックの抜け具合、戻り具合には

1)バットの形状、2)ジャックのスプリング、3)バットのスプリング 4)ブライドルテープのひっぱり 4)ジャックレギュレーティングボタンの調節

があります。いったん組みあがると4)しか調節できません。しかし、次の2つを犠牲にすれば、極限まで連打性を上げることができる。

1)弱音フェルトを廃する。これでレットオフをグランド並(1-2mm)まで詰めることができる。蛇足だが、マフラーの分だけレットオフが甘くなるから。レットオフが遅いということは、ジャックの戻りが速いということ。

2)弱音ペダルの機能を妥協する。アップライトでは弱音とはハンマーレールを動かし打弦距離を短くすることで実現している。しかしハンマーを前進させると、打弦してハンマーが動くまでの空ウチ距離が大きくなる。また、ハンマーを弦に近づけるとブライドルテープがウイペンを上に引き上げ、ウイペンがキャプスタンから浮くため、ブライドルテープをたるませる(強く張れない)設計になってします。

そこで、弱音ペダルのリンクに細工して弱音ぺダルの利きを少なくする。そしてウイペンのブライドルワイヤーを後ろに倒し、ブライドルテープの張りを強くする

以上です。おそらくこうすればU1もベヒに肉薄するのかも、かもです。(木質の関係で同等になるとは思えませんが)もちろんジャックがつき上げるバットのスキンやフェルト、ブライドルテープなどの状態がいいことが前提ですね。

要するに、日本のアップライトがベヒに劣る要因のいくつかは、日本の貧しい住宅事情に原因がある、というわけです。個人的には上記の対策を行い、また腕木や妻土台、底板をニカワで固めたU1スペシャルを1台作りたいのですが、いまある2台(グランドと電子)に1台加えたら奥さんから殺されると思います。ピアノをいじる技量のある方にはぜひ試していただきたいですね。

[930] ぱみお 2008/10/11 17:19

こんにちは!調律師としてY社につとめるぱみおと申します。

僕のピアノは自社のアップライトですが、
やはり音響的にも構造的にもグランドには到底及びません。

アップライトにグランドのような壮大な響きを求めるなら
グロトリアンピアノを見直してみてもいいかもしれません。
グロトリアン製は、低音の弦が6角形で響板もグランドのように丸型になっています。
メーカーで働いている僕が言うのもなんですが、
アップライトで最も完成されているのはグロトリアンです。
日本では住宅事情などからあまり大きな音の出るものは求められていませんが。
グランドではやはりスタインウェイかベーゼンドルファー。
この2台は対照的な音を出しますが、実はスタインウェイには
ニューヨーク製とハンブルグ製の2種類があり、
ハンブルグ製のほうがベーゼンに近い印象です。

僕も材料と場所さえあれば、自分のアップライトを限界まで
いじってみたいですけどね。響板を丸型にしたり、高価なスプルースを入れてみたり。。

[931] 株大クラッシュ記念 2008/10/11 20:39

UPの連打能力をより高速にするという調整ですか?

[932] ぱみお 2008/10/12 00:32

連打を早く反応させるならレットオフを縮めるか、
スプリング系を見直す他ないですね。
結局のところレットオフは1〜2ミリが実用性を持った限界です。
連打のみを考えるならそれ以上せまくしたり弱音ペダルを犠牲にすればいい。
ですが、ピアノには様々な反応が必要で全て無視できないものです。
プロコフィエフのトッカータ、ラヴェルのスカルボなど連打の重要な
曲を思い通りに弾くにはグランドを使うしかないでしょう。
アップとグランドの最大の違いは連打も含めたタッチで、
これは現代のアクションでは到底縮められないものです。
これほ解決するアクションを作れば、
レペティションアクションに次ぐ大発明でしょう。
水を差すような発言でご気分を害されましたら申し訳ございません。

[933] ROMの一人より 2008/10/12 02:36

皆様にいろいろご教示いただいて大感謝なのですが、
「弱音ペダル」という表現が普通に使われていることにちょっと、ひっかかりを感じるのですが。
この名称は、左ペダルの機能を適切に表現しているのでしょうか?
または、グランドはさておき、アップライトの場合は畢竟「弱音」機能にすぎないということでしょうか?

[934] ドドンパ 2008/10/12 13:03

弱音ペダルは一般的にアップライトの真ん中のペダルのことで、
別称でマフラーペダルあるいはミュートペダルのことと思います。

左を踏んでのffという表現もありますし、
左のペダルは音を小さくするためのペダルではありません。
音色を変える(柔らかくする)ためのペダルなので、
ソフトペダルと呼ぶべきでしょう。
もっとも、アップライトのソフトペダルはGPのようには
有効に機能しないので呼び方を間違えやすいとは思います。
グランドではシフトペダル(鍵盤・ハンマーが横にシフトするから)
とも言いますね。

[935] ぱみお 2008/10/12 14:42

弱音ペダルというと誤解が生じますね。
正確には消音ペダル、マフラーペダルといいます。
ちなみに僕のピアノにはマフラーペダルは付いていません。

UPとGPは機能的にはダンパーペダルしか共通してません。
(構造上はダンパーペダルも異なります)
UPのソフトペダルはハンマーの位置を3分の1程前進させる
効果があり、これは鍵盤を軽くするのにも役立ちます。
それに比べてGPのシフトペダルはドドンパさんのおっしゃる通り、
鍵盤とハンマーを右にずらし、2本の弦しか打弦しないようにするだけなので、タッチに影響はなく鍵盤の重さも同じです。
普段は電子ピアノで練習されてる方が、
いきなりアコースティックを弾くと鍵盤が重くていつものように
弾けないということが多々あります。
こうゆうときにUPならソフトを踏むことで改善されることもあります。
余談でしたね。

[936] こあら 2008/10/12 19:05

始めまして。m(_ _)m
ピアノの購入を検討しているので、ご意見お聞かせください。

アポロのピエルレA-120をネットで見て気に入ったのですが、
田舎に住んでいる為、試弾できるところが見つかりません。

このピアノをお持ちの方、試弾された方がいらっしゃればご意見伺いたいです。
評判が良いようでしたら、遠征してでも試弾しに行こうかなぁ?(;^^)…なんて思ってたりするんですが。

ヨロシクお願いします。m(_ _)m

[937] 窓の梅 2008/10/12 20:26

ピエルレA-120ではありませんが、同系統のクリストフォリ(中身は同じです)、ビエルジェのグランドを弾いたことがあります。そこでピアノ店にピアノの素性を聞きました

東洋ピアノ(アポロ)はわが国第3位のピアノメーカーです、というよりはでした、と言うべきか。最近は、スタインウェイの代理店、修理、リストア、アジアの系列工場からの輸入商社みたいになっています。

東洋ピアノのブランドはアポロ、ワグナー、バリンダムが有名で、材質はカワイより良好、木目のものが多く、見た目もきれい、ヤマハよりは出荷調整にばらつきがあるといいます。今でもブランドにこだわらず木目がきれいで割安なピアノを欲しい方には良いチョイスだと思います。年式にもよりますが、中古価格は品質よりは海外への輸出のネームバリューのため、ヤマハより3割安く、カワイより1割安いところ、ほぼディアパソンとタメで安定しています。

で、現在東洋ピアノでは一部SSS機構のついた高級アップライトの在庫を見かける以外はアジアで作成し、日本で最終調整したピアノを売っている状態です。

系統としてはアップライトはヴィエルジェと呼ばれる廉価版(低音アグラフ付き)からクリストフォリ、ピエルレに至る高級版まであります。作りの特徴は、アグラフを多用している、外見がネコ足やコンソール風になっていることです。

ピアノどこで作っているかは問題(聞き範囲では2、3箇所)ですが、見た目の材質はなかなか良好です。特にSSS機構のピアノは超豪華です。音は同系統のクリストフォリもグランドのビエルジェも明るい音です。タッチは通販だと据付時の調律師次第ですね。(これはすべてのピアノで同じですが)

この手の派手目なデザインは国産もしくは国産が輸入調整しているピアノの中ではヤマハ、カワイにはあまり無いデザインで、価格面からは安目ですのでチョイスとしては悪くないとおもいます。

ただし、20年後の安定性(ピン板などの耐久性)については、わかりません。過去のアポロ、ワグナー、バリンダムはきれいで響きの良いピアノで、耐久性に大きな問題はありませんでした。ピエルレは、粗悪品ということは無く、ヤマハ、カワイの下級機種程度と想像します。

したがって、デザインが気にいればチョイスになると思います。同一価格帯でライバルはずばりエセックス(パールリバー、ヨンチャン製造、スタインウェイ販売)でしょうかね。おそらくエセックスよりは上等じゃないかな。

[938] 窓の梅 2008/10/12 20:40

蛇足ですが、ピエルレA120がアジア製か日本製かは確認しておりません。
その点は確信がありませんので、東洋ピアノにおききになることをお勧めします。

ネコ足やモール類などの仕上げは日本で行ったとの話もあり、クリストフォリについては最終的にはピアノ店も確認できておりません。ただしビエルジェはアジア製であると東洋ピアノにも書いてあります。

これは、ヤマハ、カワイの下級機種についても同じで、何%国産なのか、不明確なところがあります。つまり、部品がどの位国産なのか、組み付けがどこなのか、あるいは半完成(バック)で輸入なのか、あるいは最終仕上げ、ペダル類の据付、調整などが日本国内なのか、このあたりはダークな領域です。

今の考え方としては、普通の家にある国内大手メーカーの家電品の多くがアジア製であることを考えると、いずれにせよ、最終的に過去のサービスレコードが良かったメーカーが責任をとってくれるのであれば、出自にこだわる時代では無いのかもしれません。

[939] 窓の梅 2008/10/12 21:54

蛇足の蛇足ですが、もし東洋ピアノの製品であれば、過去の
アポロ、ワーグナー、バリンダムの高級品の程度の良い中古が
20-30万でありますので、そっちを買うという手もあります。

また、カワイのおしゃれなコンソールタイプであれば程度の
良い中古が30-40万程度で手に入ります。これらの方が遥かに
お得ですね。

ただし信頼できる中古ショップがみつかれば、ということです。ahooネットでも仕上げのよさそうな業者はありますが、ちょっと高めで
しょうか。それと送料がかかりますね。

新品がいい、そしてモール付きの木目でデザインがおしゃれで、
国産か、もしくは国内のメーカーが仕上げて保証がついていて
この値段で、このデザインが絶対にいい、となれば迷う必要は
なかろうと思います。

[940] たぬきうどん 2008/10/13 23:42

 100万円の予算で買うとしたら、どんなピアノが良いですか。ただ
し、下記のような専門用語の使用は固くお断りします。
 「系統としてはアップライトはヴィエルジェと呼ばれる廉価版(低音
アグラフ付き)からクリストフォリ、ピエルレに至る高級版までありま
す。作りの特徴は、アグラフを多用している、外見がネコ足やコンソー
ル風になっていることです」

[941] アラビアのオレンス 2008/10/14 00:14

>>940 たぬきうどんさん、
 こんにちは。用途を限定しないでどんなピアノがよいかといふご質問は世界で最も優れたアスリートはだれですかといふ問と同じくらひ意味不明です。意味不明なご質問は固くお断りします。用途を限定願ひます。例:ジンバブエの砂漠のキャンプのダンスパーティのバンドで一週間だけ使ふ。

[942] こあら 2008/10/14 16:24

>窓の梅 さん

詳しくありがとうございます。m(_ _)m
他にもお持ちの方、試弾された方がおられたらご意見お願いします。

[943] ドドンパ 2008/10/14 21:58

総アグラフの本家とも言えるベヒシュタインの存在からでしょうか、
「総アグラフ=高性能」という方程式があるかのように語られているワケですが、
総アグラフには得るもの失うものがあり、
ベヒシュタインの示したシステムに従えば、総アグラフ以外の作りが最高級でなければ、
現代のピアノに求められている能力を、満足するほどには獲得出来ないだろうと思います。
従来からあるメーカーの総アグラフのアップライトピアノは、
盲目的にベヒシュタインの方程式に従って作られていて、
それをそのまま価格帯を下げただけのものなので、
現代のピアノとして満足できない部分が明らかになりませんか。
ペトロフのアップライトを弾いてみてそう思いませんか。
この程度なら私はむしろ真鍮のプレッシャーバーとかの方が良いと思う。
普及価格帯のピアノに総アグラフを採用したからといって、
=高性能なピアノではなかろう、工夫が必要だろう。と考えます。

普及価格帯において総アグラフを採用するには、
ベヒシュタインのシステムとは異なった解があるのではないだろうか。
ベヒシュタイン信者からはこんなのは邪道だ。と一刀両断されるでしょうが、
ベヒシュタイン教理の呪縛を逃れた総アグラフのアップライトを提案しているのは、
知る限り一つだけアサヒピアノのベーニングがあります。
絶滅危惧種ともいえる総アグラフピアノですが、
この提案によって絶滅を免れるかもしれないと思うものがあります。

[944] 元コラ 2008/10/14 23:19

業務連絡

スレ建人の元コラです。これが最後の業務連絡になると思います。

ご存知の通り、TheBBSの閉鎖予定は、このまま順調に遂行されるように思われます。その上、このスレッドは発言数限界まで残り数十ほどになりました。

実は、その事実とは別に、今年の初め頃から、スレッドの存在価値を見出せない状態が続き、自主終了を検討していました。ところが、TheBBS本体の閉鎖問題が持ち上がり、BBSが無くなる事がほぼ確定的になったため、自然終了を一つの方向性としていました。

ですが、ここに来て急にコミュニケーションが白熱し、思っても見なかった展開となり、しかも発言数も多いため、スレッド限界が近くなってしまった事に困惑しています。本来であれば、次スレッドの案内を告知するところですが、僕は自主終了を検討し始めた頃から、スレ建人を継続する意志は有りません。

つきましては、このスレッドの継続を希望される方の中で、スレッドオーナーを担って頂ける方は、新たなスレッドに引越し宣言をお願い致します。引越し先については、新オーナーさんの判断にお任せしますが、ここに引越し先へのリンクを張って頂きますように、お願い致します。その時点で、ここは自主終了致します。
もし、そのような方が現れない場合は、このままTheBBS閉鎖か、スレッド限界により自然終了、もしくはスレ建人の判断で自主終了致します。

以上、ご理解の上、よろしくお願い致します。

...この結論に至るまでは、紆余曲折が有りました...僕の気力と、TheBBSが続く限り、随筆(http://24600.hito.thebbs.jp/)に、これまでの事を書き記さなくてはいけないように思い始めました。僕の躁鬱的な行動パターンに寛容な態度で接していただける方にしか、ご理解頂けないかも知れませんが...

[945] 窓の梅 2008/10/15 00:27

>「総アグラフ=高性能」という方程式があるかのように語られているワケですが、総アグラフには得るもの失うものがあり、

アグラフの利点は、同じ音の弦(1本から3本)が共通かつ明確な支点を持つことですね。これにより、カポやベアリングのように、十羽ひとからげに音が混じるということはなく、まずユニゾンの間で響き、そしてやや距離があって、隣の弦と響きあう、ということですね。工学的には同じ音程の弦同士の結合が強く、一方フレームや違う音程の弦との間にはローパスフィルターとしてはたらきます。

欠点もたくさんあります。まずアグラフでは支点が明確化し、フォアのストリングはフェルティングで殺して今いますので、倍音成分が減る、ということです。通常中低音につかうのは、もともと倍音成分が多いから問題ないのですが、高音に使うと音量が減ってさびしいくなる。

最大の欠点は、アグラフを弦の下方から支持するために、フレームが出っ張ることですね。これにより、下方から打弦するハンマースペースが減り、大きなハンマーが使えない。打弦点が限られる、つまり音量が出ない。

これを解決するには、太めの弦を強く張ってスペースと音量を稼ぐわけですが、当然張力によってフレームや支柱が変形して調律が難しくなったり、距離を稼ぐために薄くなったフレームのアグラフ支持にヒビが入りやすくなったり、

しかし、アップライトでは以外とデメリットが少ない。というのは、フレームとアグラフ支持点がハンマーと弦をはさんで逆側にあるから、ハンマーの大きさや打弦点に制約が少ない。ただし倍音成分が減るデメリットはありますね。

さてベヒのアグラフと安物のアグラフの違いがどこか、といえばやはりアグラフまわりのフレーム剛性が足らないということだと思います。そもそも古いベヒ8などではピン板がオープンで露出していますから、窓が開いたフレームのピン板をかかえこむ部分の剛性が高く作られており、またピン板やフレームの固定のネジも多い。そのあたりの、ピン周りのネジの数も新しいピアノではどんどん減るばっかりです。

ただ、アグラフでなくても、ベアリングやプレッシャーバーを音程ごtに区切っているピアノも多いので、かなりアグラフとの差異は小さいと思います。結局聞くのは、ピン板周りの剛性が効くのではないかと思います。

[946] Gebtzsdw 2008/10/16 05:30

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[947] Cpcqrlot 2008/10/16 12:41

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[948] 窓の梅 2008/10/16 14:21

>このスレッドは発言数限界まで残り数十ほどになりました。

ごくろうさまです。

私もかなりスレを浪費したので、反省の意味を込めてnew4読み返してみました。その印象ですが、

1)基本的にユーザーはピアノメーカーの製品の品質に漠然としてた不満をもっている。それは音質だったり、タッチの重さだったり、雑音や共鳴音だったりさまざまである。

2)しかし、不具合の理由をユーザーに特定することは難しい。アクションが重いのか渋いのか、それは音質が絡んでいるか独立のことか、鍵盤が全体的に重いのかバラつきがあるのか、などなど。

3)そこで調律師に相談するが、このスレにもこられるピアノマイスタークラスの調律師は少なく、通常は音程を合わせる(調律)、アクションの教科書的な整調、ごく一部が整調できるのみである。特にメーカー所属の調律師はメーカー出荷時の延長の調律しかせず、リスク(保障の問題)のあるハンマーには手を入れないことが多い。

4)ユーザーは不具合の原因を、ハンマーの整音、響板、弦のブランド、ピアノのブランドに求め勝ちである。すぐレンナーが、アベルが、レンナーがレスローがチレザが、、、、になり勝ち。

5)しかし、本来は完璧な調律、アクション整調、そしてハンマー、(時にここで最初に戻る)の順番で考えるべきである。アクション整調には鍵盤重さ、ダンパー重さも含まれるべきである。

6)本来、ピアノの音質はさまざまであり、また弾いていくうちにハンマーの状態はどんどん変わる。2、3ヶ月も弾きこまないうちにユーザーは一喜一憂し勝ちであるが、ハンマーに手を入れるのは今後ハンマーがその用途でどう変化していくかを見越してからでよいのではないか。まずアクションに注目すべきである。

7)現在の量販品(CやRX)は理論的な設計で鍵盤錘の位置が決められている。しかし一枚に継いだ板から鍵盤を切り出すときに木目の当たり具合でバラつきができる。また国産は白鍵より黒鍵が重い傾向もある。ただし鍵盤重さやダンパー重さを調節できるのは工房レベルであり、末端の販売店や並の調律師には無理である。残念ながら国産で鍵盤重さが個々に調節されているのは、ヤマハではSクラス、カワイではsk以上に限られる。ボストンはなされていない可能性が高い。

8)音質についてはそもそもCクラスやRXクラス、ボストンあたりに大きく期待することは無理である。しかし、アクションの鍵盤重さ、ダンパー重さなどはメーカーにもっと精度を要求すべきと考える。

9)鍵盤重さや整調のバラついたピアノでの音質論議は、車で言えば、タイヤの重さや空気圧、サスペンション設定が4輪バラバラのまま、乗り心地を語るようなものである。われわれがCクラスやRXクラスに要求すべきは、トヨタカローラーのように部品と組立の精度が高いことであって、ロールスロイスの乗心地や走行音を求めるべきではない。(実際には精度の良い製品はまずまずの音質になるが)

10)窓の梅は、かなり言いたいことを書かせてもらいましたが、もっとも重要なのはメカニズム、トラブルへのユーザーの知識や理解であって、あるていどトラブルを切り分けて調律師に要求することだと思っております。鍵盤重さについては単三電池で簡単に調べることができることも書きました。紙面を消費し申し訳ありません。

[949] Xzpygyoe 2008/10/16 17:32

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[950] Aeohewcl 2008/10/17 02:02

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[952] andys 2008/10/17 14:34

はじめまして。
いつも興味深く読ませていただいております。
先日、エセックスグランドを弾いたところ
スタインウェイのようにタッチが軽く
音も素晴らしく良いピアノでした。
他にもエッセクスピアノは10台ほど試弾したことが
ありましたが、どれもおもちゃの様な音がするピアノばかりでした。
今回のエセックスは調整と整音がしっかりされていて
とても鳴るピアノでした。
が、このピアノ自体に耐久性があるかが不安です。
作りはしっかりしているものなのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

[953] Lufuxcxj 2008/10/17 18:02

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[954] 窓の梅 2008/10/17 21:21

>今回のエセックスは調整と整音がしっかりされていて
とても鳴るピアノでした。

エセックスについえは前にも書いたように、納入前の調律がかなり大事なようですよ。私が弾いたある個体は鍵盤が軽く非常に良かったが、もう一台はアップライトみたいでした。

支柱やケースの設計はボストンより遥かに本家に近いもので、鍵盤重さもきちんとあわせてあるようですが、米国でも耐久性の評価は定まっていません。米国での値段はCやRXの2/3ほどで、日本より少し価格差が大きい。

スタなんとか会の有力調律師に言わせると、予想したより良かったがスタインウェイの品質とは遠い、と。そりゃそうでしょうね、お値段が実に7倍(木目の場合)ちがいますからね。

私の評価は、木目の130万の品にかぎり(目玉か?)、スタインウェイ正規代理店できちんと手を入れたものを買うとしたら、お安いと思います。

ただし、木目としては、ですよ。黒塗りとしては値段的にC1、RX1の方がいい気がする。さらにボストンの金額が出せるならSKに行きたい。また大きいものはメリットが乏しい。

というのは、SKの中古が全然出てこないのですよ。一方、RXの型遅れ新古品をほうぼうで良くみかけるのはなぜか、カワイに聞きたい。

[955] ドドンパ 2008/10/18 10:04

戦前ベヒグランドのピン板付近のフレーム折れはリビルダーにはよく知られてい
ることで、
メジャーメーカーの中でピン板周りは最も華奢にできていると思いますが。

ベヒは「ピュアな音を得るため」の工夫の一つが総アグラフの採用です。
そしてベヒのシステムを成立させるには、
優秀なバックボーンであることが絶対に欠かせないことです。

> フォアのストリングはフェルティングで殺して今いますので、倍音成分が減る、
> ということです。通常中低音につかうのは、もともと倍音成分が多いから問題な
> いのですが、高音に使うと音量が減ってさびしいくなる。

ペトロフアップライトを使ってますが高音域があまりにもしょぼいので、
高音部のフェルトを外して(むしり取って)しまいました。
かなり現代的な鳴り方に変わります。かといって、
発音がバー方式のような硬さがなくアグラフならではの柔らかさが残ります。
弦がフレームに接しているのとアグラフを介している違いで、
金属的な響きがフレームから発音する量の差だと思います。

戦前〜昭和のベヒはフォアもバックもフェルトで鳴き止めしていますね。
バー方式でも(昔のヤマハUPなども同様に)鳴き止めしています。
というか、昔はふつうに鳴き止めしていたのですね。

ベヒのシステムでは強固で高品質なバックボーンが必須ですが、
安価に供給するには最もコストダウンできるバックボーンの質を落とすしかあり
ません。ブナやカエデなどとてもじゃないけど高くて使えません。
結果、高音域がかなりショボくなる。
(ここに総アグラフ=高級という幻想が生まれるのかもしれません)

私は、総アグラフだからフォア、バックを鳴き止めする。
普及価格帯でベヒを踏襲しても満足なピアノにならないと思ってます。
で最近、
総アグラフ&バックに半円メタルの弦枕になってるピアノを発見しました。
「フレームの鳴りは遠ざけるが弦共鳴は積極利用する。」この組み合わせは
ベヒシュタイン教の人や、バロック・古典専門の少数派には総スカンでしょうが、
お店で弾いてみて、目から鱗でした。
安価な総アグラフにもかかわらず高音域に伸びと量感をもっていました。
これなら安価でも総アグラフはアリだなと思いました。

[956] andys 2008/10/18 11:45

>窓の梅 さん
情報ありがとうございます。
気に入ったエセックスが黒だったので残念です。
黒だとヤマハとの値段の開きが少ないですね。
それだけ材料もきんちんとしたものを使用していると
いうことでしょうか?
C1、RX1よりも気に入ったエッセクスは
音がよく鳴りとても音足が長いピアノでした。
良い状態も最初だけでは?とも考えてしまいます。

[957] アラビアのオレンス 2008/10/18 12:19

>>952 andys さん、
 こんにちは。

> 今回のエセックスは調整と整音がしっかりされていて
> とても鳴るピアノでした。
 このやうな仕事の後を発見した際にはホールや、展示場や、ショップの人に教えてくれるかはどおかわかりませんがとりあへづ調律や整音をした人の名前を聞きませう。家に帰つてピアノテクニシャンリストに加へていくのです。体験した何台中の何台が気に入つた音やタッチをしてゐたかとふ情報より何倍も将来役にたつはずです。

> が、このピアノ自体に耐久性があるかが不安です。
> 作りはしっかりしているものなのでしょうか?
 よその bbs ですが S&S の地域マネジャの Bob Snyder が少しふれてゐます。かれは明示的には書いていませんが、私が解釈するには '製造会社による' と讀めます。Essex の耐久性はパールリバーやユンチャンのその Essex のモデルを製造をおこなつた方の品質や耐久性になるのとの説です。この説は私が持つてゐる Boston では当たつてゐます。
http://www.pianoworld.com/ubb/cgi-bin/ultimatebb.cgi?/topic/1/24025.html#000000
 ではパールリバーの耐久性はどおかと問われても、大変申訳ありませんが、私は知りません。中国製のピアノは一般に云々と語るひとが居ても 50社以上ある中国のピアノ製造会社の一つであるパールリバーにそれがあてはまるか疑問です。

[958] ドドンパ 2008/10/18 16:25

音足の長さを維持するには、一にも二にも温湿度管理です。
日本の夏場の湿度に2〜3週間もさらせば、
どんな名器でもふつうのピアノになってしまいます。
ふつうのピアノは駄ピアノに変わります。
これを実践する日本人はかなり少ないですが、
就寝時も長期旅行の不在時もエアコン点けっぱなしが基本です。
冬は加湿器の出番があります。
換気が良すぎる部屋は管理不可能です。
夏でも冬でも温度を安定させると湿度も安定します。
そして湿度40〜50%を徹底的に守ることです。
私もそうですが防音室をもっていると空調費もそれほどかからず
管理しやすいですよ。

[959] 窓の梅 2008/10/18 18:25

>メジャーメーカーの中でピン板周りは最も華奢にできていると思いますが。

ベヒのピン板を抱える部分はそれなりに丈夫にできていますよ。しかし問題は、そこに88個アグラフの穴が開いていることです。したがってアグラフの穴と縦のフレームの境界は応力に弱いことになります。

アップライトの場合は、フレーム、アグラフから弦の後ろ側にフレームを回り込ませることができる。説明し難いですが、アップライトでは、弦は手前から打ちますから、後ろはピン板から弦のかなりをカバーするように薄くフレームをおろしています。

問題はグランドですね。グランドでは弦より下からアグラフと響板との間を打鍵しなければいけませんので、アグラフと縦のフレーム境界にサイズ的な余裕がなく応力がかかりますので弱いですね。

>総アグラフ&バックに半円メタルの弦枕になってるピアノを発見しました。

一言でアグラフと言ってもいろいろな形があります。典型的なアグラフグランドの中低音につかわれていますね。弦のトンネル部分が長いほど支点が明確で、インハーモニがフォアに遡上するのを阻止する働き強くなる。

しかしベヒのグランドの高音のアグラフは、アグラフとは名ばかり長方形の支点のようなものです。円形のアグラフだとアグラフを支持するフレームがでっぱってスピーキングレングスやハンマーのスペースが減るので、上下に浅い長方形になってしています。

ベヒの場合は確かにフォアストリングに行く倍音成分は少なくなりますが、アグラフからフレーム、フレームがかかえるピン板とケースとに強固に中高音が伝達してケース全体を響かせるので、高めの弦圧もあってある程度の音量が確保できるのでしょう。設計的にはアップライトよりグランドの方が苦しいと思います。

その点、シュタイングレーバーは、フレームの中にアグラフを埋め込んだ
形になっていて、カポとアグラフとのいいとこどりになっていますね。

アグラフといっても、下半分の一部が突出してベアリング上になっており、上半分が弦を抑えるようなものもあります。弦のトンネルの長さもさまざまですね。

弦のトンネル長が短いものは、ベアリングやカポに近くなり、フォアに漏れる倍音が増えるということです。一方弦のトンネルが長いほど支点が明確になり倍音が減るわけで、アグラフより上(フォア)をフェルトで殺す設計と、ある程度響かせる設計の両方があり得るわけですね。

>C1、RX1よりも気に入ったエッセクスは音がよく鳴りとても音足が長いピアノでした。

究極は好みのピアノを購入されるのがいいですよね。エセックスの黒は木目よりお値打ち感は減りますが、私は悪くないチョイスだと思いますよ。エセックスの裏にもぐりこんで細部までしげしげと見ましたが、響棒を支柱に止めるところの穴の精度がヤマハやカワイよりよいのに驚きました。

なぜか、ヤマハ、カワイは響棒を支柱にきっちり接着していないのです。一方スタインウェイ、メイソンは響棒が支柱にきっちり接着しています。つまり、ヤマハ、カワイは響棒が下にお辞儀する隙間があるんですね。私はそこを接着剤で埋めてますけど。なお、C3-XAは少しそのあたりが変わっています。

いろいろお騒がせのノルディスカなどの中国ピアノも毎年毎年劇的に良くなっていますので、もうアップライトとベビーグランドは中国製でも一般的な用途には耐えるところまで来ているのではないですかね。

[960] アラビアのオレンス 2008/10/18 19:10

皆さん、
 '音足が長い' といふのはどのやうな意味ですか。ここで初めて目にしました。

[961] アラビアのオレンス 2008/10/18 19:26

>>958 ドドンパさん、
> そして湿度40〜50%を徹底的に守ることです。
 日本で売られてゐるエアコンや除湿機で湿度 50% 未満を設定できるモデルがありましたら教えてください。半年くらい前に通販生活といふ雑誌でデロンギの「30%以下では除湿しません」云ふ製品の広告を見たので電話をして設定値として 30% が可能かと問うと「カタログにこのやうに書かれていますから可能です」と何も調べないで即答されてしまひました。疑ひ深ひ私は当然注文しませんでした。
 

[962] アラビアのオレンス 2008/10/18 19:29

>>959 窓の梅さん、
>響棒を支柱に止める..
 響棒が支柱にどこかで接してゐるのが正しいのですか。

[963] ドドンパ 2008/10/18 21:00

>959
シュタイングレーバーのは、
ピン板部分のフレームが伸びてカポバーと一体化していて変形が少ない。
横穴一つに各音3本の弦が貫通している。と思いましたが、
カポバーの下にアグラフが付いているのですか?
あの穴にはアグラフの機能はありません。
>960
だいたいそんな感じ。でいいじゃないですか。
>961
私のは5年くらい前最新型を買いましたが、
東芝で湿度40%から5%刻みで6段階設定できます。
40%設定可能なのは他にも数社あったと記憶してます。
カタログで曖昧なところは問い合わせれば詳しく教えてくれます。
当時たしか、ナショナルはカタログに数値が無く
直電して工場に取り次がれ開発担当のような人が出て答えてくれました。
強運転でも55%と当時ナショナルが一番高い湿度設定でした。
サンヨーが二番目に高かったと記憶してます。

もしかして、数字は車のスピードメーターのようなものかもしれません。
40%の設定はフル稼働という意味かもしれません。
実はナショナルが一番正直なのかもしれません。
素人にはわからないことです。

今年のモデルがどうなってるのかはわかりません。
エアコンは毎年モデルチェンジして仕様が変わりますので、
購入時に調べるしかないと思います。
一般家庭の楽器用として「強」の連続運転が出来れば合格じゃないかと思います。

[964] Pyridium 200mg 2008/10/18 21:02

Pyridium||http://groups.google.com/group/pipills18/web/pyridium

[965] Urinary tract in 2008/10/18 23:44

Pyridium 200mg tab||http://groups.google.com/group/pipills18/web/pyridium-200mg-tab

[966] 窓の梅 2008/10/19 00:17

>横穴一つに各音3本の弦が貫通している。と思いましたが、
>カポバーの下にアグラフが付いているのですか?
>あの穴にはアグラフの機能はありません。

私は、カポバーとアグラフのいいとこどり、と話しております。

詳しくは、カポバーの下面にベアリングを経ると、直ちに
音程ごとに独立しフレームを貫通した穴を経て、これをプレッシャー
バーがわりにして、その後チューニングピンに向かうわけです。

カポバーでありながら、音程ごとにフォアストリングを独立させて
いるわけで、あるていどアグラフ様の作用を持たせているわけです
ね。

通常のピアノですと、カポバーをへて、かなりの長さを経てアリコート
の斜めのベアリング、弦枕に至りますが、この場合はベアリングと
彼らが称するところのドリルドブレッシャーバー、原語では
gebohrte Kapodasterを経ているわけです。

スタイングレーバーはタローネ工房のグランドピアノと非常に共通点が
多く、テーるをマルク、低音駒は丸い響板の中央にブリッジなしに位置
しており、低音駒はその軸方向に曲がるように、オメガ型の切れ込みが
入っています。

ピン板周りも木の組み方が独特で、ピン板からケースに強固に中高音
を伝えるようになっていますね。それには、カポとピン板が結合した
フレーム形式も効いている。鏡棒の形も固定方法も独特である。また
中低音のアグラフは真鍮に鉄のブレースがはいっているなどなど。

言うなればアリコート無しに中高音の音量を稼ぐためのアプローチが
スタインウェイとはかなり違う、独特なもので、やはりヤマハやカワイ
がスタインウェイを超えるためには、ぜひ学ぶべき点が多々ありますね。

あなたがおっしゃるように、フレームを各音が貫通して

[967] 窓の梅 2008/10/19 00:38

>響棒が支柱にどこかで接してゐるのが正しいのですか。

ヤマハ、カワイの鏡棒の作り方、貼り方はあまり良くないんですよ。

そもそも、響板に響棒をはって、クラウンが確定したあとに響棒の
端を削るのが正しいのですが、ヤマハ、カワイは響棒の端を薄く
した後に貼っているんですね。ですから、響棒の端の部分が
クラウンを保持すつために蓄積する応力が不足する。もちろん
彼らのフルコンは貼った後に削ってます。

シュタイングレーバーはピアノの裏を見ればわかるのですが、やたら
響棒の数が多い。しかも響棒が幅が広い。響棒の端は薄い方が振動
しやすくなるのですが、この部の剛性が低いとそのうち響板が落ちる。

そこのところを、幅が広いが薄い鏡棒で解決を計っているようです。
つまり剛性はあるが振動しやすく、へたりにくい、というところを
狙っているようですね。

以前からヤマハ、カワイのピアノで気になるのは、響棒と曲げ練り支柱
の間の隙間、加工、糊付けの方法なんですね。まず響棒のへこみと響棒
の幅に隙間がある。また、曲げ練り支柱のへこみと響棒をべったり接着
していないのです、ヤマハカワイは。

ここのところ、響棒が振動しやすい(曲がりやすい)を狙っているのか
と思いましたが、スタインウェイはべったり、へこみと響棒もキチキチ
に接着されています。

で、わたしのピアノはその隙間を接着材で埋めています。音はほとんど
変わりませんが、プラシーボかもしれませんが、以前よりケースからの
響を感じます。あと、支柱とカマボコ板の間、通常はネジ止めですが
接着剤を足しています。以上から、以前引いていたC3より馬力を感じ
ますが、シュタイングレーバーの163cmには遠く音量が及びません。
おそらくピン板周りのケース剛性の差、テールの大きさの差、などで
しょうね。

[968] 窓の梅 2008/10/19 00:53

この際、この板も終わるようなので、他にもピアノの補強方法に
ついても書いておきますね。

あと、私のピアノでは、後ろ框、すなわち、放射状の支柱が
前方で結合する左右を結ぶ太い梁と、鍵盤棚との段差にも
接着剤を盛っています。本当はニカワがいいんでしょうが、
作業性のためにPVCです。

通常ピアノをオーバーホールするときも鍵盤棚と後ろ框を
分離することは無いし、PVCは水で軟化しますので分離は
可能だと思います。

で、どうなるか、というと、通常ピアノを移動するときには
いろんなところから軋み音がしますが、カマボコ板と後ろ
框の補強の後はミシリとも言わなくなりました。

その後びっくりしたのは、ヤマハがC3XAで後ろ框のサイズアップ
してきたところですね。連中も後ろ框まわりの剛性が不足している
と考えたようです。

またびっくりなのは、響棒を太くしてきたことです。以前とある論文を
紹介しましたが、それによると非等方性のあるスプルースに響棒と駒
を接着した状態で、ちょうど振動モードは等方性になる。つまり響棒や
駒は振動を邪魔しているように見えて、実はあまり妨げていない、
だから響棒を太くしてもあまり振動は妨げられない、ということなんだと
思います。

[969] 窓の梅 2008/10/19 01:19

この際だから、リンクをはっておきます。

アップライトですが、シュタイングレーバーの響棒の太さ
http://www.steingraeber.de/english/instruments/pianos/130_110.html

ヤマハの響棒の太さ
http://image.blog.livedoor.jp/petorofu123/imgs/e/7/e74d37a9.jpg

比べてみてください。

[970] アラビアのオレンス 2008/10/19 01:59

>>967 窓の梅さん、
> >響棒が支柱にどこかで接してゐるのが正しいのですか。
>
> ヤマハ、カワイの鏡棒の作り方、貼り方はあまり良くないんですよ。
 響棒(リブ)の端の高さが低くなつてゐる部分とインナーケースとの勘合のことを云われてゐるのですか。支柱(ブレイス)に響棒が接してゐるピアノなんてありへないと思ひインナーケースと響棒の端との勘合の話題と理解して応答します。
 大抵のピアノの場合インナーケースに響棒の尖端を受け入れる切り込み(リセス)がされていてそこに響棒の端がはまる構造で我が家の Boston でもそのやうになつてゐます。The Piano Book にはそのやうな切り込みがなく響棒がインナーケースに届かないで、理由は不明だか、途中までしか無ひピアノもあると書かれてゐます。窓の梅さんのピアノが後者であることは判りましたが、ヤマハ(日本製に限定)やカワイのグランドでインナーケースに切込みがありそこに響棒の尖端がはまるやうになつてない構造のモデルが存在するとは思へません。
 なぜ疑問に思ふかと云ふと、我が家でお世話になつてゐるテクニシャンが中国のピアノ工場を見学した際インナーケースの切り込みに響棒の尖端を勘合させなくてはならないのにそんなことを知らない(またはボスから指示されてゐない)で響板をケースに(無理矢理?)収める作業を目撃したと伍年くらい前に聞いたからです。
 ところでいつたいどこの箇所を話題にされやうとしてゐるのですか。

[971] 窓の梅 2008/10/19 02:28

これも最後だから。

ヤマハcfの製作風景です。スペイン語ですが

http://jp.youtube.com/watch?v=OICs5IiyNCs&feature=related

原始的ですね。シュベスターと同じ作り方。スタインウェイ
ハンブルグよりも原始的です。

[972] アラビアのオレンス 2008/10/19 02:44

>>971
> ヤマハcfの製作風景
 ケースのラミネート作業でエアーレンチを使ふなんていつたいやまはといふ会社は..
 この件を先週我が家に調律にきてくれたテクニシャンにはなしたら 'それはよくない' と云つてゐました。私には恥さらしビディオに見へます。

[973] アラビアのオレンス 2008/10/19 03:07

>>963 ドドンパ さん、
>東芝で湿度40%から5%刻みで..
 そのやうな製品があつたとは知りませんでした。私なりにガンバつて調査していたのですが見落としてゐたやうです。
 今使つてゐる除湿機は三菱製で設定は最低で 50% です。本当に 50% なら文句はなゐのですが、購入後弐年半くらいでセンサが実際の湿度より伍パーセントほど低めに検出するやうになつたらしく 50% にセットすると実際の湿度は 55%になります。実際の湿度は水銀温度計で管に個々に直接目盛りが彫刻されているもので乾湿の差ではかつたので信用してゐます。この除湿機を修理に出さうか買い替えやうか思案中ですが、もう除湿機の季節は終わりかけているので電気屋に展示されるモデルが少なくなり厳しい季節です。

40%設定可能なのは他にも数社あったと記憶してます。
カタログで曖昧なところは問い合わせれば詳しく教えてくれます。
当時たしか、ナショナルはカタログに数値が無く
直電して工場に取り次がれ開発担当のような人が出て答えてくれました。
強運転でも55%と当時ナショナルが一番高い湿度設定でした。
サンヨーが二番目に高かったと記憶してます。

もしかして、数字は車のスピードメーターのようなもの

[974] アラビアのオレンス 2008/10/19 03:20

書き終わらない内に送信してしまひました。以下は続きです。

>ナショナルはカタログに数値が無く
>直電して工場に取り次がれ開発担当のような人が出て答えてくれました。
 ドドンパさんはすごいです。私も次回電話で問い合わせてみます。

 話題が代わりますが、'ドドンパ' と聞くと私は井上陽水の United Cover(s?) に含むまれてゐる東京ドドンパ娘があたまに浮かびます。伴奏のハモンドの音がすばらしくだいすきです。もしかしてドドンパさんのハンドルの由来は氷川きよしの盆踊りバージョンのドドンパですか。

[975] 窓の梅 2008/10/19 03:42

> ところでいつたいどこの箇所を話題にされやうとしてゐるのですか。

響棒の先が曲げ練り支柱のへこみにはいるときに、サイズがきっちり
あっているか、いなか。

また接着剤を全体に塗るのか、一部に塗るのか。

そのへこみの部分が平滑なのか、なかに突起がでているかどうか。

そのへこみの部分がクラウンを作るように傾いているかどうか、

響棒の端が支柱のへこみ全体に入るのか、一部が入るのか、

このあたり、メーカーによってもいろいろ違うのですよ。

ただひとつ言えることは、スタインウェイはきちきちのはまって
べったり接着され、出来上がりは殆ど隙間が無いということです。

そしてヤマハのフルコンもこれに習っていますが、量産品は
きちきちじゃない。接着剤もたっぷりじゃない、底は平滑では
なく、リブがある、などなどです。

個人的には曲げ練り支柱、曲げ練りケース、曲げ練り駒を
エアハンマーで作っているのが別に悪いとは思いません。
おそらく、スタインウェイと同じに作るためには同じ道具を
作った、ということでしょう。

個人的にはシュタイングレーバーの技術を導入すればスタインウェイを
越えられるとおもうのですがね。

[976] アラビアのオレンス 2008/10/19 04:07

>>975 窓の梅さん、

> そしてヤマハのフルコンもこれに習っていますが、量産品は
> きちきちじゃない。接着剤もたっぷりじゃない、
 量産品でも C3 以上はぴつたり切り込みにリブの尖端がはまつてゐるのではないですか。C3未満のモデルはいつたいどこの國でサウンドボートをケースにはめる作業でしてゐるのでせうか。

>底は平滑では
> なく、リブがある、などなどです。
 すみません、なにを話題にされやうとしてゐますか。

[977] アラビアのオレンス 2008/10/19 04:14

>>975 窓の梅さん、
> エアハンマーで作っているのが別に悪いとは思いません。
 私にはあのヴィディオでエアーハンマーが使われているやうには見へませんがどこ(何秒後)で使われてゐるのですか。

[978] Metoclopramide 2008/10/19 05:31

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[979] Reglan dosage 2008/10/19 07:04

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[980] Relafen nabumeto 2008/10/19 10:30

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[981] Cztcqbiu 2008/10/19 11:21

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[982] 窓の梅 2008/10/19 11:44

>量産品でも C3 以上はぴつたり切り込みにリブの尖端がはまつてゐるのではないですか。C3未満のモデルはいつたいどこの國でサウンドボートをケースにはめる作業でしてゐるのでせうか。

やはり、オレンスさんには妄想が入っているんじゃないかなあ。あの
工場は掛川ですよ。Cシリーズはすべて掛川です。米国のGCは国外
です。C3を自動車のように流れ作業して、その合間にC1,C2,C5などを
作っている。なんせ需要の7割がC3なので、C3は流れ作業です。その
ほかは合間で職人がC3より丁寧に(驚きかも)作っていますよ。

Cシリーズの支柱のリブのへこみには3箇所ほどでっぱりがあり、
その頂点に接着剤がついていいます。生産性のためか、振動
しやすくするためかはわかりませんが、少なくとも製品の響棒が
支柱からでるところにはかなり隙間があります。しかし、フルコン
やスタインウェイはきっちり固定されているようですよ。

>私にはあのヴィディオでエアーハンマーが使われているやうには見へませんがどこ(何秒後)で使われてゐるのですか

エアハンマーってなんですか。登場するのはエア式のインパクトレンチと
いうものです。タイヤを固定するものの大型のものですが、これがビデオ
の中で登場するのを見つけられない、って老眼かアルツじゃないですか。
ういーーんダダダダダダダですよ。

[983] Relafen 500 2008/10/19 12:56

Relafen used||http://groups.google.com/group/pipills18/web/relafen-used

[984] 窓の梅 2008/10/19 14:23

>The Piano Book にはそのやうな切り込みがなく響棒がインナーケースに届かないで、理由は不明だか、途中までしか無ひピアノもあると書かれてゐます。窓の梅さんのピアノが後者であることは判りましたが、

誰が切り込みに届いていないと書きました?
響棒のへこみと響棒の幅に隙間がある、と書きましたよ。ちゃんと
文章読んでますか?

あなたは、

>ケースのラミネート作業でエアーレンチを使ふなんていつたいやまはといふ会社は..
 この件を先週我が家に調律にきてくれたテクニシャンにはなしたら 'それはよくない' と云つてゐました。私には恥さらしビディオに見へます。

と書いておいて、

> 私にはあのヴィディオでエアーハンマーが使われているやうには見へませんがどこ(何秒後)で使われてゐるのですか。

と同じ人の書き込みとはおもえませんね。自分で、エアハンマーを
使うのは恥さらしな会社と書いておいて、次は使われているよう
には見えないですか。健忘症でしょうか。

再度説明しますよ。曲げ練り支柱に響板をのせるときに、響棒の
乗るところだけ削られてへこみになっています。

スタインウェイやヤマハのフルコンは、そのへこみに響棒が
ぴったり隙間が無いように収まり、また接着も完全にされている。

ヤマハのCシリーズの場合は、響棒の幅、高さがへこみと違う
ので、差し込まれたあと、へこみの左右と下に隙間がある。

それは、へこみの中にでっぱりがあって、その頂点に接着剤
が塗られ、響棒はその部分で接着されているのであって、
響棒の周囲がぴったりへこみにあっていない。

どうしてそうなっているのかは、あるいは響棒が振動しやすい
ようにゆとりになっているのかも知れないが、スタインウェイ
の小型から大型まで、またヤマハのフルコンもぴったし密着
している。

ついでですが、メイソンハムリンなどは、響棒がおさまる部分は
内側ほど高く、外側ほ低く削られていて、響板響棒が接着された
あと、その響板の縁がクラウンを助けるように傾斜しているんです
ね。

個人的にはヤマハやカワイのこの普及品の隙間に賛成できないので
接着剤で埋めている、という話ですが、これでも理解できませんかね。

[985] 窓の梅 2008/10/19 14:27

オレンスさん、ご自分のボストンの裏を見てください。

響棒がへこみに入っていると思いますが、へこみと響棒は
すきまなしに接着されていますか?

次に、どこかスタインウェイがあるところに行って、裏を
見てください。響棒のへこみの間に隙間はありますか?
ありませんか?ついでのエセックスも見てきてください。

その結果をここに書いてくださいね。私のプロファイリングに
よると、オレンスさんは3シグマと判断されています。

[986] Relafen tablets 2008/10/19 15:26

Flexeril||http://groups.google.com/group/pipills18/web/flexeril

[987] Remeron insomnia 2008/10/19 18:49

Remeron withdrawal||http://groups.google.com/group/pipills18/web/remeron-withdrawal

[988] ドドンパ 2008/10/19 20:56

>966
>カポバーでありながら、音程ごとにフォアストリングを独立させて
いるわけで、あるていどアグラフ様の作用を持たせているわけです
ね。

画像拾ってきました。1903年製だそうです。
http://www3.ezbbs.net/23/tuner/img/1156003361_1.jpg

弦は穴を貫通しているだけ、カポバーとまったく同じで
一本の弦枕に乗っていて独立してはいません。
アグラフ方式との作用の共通性を私は見出せません。
カポバー方式よりさらに強度が得られるという利点のみだと思います。
もちろんこの方式を否定しているわけではありません。
通常のグランドで整音するときアグラフとカポの境界では、
カポの方により多く針刺しするそうです。
おそらく、カポバーは相当振動しているということかと想像します。
カポが揺れないシュタイングレーバーではおそらく境目の違いが少なかろうと思います。

>974
私はエアコンの話をしました。
除湿機は部屋が暑くなるので夏の常時運転にはとても使えません。
調べた当時除湿機で能力がもっとも高かったのは日立だったと思います。カタログには42%まで除湿できると書いてありました。
(ドドンパに深い意味はありません。カメハメハでもよかったんです。)

[989] アラビアのオレンス 2008/10/19 23:46

>>988 ドドンパさん、
> 私はエアコンの話をしました。
 大変失礼しました。弐年ほどまえダイキンの温度と湿度を制御するといふ家庭用エアコンを見つけたのですが湿度一定運転が可能かが web上にある商品説明から讀みとれなくてエアコンのみでの湿度 50%や 40%での実現が不可と考へていました。そのため湿度は除湿機で温度はエアコンでコントロールするといふ方法で何十年も過ごしてゐます。
 東芝がインバータエアコンをリリースした数カ月後に四拾万円弱もの散在をして購入しました。これを四六時中オンにしておけばピアノは守られるだらうと期待してゐましたが夏の湿度は 65% までしか下がらず KG2c の裏側にしつかりカビが生えてしましました。

[990] アラビアのオレンス 2008/10/19 23:50

>>985 窓の梅さん、

>ご自分のボストンの裏を見てください。
>
> 響棒がへこみに入っていると思いますが、へこみと響棒は
> すきまなしに接着されていますか?
 はい、隙間無しに接着されrゐます。ただし、相手は支柱ではなくてインナーリムです。窓の梅さんのコミュニティーではインナーリムのことを支柱とよぶのですか。どこの國にお住まひですか。

[991] アラビアのオレンス 2008/10/20 00:10

>>984 窓の梅さん、
 あのヴィディオでケースのラミネート作業に使われてゐるハンドツールはエアーレンチ、エアーインパクトレンチ、またはインパクトレンチと呼ばれるものです。'レンチ' です。'ハンマー'ではありません。もしエアーハンマーをピアノの組み立てで用いるとするならブリッジピンの埋め込みくらひかと想像します。あのヴィディオでは大工が使ふやうな何の仕掛けもなひげんのうが使われてゐますが、エアーハンマーを使うと響板にストレスをかけずにピンを埋めることができます。

[992] 窓の梅 2008/10/20 01:37

>相手は支柱ではなくてインナーリムです。窓の梅さんのコミュニティーではインナーリムのことを支柱とよぶのですか。どこの國にお住まひですか。

ヤマハは

http://www.yamaha.co.jp/product/pi/man/man-002.html

02. 支柱の組立
ヤマハのグランドピアノは支柱、側板、フレームが一体となり、弦の張力をしっかりと支えています。又、支柱にはアリ組といって、木材の接合部に凸凹をつけて、互いに組み合わせる優れた工法を採用しています。

04. 響板の張り込み
支柱に響板をのせ、しっかりと接着します。ピアノの心臓部にあたる響板には、軽く弾力のあるスプルース材が用いられます。

ヤマハは、インナーリムのことを曲げ練り支柱といってますね。
かつては曲げ練りの側板アウターリムともどもスタインウェイの
特許だったらしい。正確には曲げ練り支柱に接着された薄い板の上にのっていますがね。

>ハンドツールはエアーレンチ、エアーインパクトレンチ、またはインパクトレンチと呼ばれるものです。

あなたがエアレンチと書いたので、筆が滑りました。私は

”登場するのはエア式のインパクトレンチというものです。”

と補足しています。通常はエアレンチとはあまり言わないような。ぐーぐるではぐると

エアレンチ 290件
インパクトレンチ  297000件

で通常はエア式のインパクトレンチとの呼称が多いみたいですね。

>エアーハンマーをピアノの組み立てで用いるとするならブリッジピンの埋め込みくらひかと想像します

またまた妄想でしょう。つかいませんよ。ヤマハはピンを自動的に
特殊ピンを供給するインパクトレンチでピンを埋めているようですよ。その後張弦する機械もインパクトですが、とってがついてチューニングハンマーみたいに手でも回せるようになっている。

>この件を先週我が家に調律にきてくれたテクニシャンにはなしたら 'それはよくない' と云つてゐました。私には恥さらしビディオに見へます。

恥さらし?私はそう思いませんが、騒音はするでしょうね。本来
スタインウェイはニカワで曲げ練りしているようですが、ヤマハは
通常のピアノは接着剤、カワイの通常のピアノは接着シートで
固定し、高周波もしくは熱をかけて短い時間で固めるようです。

ただし、フルコンだけはおそらくS&Sと同じでニカワじゃないかな。
騒音はでるは、ジグを着けたまま時間をかける方法ですね。
>エアーハンマーを使うと響板にストレスをかけずにピンを埋めることができます。

響板にストレス?ピン板の間違いかな。それとも妄想ですかね?ピンを
響板にねじ込むのですか?あ、こんなつっこみはオレンス氏みたいだ
からやめときます。

個人的にはこれ以上オレンスさんの妄想には今後付き合わないこととします。こちらまでおかしくなる。

[993] アラビアのオレンス 2008/10/20 01:58

>>992 窓の梅さん、

> 個人的にはこれ以上オレンスさんの妄想には今後付き合わないこととします。ちらまでおかしくなる。
 私は窓の梅さんの登場大変で楽しませていただいてゐます。どおかたちさらなきやうおねがひします。

[994] 窓の梅 2008/10/20 02:01

蛇足ですが、曲げ練り支柱をカワイは曲線支柱と読んでいますね。

===============================================================
http://www.kawai.co.jp/piano/academy/factory/piano_process1.html

薄い板を貼り合わせた曲線支柱と直支柱を接合してピアノの響きを支える支柱をつくります。 固定には、アリ組やホゾ組、ダボ打ちなどの方法を採用しています。

=================================================================

ヤマハとカワイだけの証拠じゃ不十分ですかね。何なら、あした
アポロの東洋ピアノにも聞いてみましょうか?

[995] 窓の梅 2008/10/20 19:11

>カポバー方式よりさらに強度が得られるという利点のみだと思いま
>す。もちろんこの方式を否定しているわけではありません。

私はあなたとは考えが違います。工学的にも、強度を上げるためなら、ユニゾン毎にあけるような
ことはしません。

というのは、金属フレームに上下方向に穴をあけるのは簡単
ですが、前後方向にあけるためには、2軸のボール盤と
フライス盤が必要なので、あんな手の込んだことをしません。
それなら、単にカポからピン板方向にブリッジを多数渡せば
すむことです。

考えてみてください。通常のカポは、左右の縦方向の間には
ほかに支持がありません。ですから、カポのベアリングから
次高音、高音の部分の音が当然まじります。

しかし、あのように穴をあけておけば、カポの振動は音程
ごとカポとピン板を覆う部分に区切られ独立することになります。
どどんぱさんは失礼ですが、なぜベヒのアグラフからスタイン
ウェイのカポになったのか、その工学的必然を理解していない。
加工の難易度に関するセンスも欠けています。

いいですか、ベヒはアグラフです。しかし、アグラフはその支持部を
丈夫にするために、どうしても出っ張ります。そうすると、下から
打弦するハンマーのスペースが不足し、小さなハンマーで打弦位置も
理想的でなくなります。

このため、ベヒのグランドは非常に扁平な四角形のアグラフもどき
になっています。不足する音量は高いケース剛性による伝導と
弦の張力をあげて重い弦を使うことで対策しましたが、スタイン
に敗北し、追従者の地位に落ちました。ある意味ヤマハ以下です。

カポのシステムはベアリングの振動を左右のフレームに伝え、
それが近くの弦にも伝わって倍音や4度、5度上の成分
を稼ぐことにあります。

もうひとつ、ベアリングを上から支持するので、アグラフのようにハンマースペースにフレームが出っ張ることが無い。このため、大きなハンマーとより理想に近い打弦位置を選ぶことができる。この部分理解されているでしょうか。

しかし、カポの音は汚いとも言えます。そこで、ベーゼンは
ベアリングの高さ、そしてカポとフレームとの結合をネジとして
カポからフレームに伝わる音を加減しているわけです。

でシュタイングレーバーは、カポに穴をあけ、各音ごとにピン板の
おおいと結合することで、各音のカポ経由の結合度をさげつつ、
各音の倍音成分をピン板経由でケースに逃がしているのです。

つまり、技術的に、そして歴史的にこうなる必然があってそうなって
いるということです。もう少しあなたの写真のフレームの金属の
つながりを良くみてください。あなたが言うためであれば、わざ
わざ横に穴はあけませんよ。

基本的に、フレームは鋳物です。つまり、モナカです。ですから
左右方向に穴をあけるのは工学的にはつかしいことで、
それを20世紀初頭からやっているのはそれなりに理由がある。
金属のつながりと流れから応力を感じとれますか?

あっさりアグラフをやめて品質の低下したベヒとこのメーカーは根性
が違うのでしょう。工学的な反論を待ちます。そもそも、どどんぱ
さんは、アグラフの働きをどう考えているのですか、私にあなた
なりのアグラフの働きを説明してくれませんか。私はもう書きましたが。

[996] ドドンパ 2008/10/20 20:52

>995
窓の梅さんのおっしゃることがやっと理解出来ました。
工学バカな私におつきあいくださってありがとう。大変勉強になりました。
ただ「アグラフ」と書くならアグラフという部品のことを指します。
方式(システム全体)の話をするなら方式という言葉を省略しないでいただけますか。
それで誤解が生まれたのです。日本語って難しいね。

>追従者の地位に落ちました。ある意味ヤマハ以下です。

私もこの意見に賛成です。オーラだけではブロードウッドと同じ末路じゃないかと危惧します。

聞いた話、鋳物って5mm以下だと湯が流れにくいそうです。
なので「多数ブリッジを渡す」だけの幅(間隔)がとれないと思います。
やったら鍵盤の後ろが異常に広がってしまうし、
500万円を軽く超えるピアノなんですから、
私だったら塊に穴を開ける方法をとるでしょうね難易度が高いとしても。四角く開けるより丸穴の方が難易度は低いですね。
だから、丸穴をずらっと開けたのは必然だと思います。
一度だけ実物見てますが、すごい技使ってるな。と感心しましたよ。

別の質問ですが、よろしかったら教えてください。
スタインウェイD型のフレームのことで、
中音セクションをナナメにまたいでボルトオンしている骨がありますね。
あれはどういった意味があるのでしょうか。
ヤマハはフレーム一体になってますね。
一体でなくてあえてボルトオンにする理由はなんでしょうか?

で、ここは、どこに移るのですか?

[997] 窓の梅 2008/10/20 23:10

>中音セクションをナナメにまたいでボルトオンしている骨がありますね。
>あれはどういった意味があるのでしょうか。

これには、まずレジストリーという概念を理解する必要があります。ピアノで言えば、低音、中音、次高音、高音と4つにわかれていますね。当然ハープシコードなどにはこの境目がありません。ハープシコードや初期のピアノフォルテは鉄骨が無かったので、レジストリーという概念がなかった。

その後鉄骨が登場しますが、縦に通すフレームの数はメーカーによってさまざまでした。単なる端が四角(途中に柱がない)ものから多数なものまでありましたが、どうやら4つに分けると音がきれいということなんでしょう。

物理的にいうと、だいたいひとつのレジストリーは1オクターブ半になります。この範囲は2倍音、4度、5度の成分が主で、レジストリー中の音がまじってもあまり不愉快では無いと考えたのでしょう。いわゆる非交差弦ではだいたい4つのレジストリーに割って、それぞれのレジストリーの音が鉄骨フレームを介して隣のレジストリーに伝達しない方が澄んだ音になる、という経験則ということです。

そうするとS&Sの交差弦はなんだ、ということになります。音がにごるのは低音側の倍音が高音側に干渉するわけで、最低音のレジストリーはそれより高い音の共鳴(コピー)を作り、それが時間差をもって響くことで音の広がりをつくるため、許容されているわけです。

ちょっと実験してみてください。まず最低音から7音くらいを音が出ないくらいゆっくり押し、そこでソステヌートペダルをふんだままにします。今は音が出てないですね。そこで真中でネコふんじゃったでも弾いてください。かなり長く響くと思います。非交差弦の効果はこれで、あまり汚くない。だからこそ、交差がゆるされている。

その後鉄骨が主流になるのですが、このレジストリーを守るために、ピアノの長軸報告には長くフレームを通すが、左右方向にはあまり強力なフレームをつなげない、というのが暗黙の了解になってきます。ベヒなどにはトラスのものもありますが、ひとつは弦圧が高いせい、ひとつはアグラフで倍音が少ないのを補う意味があったのだと思います。

いや、スタインウェイではダンパー前に左右に鉄骨があるではないか、とおっしゃるでしょうが、あくまでもあれはピン板周りの剛性をたもつためのフレームであって、左右の音がもっとも響く、中央を左右にまがないのでよろしい、という考えらしいのです。

ようするに、弦の中央付近を左右にフレームを鉄骨で結ぶのは力学的には良くても音響的にはきたない、という考えが漠然とあるのですね。ですから、左右につなぐときも、低音中音の部分と、次高音と高音のフレームを若干ずらずことが多いのはその理由です。

スタインウェイの鉄骨フレームが意外と華奢なのは、このレジストリー同志をまぜない、という考えがベースにあるのだとおもいますよ。どうしても左右のフレームをつなぐときは、左右を直線にしない、斜めにする、フレームの中間とピン板付近を結ぶ、など、一応レジストリーをまたぎ難いようにしているようです。

ただし、次高音と高音はまたいでも音が汚くなることと、響が複雑で倍音が増えることのメリットが半ばするのですが、どうやら中音と次高音をまたぐと、かなり汚くなる、という漠然としたコンセンサスがあるようです。

そこでスタインウェイをみると、なぜか中音をまたぐところが、斜めです、しかもネジ止めです。ネジ止めはある程度の応力をうけるが、微小変異に対する遊びは逃がすという意味だと思います。

ヤマハもCFを見ていただくと、

http://www.yamaha.co.jp/product/pi/grand_piano/index.html

低音と次高音の間には連絡がなく、中音域の真中に、弱弱しい縦のフレームがありますね。良く見ると、このフレームは前はピン板を全幅つながっていません。後ろはベルではなく、ちょっと前のフレームと結合していますね。

これもスタインウェイの同じ部分と同様で、低音と次高音を左右に厳重に結ぶのはまずいらしい、という構造の表れです。

と書いて、この原則を破っている著名ピアノもあります。FaZioliですが、開発過程でこの低音と次高音の間の柱は何度か設計変更されたようです。理由のひとつは、先行するS&S、ヤマハ、カワイ、ベーゼンなどと形を変えなければオリジナリティーを問われるからだと思いますが、次第に左右を結ぶフレームは斜めになって、ほぼ、スタインウェイと逆向きになっています。

私は昔は鉄骨フレームは力学的な面で作られていると思っていました。しかし、見れば見るほど力学的じゃないんですよね。そこで調べてあたったのがレジストリーという区画の意味です。この概念を理解すると、いろいろな謎がたくさんとけると思います。過去この禁を破ったため記録から抹殺されたできそこないピアノが多数あります。

[998] なぎママ 2008/10/21 15:53

こんにちは。

私のボストンからC3への買い替えの書き込み以降思いも寄らずこの場が白熱しまして、お世話にもなり、ご迷惑をもおかけしましたことお詫び申し上げます。

紹介していただいた調律の方に来ていただきました。
ここで書かせてもらった数々の疑問を楽器を前にわかりやすく丁寧に説明していただき、楽器への不満や疑問が一気に解決してすっきり致しました。

鉛調整に関しても教えていただきました。
C3に鉛を乗せて計ってくれましたが、大体50〜60ちょっとぐらい(大きくて7グラムの差)の間で収まってる感じのようです。うちのC3はまだバラツキがまだマシないようです。

でもそれが普通(国産もの?)に出されてます。今は機械化されてますからというお話でした。窓の梅さんもおしゃってたことですね。

鍵盤をごっそり抜いてひっくり返したものを見せてもらいました。

斜めに何本か線が入ってるでしょ?ここに鉛をいれてあるという印ですけど、一本一本鍵盤の重さも違うのだから、重さも量らないで位置だけ決めて鉛入れたって重さ調整にはなりませんよ〜だから調整されてないものが普通なんですと・・・・

簡単に機械化って言われてもピンとこなかったのですが、こういう説明を受けると納得ですね。

最近C3は量産品だから手を抜いて荒いものが多いとかいうような書き込みがあったと思うのですが、それについても聞いてみました。
C3だからというようなことはありませんという意見でした。
作ってる人にもよるかもしれないですねと。
熱心に丹精こめて作ってるひともいれば、おもちゃを作ってる?単に労働として作業してる人もいるとか・・

ただ昔よりかなり作りが荒くなってきたとはおっしゃってました。

また、今のC3で新しいピアノだからならなくて(こもった感じの音、ぼやけた感じの音色)疲れるんだな〜と思いながら子供と私で弾いてましたが、そこにも原因があったようです。

ハンマーが弦に対して左側に全部寄ってしまってますとのことでした。見せてもらいましたがハンマーについた弦の叩いた後もハンマーの中心から全てズレてました。

あとハンマーのフエルト?の部分の毛羽立ちがあるから全部取り除いて下さいました。

ここで「え?毛羽立ちって新しいピアノだから当たり前じゃないんですか?」とついつい質問してしまいました。

スタインウェイなんかは、毛羽立ちもひとつひとつとって出荷するのが当たり前ですと言われました。知らなかった・・・

で、作業をしてもらったら音が見違えるように際立ちました!!
でもこれぐらいで十分なのにこれ以上なるのかなという不安も無きにしも非ずですが。。

ということで、本当に良い調律の方に出会えたようです!
ここで皆さんにたくさん教えていただきまして改めてお礼申し上げます。

[1000] Pianohaus 2008/10/21 18:22

つい先日14〜15年前のヤマハC3Eの調律に行ったとき、中音部が軽く、低音部が重く感じたので分銅で測ってみたところ、最も軽かったのはやはり中音部で44Eの白鍵のダウンウェイトがなんと41gで、最も重かったのは低音部の黒鍵で60gの分銅を載せても下がらないキーが何鍵もありました
このピアノは特に差がひどかったのですが、調律後にそのことを告げて、もし良かったら鍵盤の鉛調整をできますがどうしましょうか?、と聞いたのですが気にならないので良いです、とのことでした。
整調はすでにできているので丸1日あれば5万円で出来ますと言ったのですが、その料金がネックだったのかもしれません。

[1001] なぎママ 2008/10/21 20:09

>pianohausさん、

鉛調整のことも言われましたが、気にならないならしなくてもいいですよと言われました。

その前に、お金をかければいくらでもできますというようなことを言われたので、いったいどれくらい料金かかるんだろうかと恐ろしくて聞けませんでした。

でも以前持ってたボストンぐらいのタッチのバラつきがあるなら5万ならお願いすると思います。楽器買い換えに比べたら安い!

でも今のC3のバラつきぐらいなら、ちょっと考えます(笑)
でも曲の追い込みになる時期になるとタッチにこだわるので調整したいと思うかもしれないです。

[1002] 窓の梅 2008/10/22 10:18

>pianohausさん、

おひさしぶりです。以前書いたアリコートの次高音、高音のきしみ
ですが、先日ちょっとカボのベアリングの弦と接するところに
微量の油を着けてみたところ、消えました。

もうひとつ、毎日エアコンをつけてピアノを引き出すといつも
調子はずれの弦が2,3本あるのですが、エアコンが効いて
少し弾き込むと音があってくるんですね。

そこでその音のアグラフにこれまた微量の油を落としたところ
朝一番からいい感じです。

印象としては、弦やケースが気温や湿度で微妙に伸び縮みする
ときに、調律師のいうところのベアリングの渋滞ですかね、
そんな状態がおき、それが弾いているうちに振動で合ってくる
時に効くのではないかと思っています。

もちろん油をチューニングピンに間違って落とすとそのピアノは
終わりですし、ハンマーにつくと膨らんで終わりですから、特に
カポの部分は人には勧めがたいと思いました。

もうこのスレも終わりだと思いますので、書いておきます。

[1003] グレーバーユーザー 2008/10/22 20:00

グレーバーの穴あきフレームは、ベアリング部を圧倒的に剛性を高めかつ質量を
持たせることで、弦の振動をスピーキングレングスに跳ね返す。のが眼目です。
グレーバーの分厚い塊は鳴りません。板状にすることでフレーム自体を鳴らすカポダストロバー。
各音ごと独立した突起に弦を乗せることで振動をいなしフレームに伝えない、フレームの鳴りを遠ざけるアグラフ。
独自で全く異なる思想からできていて、そのどれもが相容れない方法です。
良いとこ取りという発言には異を唱えます。

[1004] 窓の梅 2008/10/22 20:04

そうそう、ヤマハの鍵盤錘調整については、歌枕さんのところの
ブログに興味深い写真が出ています。

http://blogs.yahoo.co.jp/kinichiaraki/28791785.html

で、補正用の錘をつけたところが、写真にでていますが、明らかに
スプルースの色の濃いさと、補正用のおもりの分布が一致しているのが
わかると思います。

ようするに、ヤマハはスプルースの木目が一定と仮定して計算式
をたて、線を引いて錘を入れているのですが、木取りが悪く、
鍵盤にムラのある個体ができるのでしょう。

このブログではヤマハに関してもう一台

http://blogs.yahoo.co.jp/kinichiaraki/30250263.html

記事があるのですが、どちらもスプルースの色むらが激しい。

このブログをみたあと、さっそく自分のピアノをはぐってみたところ
ほとんど真っ白でした。

おそらく、ある時期に品質のムラのあるスプルースを鍵盤につかって
いたのでしょう。

[1005] 窓の梅 2008/10/23 01:10

>独自で全く異なる思想からできていて、そのどれもが相容れない方法です。
>弦の振動をスピーキングレングスに跳ね返す。のが眼目です。
グレーバーの分厚い塊は鳴りません。

宗教的に信じておられるのかもしれませんが、金属がつながっている
限り、100%鳴らないとか跳ね返すとか、絶対工学的には
ありえません。いわしの頭のようなものです。

ベヒでも振動すべては響板を介し、フレームを介するものはないと
おっしゃる人もありますが、程度がスタインウェイより軽いという
だけで、すべてを隔絶することはできませんよ。

よく考えてください。シュタイングレーバーはバックストリングには
アリコートがあるんですよ。後ろは支柱(インナーリム)に響板が
乗っていて、その上にダボとボルトで金属フレームがのっています。

フォア側は金属フレームはピン板に密着(ベンガラで密着度を
調べてけずっています)しています。フレームはボルトでピン板に
固定されていますから、フレームの振動がピン板やケースと
100%隔絶することはありません。

すべてが結合度が大きいか少ないかの問題です。パラメーターの問題
です。シュタイングレーバーは響板のサイズに工夫がありますが、
高音の音量を稼ぐために工夫しているわけです。次高音、高音の
弦の番手はベビーグランドからフルコンまで1、2番手の違いしか
ありません。つまり、高音はピアノが大きくなるほど不利になる。
フレームからの音を利用しないと圧倒的に高音が不足する。それを
どのようにコントロールするか、であって、ゼロか100かという
話は絶対にありえませんよ。

[1006] 窓の梅 2008/10/23 01:36

要するに

金属フレームからは、それぞれのユニゾン間でどの程度結合しているか、
また近くの弦とどの程度結合しているのか、またどの程度倍音成分を
発生するか、それがアリコートで特定の成分が強調されるのか、倍音
全体を強調するか、特定の周波数で特定のアドミッタンス値をとる
響板に対し、弦圧を高めにとる(結合を大きくする、低インピーダンス
で結合する)のか、弱めにとる(結合を小さくし、高インピーダンスで
結合するか)などなどですね。

次に金属フレームからケースには、インナーケースでの結合度、
フレームボルトからの結合、ピン板からの結合。それを堅い木
で受けるか、やわらかい木で受けるか、木がどの程度の距離と
堅さをもってケースと結合しているか、です。

その公式に当てはめれば、S&Sは基本的にアリコートで特定の倍音を
強調している。次高音、高音でのカポは弦同志の結合とユニゾン同志
の結合度が近い。フレームから金属ベルや堅い支柱、ケースを通じて
短い経路でケースから音が放射される。木が堅く、特にサウンドベルと
いう近道があるので、木のローパスフィルターの特性が弱くかなり
高音と少なからず雑音を放射するが、遠鳴りがする。

ベヒはアグラフなのでユニゾン同志の結合が強いが、弦同志の結合は
弱い。フレームはかなり剛性が高く、その振動はダボ、フレームボルト
ピン板を介し、その後非常に堅い木と剛性を通じてある程度距離を
経由させたあとにケースからも放射されので、スタインウェイよりも
ローパスの効果が強いので、フレームの金属雑音がかなりフィルター
されている。

といった具合です。宗教よりは方程式の方が近いと思いますよ。

[1007] ころな 2008/10/23 20:48


そろそろこのスレッドも終わりを迎えようとしているようですが、
あまりにも勿体無いスレッドだと思います。

元コラさんが退いた後、
どなたも新スレッドを立てないようですので、
とりあえず新スレッドを立てます。

元コラさんのような責任のある管理はできませんし、するつもりはございません。
また、マナー違反と思われる発言など見かけても私は管理人としての発言はいたしません。
(基本的に放置いたします。)

それでご承知いただけるようでしたら、
どうぞ引き続き、ピアノの話題で楽しみましょう。
(「ザ掲示板」そのものがいつまで継続されるのか未知ではありますが。)

新スレッド
楽器ピアノを語るNew5

[1008] チャオンピ 2008/10/23 21:21

約100円/ドル。約125円/ユーロです。
久しぶり海外旅行の好機。欧米製高額ピアノの買い時ですね。

ボーナス減りそうだけど。

[1009] 元コラ 2008/10/24 00:13

ころなさんの、宣言が有りましたので、ココは近々閉鎖いたします。

長い間、ありがとうございました。

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