議論 10
原子力発電所は危険である。チェルノブイリの再来が
予想されるから被爆国日本は開発すべきでない。
<反論>
チェルノブイリの事故とは不慣れな職員が夜中に実験を行った結果起きたものであり、現在の原子力管理とは異なる特殊状況下で起きた事故である。具体的にチェルノブイリ事故の概要を説明しよう。
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(1)原子炉が停止して電源が停止した際に非常電源に切り替えるまでの短い時間炉心の蒸気タービンの余力で最小の発電を行おうとする実験を行った。そのため作業員は出力を下げて運転を行った。
(2)ところが鉛炉特有の現象であるキセノンオーバーライドが起こり、これによって出力が低下し、作業員は制御棒を思いっきりはずし非常用安全装置まで解除した。これらの結果熱出力が急上昇して暴走して事故が起きた。
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�わが国のキセノンオーバーライドは軽水炉ではきわめて起こりにくい。わずかにキセノンが発生することもまれにあるが、仮にそのような現象で熱出力が増加したとしてもドップラー効果がおき、減速材にの共鳴断面積が変化し、自己制御性が働いたり、安全性が確保される仕組みになっている。
�安全装置解除などそもそも違法行為で禁じられている。
チェルノブイリ及びスリーマイルをみて育ってきた技術者が
安全装置解除など到底考えられない。東芝社では、
そのような過酷な事故に対するマニュアルもちゃんと作っており
実際日本でこういった事故が起きないシステムまでしっかりしている
�ベースアップ目的の発電として日本で開発されてきた
原子力発電所では出力をなるべく一定のもとで運転しようと
規律が存在し、こういった特殊状況は現状の原発管理とは
まったくもってかけはなれたものであり、旧ソ連の乏しい技術と
比較して事故を否定するのは愚かである。